新ブログ「べっぷ移住物語」

東北 福島県

土湯より活気のある奥土湯 川上温泉

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軽く岳温泉のお湯を堪能したところで、今夜の目的地土湯温泉へ出発!大湯温泉は、岳温泉から国道459号線(ミドルライン)を北に約8キロ。

国道459号線で本日の最終目的地・土湯温泉へ向かう

何もない山道を走っていると、突如として川沿いに温泉街が現れます。

土湯温泉はかなり大規模な温泉地だった

おー!これはかなりの規模の温泉街。ここならば、さすがに一軒ぐらいは空室が見つかるに違いありません。居酒屋とかの飲食店もありそうだし。温泉街の中心を流れる川に架かる橋のたもとに観光案内がありましたが、とりあえず温泉街をバイクで一周してみることに。

土湯の温泉街をバイクで一周してみることに

しかし温泉街に入ると、遠目から見えていた大きなホテルなどは実際は片っ端潰れていて、川沿いの景観は軽くゴーストタウンの様相を呈しています。そのうちの数軒は、現在新しい建物に建て替え中のようでしたが、川沿いの一番条件の良さそうなとこに限って潰れていて、奥まった場所にあるこじんまりした宿の方が繁盛しているように見えました。

温泉街には数カ所足湯があって、夕刻にも関わらずそちらはかなりの大盛況だったので、お客さんは来てはいるんだなー、と思いました。しかし、意外と温泉街に飲食店などは少なく、観光案内の近くに一軒だけつけ麺屋があった以外は、特に記憶に残っている店はありません。足湯いくつも作ったって、散策する場所も無いんじゃねぇ?

私が伺った時は、ちょうど川沿いの遊歩道を整備している途中のようだったので、これが完成すればもっと温泉街も活性化するんではないでしょうか。

土湯ってあんまり流行っていないのかな?でも、だったらすぐに空室も見つかるから好都合かも、と期待も抱きつつ、先ほどの観光案内にて本日空室のあるお宿を探して頂いたところ、予想外本日はどこの宿も一杯らしい。しかし、ついさっき偶然一軒だけキャンセルが出た宿があるとのこと。

土湯の温泉街を抜けた山沿いにある、奥土湯と呼ばれる場所にある、川上温泉という宿で、奥土湯の中でも最も外れにある老舗旅館です。一泊12,750円也。連休中に食事も付いてこの値段なら文句はありません。今日の宿は川上温泉に決め、観光案内の人に道順を聞いて宿へ向かいます。

土湯のちょっと寂れた雰囲気からは想像できない奥土湯の高級旅館街にビックリ

温泉街を抜け山道に入ると、意外なことに先ほどの若干元気の無い土湯の温泉街からは想像もつかないような”超”高級そうな宿が、山道のあちこちに点在していました。うわっ、奥土湯侮ってたけど、なんかすごくいい雰囲気!

川上温泉は、奥土湯の中でも最も外れに位置する宿だそうで、観光案内の人は宿の先は行き止まりとおっしゃっていたので、どんどんどんどん進むと・・・

奥土湯は超高級そうな宿が山道に点在する
川上温泉は道の突き当りらしいので、どんどん進みます

前方に高く吹き上がる蒸気の柱が!おおっ!あれか?

前方に高く吹き上がる湯けむりが!

と思ったら、なんと路面はダートに。んー?さすがにこれは何か違うみたい・・・

と思ったら、道がダートに。何か違うっぽい

煙柱は共同源泉か何かのようで、川を挟んだ対岸の山肌からパイプが引かれていました。

奥土湯の一番外れ、川上温泉はまさに秘湯の湯宿

どうも宿の建物を通り過ぎたみたいなので、少し引き返すことに。

すると、ありました!これが川上温泉です。朝日旅行社が主催する日本秘湯を守る会会員の宿。

川上温泉の玄関

なんだよ、全然突き当りじゃねーじゃん!(#・∀・)

混浴タイムの無い川上温泉のお風呂は、時間によって入れる性別が異なる

玄関で声をかけると、恰幅のいい年配の女性が出てきて、お部屋に案内されるのかと思ったら、その前にまずはロビーにてお風呂の入り方の説明。

川上温泉には内湯×2、露天×1がありますが、それぞれ完全に男女別浴で、一日一回夜の10時に男女が入れ替えになるそう。その代わりに、露天風呂に入れない方の性別の方は、内湯の大浴場の方に入れます。北関東の方だと、ここみたいな秘湯の温泉は深夜は混浴になったりするのですが、川上温泉は一切そういうのはありません。混浴が無い代わりに、無料で好きな時に入れる家族風呂が二つ用意されています。

土湯温泉は、鳴子・遠刈田と並ぶこけしの産地

お風呂の説明が済むと、お部屋へ。館内の廊下には、鳴子や遠刈田と並び日本三大こけしの一つに数えられる土湯こけしが大量に展示されていました。

玄関脇の通路には、大量のこけしが展示されていた

館内は増改築を繰り返したのか、迷路のように複雑な造りになっていて、私達が今回泊まる芙蓉の間からお風呂場へは、玄関を挟んで反対側の建物まで行かないといけないため、若干不便ではあります。

川上温泉の館内はまるで迷路のよう

お部屋はこんな感じ。調度品は凡て、宿の歴史を感じる渋い物ばかりです。

川上温泉芙蓉の間その2
川上温泉・芙蓉の間

建物の傍らにはせせらぎが流れ、渓流の音が心地の良く聞こえてきます。しかし残念ながら、川は宿の建物の道路を挟んだ反対側のにあるので、お部屋からは玄関先の駐車場しか見えません。車道沿いで二階建ての川上温泉の建物では、どの客室からも多分道路か駐車場しか見えないと思います。

客室の窓からの景色はイマイチかも?

川上温泉は山の中にあるため、携帯の電波は天下のdocomoでもほとんど入りません。宿の共用スペースには、アンテナ?ルーター?docomoロゴが入った機器が置かれていたのですが、この近くに来たからといって電波が良くなるわけでもWi-Fiに繋げるわけでもないようなんですが、これって一体何??

docomoのマークが入ったこんな機械が置いてあるんだけど、川上温泉の館内はほとんどdocomoは圏外でした

プールみたいに大きな内湯『万人風呂』

早速お風呂へ。今日の露天風呂は、日中は男湯となっていました。

女湯は内湯の大浴場、その名も万人(まんにん)風呂!ばんにんじゃなくて、まんにんです。千人風呂はよくありますが、万人風呂とはこれまたデカく出たな…Σ(´∀`;)

内湯は万人(まんにん)風呂とあすなろ風呂

露天風呂に行くツレとバイバイして、早速万人風呂へ。

プールのように広い万人風呂

蒸気が充満して上手くうつりませんでしたが、当然万人は無理としても、川上温泉みたいな規模の宿にしては相当に広いです。湯船は15メートルプールぐらいの大きさで、深さも1メートルぐらいとちょうど大人用のプールみたいな感じ。湯船の3分の1ぐらいが、小さなのお子さんも溺れない深さまで底上げされています。なんと、浴室の片隅には浮き輪も準備されていて、まさに天然温泉かけ流しのプール!

川上温泉のお湯はかなり熱い!!

しかし一つ問題なのは、ここのお湯は長湯するにはちょっと熱すぎるんですねぇ。源泉の湧出時の温度は57.2℃~93℃で、この広さの湯船に溜めたうえに傍らからホースでガンガン注水しても、この時は結構熱めの45℃ぐらいだったと記憶しています。

浮き輪で遊ぶ間もなく、五分かそこらで逆上せてお風呂から上がってしまいました。

ちなみに、家族風呂の方は湯船が小さいので、水を出しっぱなしにするとぬるくなり過ぎてしまうのか、上がる際には水を止めるように注意書きがされていたのですが、そうすると次に時間を開けて入る時に、いくら水を入れてもなかなか入れる温度に達しないという… 水道の蛇口全開にしても、ちょうどいい湯温になるまで20分ぐらいはかかるんじゃないでしょうか?

川上温泉の家族風呂は熱すぎ!埋めても埋めても適温には程遠く、入るのは断念

なんかもうちょっと、予め湯温の加減は宿の方では出来んもんかな〜(^_^;)

お風呂から上がってのんびりしてるうちに、夕食の時間です。夕食は広間にて。

川上温泉の夕飯

川上温泉名物・半天嵓窟(がんくつ)風呂

そして、夜10時を過ぎ、念願の男女入れ替えの時間!

川上温泉は、夜十時で全てのお風呂が男女入れ替え

じゃ〜ん!こちらが露天風呂でございます。

これが半天嵓窟風呂だっ☆

日中曇っていた空は、日が暮れてから急激に天候が崩れて土砂降りとなりましたが、半天嵓窟風呂の読んで字の如く、川上温泉の露天風呂は半分が洞窟の中にあり、外に出ている部分も屋根付きの半露天なので、雨が降っても雨に濡れたり湯船の湯温が下がる心配無し。

半天嵓窟風呂は、半分が洞窟風呂になっている
表に出ている部分は屋根付き

半天嵓窟風呂も他の内湯同様高温のため加水もされていますが、大気にさらされている分冷めるのも早いのか、全てのお風呂の中で一番入りやすい温度になっていました。

暗闇の中、幻想的にライトアップされた洞窟は神秘的なムードに包まれていました。晴れていればきっと、満点の星空が望めるのではないでしょうか。

しかし、何で混浴じゃないんだろうなぁ?むしろ男女別にしてる意味が分からないぐらい。露天風呂には夜と早朝の二回入りましたが、他の人とは誰とも会いませんでした。

早朝の嵓窟風呂。山の緑に囲まれた露天風呂の景観も、夜に入るのとは違う爽やかさでありました。

早朝の半天嵓窟風呂
半天嵓窟風呂2

被災者の方の為に、一時的に日帰り客を受け付けている

ちなみに、土湯温泉には南相馬から被災してきた人達が仮住まいをされている一画があるとか?仮設住宅なのか、旅館で部屋を提供しているのかはわかりませんが、そこの人達が川上温泉にもお風呂に入りに来るらしく、本来川上温泉は日帰り温泉はやっていなかったそうなのですが、被災地の人たちに提供するため、現在は一時的に日帰り温泉としても開放しているとのことでした。


川上温泉は、玄関先でコーヒーと麦茶の無料サービスがあります。

フロント脇のコーヒーサーバーから、好きなだけおかわり自由の太っ腹
麦茶もあるよ!

朝食を済ませ、フロント脇の談話室で無料のコーヒーをすすりながら、食後の一服。

フロント脇の談話室

談話室にも、壁の吊戸棚にぎっしりとこけしが飾られていました。

談話室にもこけしが大量に飾られていた

川上温泉の玄関周辺にたくさん展示されている謎の標本の正体とは・・・?

そして、チェックインした時から気になっていたこれ。

瓶に入った標本があちこちに展示されている

これはなんと、冬虫夏草の標本!!こういう小瓶に入った標本が、談話室の他廊下などにたくさん展示されていて、「気持ち悪〜!」とか言いつつもついつい見入ってしまいます。

冬虫夏草の標本
冬虫夏草の標本その2

標本の他に、緻密なスケッチ画も。作者名として宇梶清一とありますが、この方と川上温泉にどんな関係があるかとかは聞かなかったので不明。

宇梶清一さんによるツクツクボウシタケのスケッチ

しかしツクツクボウシタケって・・・またニッチな市場を開拓した菌類だこと(^_^;)

川上温泉と幕川温泉の水戸屋旅館は遠い親戚らしい

朝食を済ませて、しばらくのんびりした後出発。

先に書くのを忘れていましたが、今回はツレのバイクの電気系統の調子が悪く、出発前セルモーターから煙が吹いたとか?で、今回は整備が間に合わずセルに繋いでいるケーブルを取っ払って来たため、エンジンは毎回キックでかけてるんですが、これがかからないの何の・・・

私がフロントでお会計を済ませている間、ツレは先に表でガシガシキックしていたようですが、チェックアウトを済ませて私が表に出ると、ようやくエンジンをかけるのに成功したツレは宿の人がお見送りの準備をして表に立っているにも関わらず、フロント脇の談話室にタバコを吸いに行ってしまいました。

出発の朝の川上温泉

昨夜チェックインした時には気付きませんでしたが、宿には子供が何人かいて、ツレがタバコを吸っている間に、イガグリ頭の小学校中学年ぐらいの男の子がツレのバイクのそばに来て、モジモジしながらバイクを眺めていました。

お見送りに出てきた宿の方に、子供たちがここから小学校に通っているのかと尋ねると、彼らは普段は土湯の麓の温泉街にいて、週末になると親と一緒に川上温泉に遊びに来るんだそうな。

ようやくツレが出てきて、さて出発!「今日はどちらへ?」と聞かれたので、「とりあえず幕川温泉に行って、そこから先はまだ考えていません」と言うと、「幕川にある水戸屋という温泉旅館は、川上温泉の遠い親戚なんですよ」とのこと。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

幕川温泉の水戸屋旅館って、何年か前にいったことあるよ〜?マジか。

川上温泉を後に

・・・つづく

奥土湯温泉川上温泉 へのアクセス

住所:福島市土湯温泉町字川上7

Tel:024-595-2136

URL:http://oko.jp/

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