新ブログ「べっぷ移住物語」

京都府

1万円以下で山盛りカニ!夕日ヶ浦温泉「別館浜乃家」は露天風呂も最高

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2016年のゴールデンウィーク2日目、兵庫県の湯村温泉のステーキショップで昼食を食べた私たちは、日本海側の海沿いを通って城崎温泉に向かいました。しかし、休日の城崎温泉はものすごい人で、空いている駐車場も見つけられなかったため、城崎温泉で宿を探すことは諦めてさらに東に向かって進むことにしました。

温泉の少ない京都の日本海側で温泉の集中する「久美浜湾」周辺

目指すは、県境を超えた京都府の日本海側にある「夕日ヶ浦温泉」です。夕日ヶ浦温泉は北近畿タンゴ鉄道宮豊線「夕日ヶ浦温泉木津温泉駅」からは少し離れた海沿いにあり、駅名にあるもう一つの木津温泉とは、鉄道の沿線に数軒の宿があるだけの小さな温泉地のこと。私は今まで木津温泉も夕日ヶ浦温泉も名前すら聞いたことがなかったのですが、温泉がそれほど多くはない京都の日本海側の中で、久美浜湾と夕日ヶ浦温泉木津温泉の周囲にだけは、久美浜温泉や丹後神の湯温泉、蒲井温泉などの一軒宿や規模の小さな温泉地があちこちに点在しているようです。

楽天などにあった電話番号を見て何軒かに連絡をしてみるも、どこも満室。そりゃゴールデンウィークだしなぁ。というわけで、久美浜湾周辺の温泉地の中で一番規模の大きな夕日ヶ浦温泉に直接出向いて宿を探すことにしたのでした。

汽水湖久美浜湾「」

近畿版の地図を買いに立ち寄った豊岡市の市街地から国道178号線を東へ15分ほどで、通り沿いに沼が見えてきましたが、実はこれが久美浜湾。さらにあちこちに小天橋と書かれた看板も立っています。

小さな天橋立「小天橋」

ここから30キロほど先の丹後半島の東側の付け根には、京都の日本海側を代表する景勝地「天橋立」がありますが、小天橋とはおそらく天橋立に対して付けられた名前なのでしょう。ちなみに小天橋は”しょうてんきょう”と読みます。

久美浜湾は見ての通り湾というより沼のようになっている汽水の潟湖で、小天橋は久美浜湾と外海とを隔てている砂州のことです。後日写真で見ると小天橋は天橋立に比べるとずんぐりと太く、砂州の上には農地や民家なども普通にあって、海沿いはビーチになっているそうです。

それにしても、ゴジラ松井に対するリトル松井的な響きのネーミングは絶対本家に勝てなさそうで気の毒な限り。

久美浜湾周辺で最大の温泉地「夕日ヶ浦温泉」

夕日ヶ浦温泉への道中には1~2軒温泉らしき建物があったように思いますが、いずれも周囲に何もない場所にぽつんと建つ一軒宿で、この時もうすでに午後4時を過ぎていたため、食事が付かなかったことを考慮し、ここは規模の大きな夕日ヶ浦温泉に賭けて先に進むことにしました。

豊岡の市街地から約20分、農地と森林と民家しかなかった道の先に大きな建物が見えてきました。夕日ヶ浦温泉に到着したようです。

夕日ヶ浦温泉の大きなホテルが見えてきた

夕日ヶ浦温泉は想像以上に大きな温泉地で、温泉街には木造の漁師民宿のような小さな宿から大型リゾートホテルまで、様々なグレードの宿が立ち並んでいます。

様々なグレードの宿が立ち並ぶ夕日ヶ浦温泉

温泉街には民家もかなり多く、食料品店や食事が出来そうな店も何軒かあるので、もし夕食が間に合わなくてもここなら何とかなりそうです。

浜辺に車で降りられる

海岸沿いにも車で降りられるようです。

表通りから見ると素朴な民宿のように見えた建物も、浜辺から見ると意外と奥行きがあって、海沿いは新しく建て替えられている宿が大半です。

今まで名前も聞いたことなかった温泉地でしたが、こんなに流行ってそうな立派な温泉地が関西にあったとは。結構いろんなとこに行きましたが、知らないとこまだまだいっぱいあるんだろうなぁ……

海側から見た夕日ヶ浦温泉

しかしこんなに素敵な温泉地で、しかもゴールデンウィーク中飛び込みで私達の予算に合うような宿が果たして取れるのでしょうか。

夕日ヶ浦温泉の海沿いの中では最も庶民的「別館 浜乃家」

まずは、海沿いにある宿の中では庶民的な外観の「別館 浜乃家」に空室確認です。夕日ヶ浦温泉というからには、やはり夕日が見える露天風呂の宿がいい!という要望も叶えられそうな、露天風呂らしきの屋根も見えます。

海沿いの宿の中では小さな「別館浜乃家」

脇にある階段を登って玄関のある表に周ると、玄関は裏からは想像もつかないようなまるで民家のようなこじんまりとした店構えで驚いてしまいました。

海沿いからは想像もつかないほどこじんまりした店構え

玄関で声をかけると、和服姿の女将さんが出て来られ、空室を尋ねると何とラッキーな事に一部屋だけ空きがあるとのこと。夕飯もまだ間に合うそうで、二食付きで1人9800円。

ただし、空きがあるのがこの宿で唯一海が見えない部屋だそうな。せっかくの夕日が素晴らしい海沿いの宿で、海が見えない部屋とは……料金や夕食などその他の条件が全て希望通りだったためものすごく迷ったのですが、一旦ここは保留にし他の宿の値段も聞いてみることにしました。

夕日ヶ浦温泉にある宿の電話番号一覧が書かれた看板を見ながら何軒か問い合わせてみたところ、意外とどこも空室はあるものの料金が浜乃家よりはかなり高く、大型のホテルはだいたい15,000円から上が相場のようです。場所柄、冬はカニ夏は海水浴目当ての客が大半だと思われるため、ゴールデンウィークはどっちつかずで客が少ないのかもしれません。

結局すぐに浜乃家に電話をし、海の見えない部屋を押さえてもらうことにしました。

海の見えない部屋はこんな感じ。

浜乃家客室

窓の外には隣の宿の壁がすぐそこに迫っていて、身を乗り出すと建物の隙間から少しだけ海が見えました。綺麗な部屋なんですが、う~ん残念。

窓から身を乗り出すとギリギリ海が見える

部屋からの景色が無いので、日が沈む前にお風呂に入っておくことにしました。

夕方女湯だった方の露天風呂
小さい方の露天風呂

別館浜乃家のお風呂は男女別の内湯と露天風呂がそれぞれ一つずつ。上の写真はこの時女湯だった方の露天風呂で、もう一つの方は同じような作りですがこの湯船の2倍ぐらいの大きさがあります。

大きい方の露天風呂↓

大きい方の露天風呂

泉質はアルカリ性単純泉。詳しい分析表が見当たらなかったので詳細は不明ですが、多分循環塩素消毒はしていると思います。夕日ヶ浦温泉は個性的な温泉がガンガン湧くような温泉地ではないので、温泉は海水浴やカニなどにおまけとして付いてくるぐらいの感覚でいいでしょう。

露天風呂から、沈む夕日を望む。目隠しの塀が胸ぐらいの高さまであり、観葉植物なども植わっているので、湯船に浸かった状態だと期待したほど景色は見えませんでした。

内湯にも大きな窓があって開放感バツグン。眺望はむしろ内湯の方がいいかもしれません。

別館浜乃家内湯

確か夜に入れ替えになって、露天風呂は夜中は鍵が閉じられてしまいますが、内湯は24時間入れたと思います。

きれいな浜辺だけど、タールが漂着しているそうです…

お風呂上がりは裏の浜辺を散歩。風呂場のすぐそばに裏口があって、浜に直接出ることが出来ます。

浜から直接お風呂に行ける裏口

しかし客室にあった注意書きに、浜にタールが流れ着いているから?砂浜をうろつかないようにと書かれていたので、夕日を見るのは砂浜の前の車道から。しかしタールなんてどっから来るんでしょうね。最近大型船の座礁なんてあったっけ?

タールが漂着してるから浜には出ないで

この辺海水浴場なのに、夏場は大丈夫なのかと心配になります。夏は潮目が変わるのかな??

一番安いプランでもてんこ盛りのカニづくし!料理民宿浜乃家のすごい夕食

部屋に帰ってしばらくすると、夕食の時間です。食事は何と朝も夜も部屋出し。最近は有名な宿でも安いプランは広間食のところが増えましたが、律儀に昔ながらの旅館のサービスを続けておられる宿に泊まると、当たりを引いたような得した気分になってしまいます。

しかもコレ、一番安いプランなんですが通常ありえないものが机の上に並んでいるではありませんか。

か、カニじゃー!しかも山盛り!!

「カニなんて有難がって食うもんじゃない」という謎の持論があるツレですが、9,800円のプランでこのカニの量にはさすがに興奮を隠せない様子。しかもコレ、別に景色が悪い部屋だからサービスで付けてくれたとかそんなんじゃなくて、他のオーシャンビュールームでも内容は同じです。

さらに続々と運ばれてくるカニ料理の数々。これは海老天かと思ったら、何と松葉ガニの脚肉の天ぷら

カニ足の天ぷら

カニの釜飯。

カニの釜飯

とはいえ、やはり季節外れの松葉ガニのボイルは若干身が痩せていてスカスカした感じでしたが、普段はカニとか絶対に付かないプランでしか宿に泊まれない私にとっては、舞い上がってしまうような内容の夕食でした。

他にもちっさいお蕎麦に……

鯛と海老の鉄板焼きとか。

鯛の鉄板焼き

浜乃家はオプションの肉や酒も何でも激安!

1万円以下の宿ということで全く料理に期待していなかったツレは、オプションでサーロインステーキを注文していましたが、こんなに豪華な内容なら必要なかったかな。

オプションのサーロインステーキ1400円

で、またこのステーキもサシの入った上等な肉なのに1,400円と非常にお手頃。さらに飲み物も何でも驚くほど安くて、生中が何と550円と、チェーンの激安居酒屋顔負けの低価格で、酒飲みには嬉しい限り。何やこの宿、最高かよ!


朝食は質素に。と言っても甘エビのお刺身付きです。

浜乃家の朝食

チェックアウト前に、海の見えるお部屋の写真を撮らせて頂きました。海の見えない部屋でも充分すぎるほどの満足感でしたが、やはりオーシャンビュールームだったらもっと良かったな。

浜乃家のオーシャンビュールーム
浜乃家オーシャンビュールームからの景色

日中の露天風呂からの眺めも、夕方とは違った爽やかさです。

昼間の露天風呂からの景色

ちなみに、別館浜乃家は「別館」なので本館が海から離れた住宅街の中にあり、温泉も内湯だけのようなので別館のほうが景色もお風呂もいいように思います。本館見てないので多分ですが。

昨夜チェックイン時和服姿だった女将さんは、今朝はツイードのツーピースでピシっと決めておられ、まるで別人のようでした。大型ホテルでお見送りとお出迎えで女将の衣装も洋装にしたり和装にしたりっていうのは見たことがありましたが、浜乃家のような小さな宿でそれをやっているところは初めてです。

しかし、小さな宿ながら建物内は綺麗に改装されていて居心地がよく、料理もお風呂も素晴らしくて従業員の方々の接客も大変気持ちのいいもので、よそのもっと値段の高い大型ホテルとくらべても全く遜色のない宿だったと思います。

でも、次に来るなら海水浴シーズンかカニが美味しい冬場で、やっぱり海の見える部屋のほうがいいな〜

ではでは出発。今日はこれから丹後半島の先っちょにある伊根町の舟屋を見学に行きます。

夕日ヶ浦温泉を出発

・・・つづく

夕日ヶ浦温泉 料理旅館 浜乃屋

住所: 京都府京丹後市網野町浜詰765

Tel: 0772-74-1118

URL: http://www.ryokan-hamanoya.jp/

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