新ブログ「べっぷ移住物語」

佐賀県

まるでクリスタル!呼子のイカは一度は食べてみる価値あり

2015/10/03

現在 1 / 1 ページ目

2015年度も約3分の1以上が経過し、早くもゴールデンウィークの到来です。1月の四国ドライブ以来、三ヶ月ぶりとなる旅の目的地は九州地方。中でも今回は、2013年に初めて九州地方を訪れた時は通過してしまった、佐賀〜長崎を中心に周る予定です。

ところが、いつもいきあたりばったりな私は、出発の二週間ぐらい前にようやくフェリーの予約を取るためオーシャン東九フェリーのホームページを開き、その時初めて出発日の28日が下り便の休航日という事実を知ったのでした。

何とゴールデンウィーク前日オーシャン東九フェリーは休航!

船の定期点検みたいな日と被ってしまったようなのですが、普通連休の前日ぐらい別の日にずらしたりするよねぇ。船はそうは行かないもんなのでしょうか。「空席あるかな?」という心配はしていましたが、運休とは予想外の展開。

文句言っても動かないもんは動かないので、東京〜九州を結ぶもう一つのフェリーである、マルエーフェリーの鹿児島寄港便の日程を調べてみると、旅客船の東京航路は2014年に廃線になっていました。

フェリーが無理なら自走しかありませんが、さすがにバイク2ケツで九州まで行くのはキツ過ぎるので、今回はレンタカーを借りることにしました。しかも、うちの近所の馴染みのレンタカー屋で。

レンタカーなら現地で借りたほうが良さそうな気もしますが、そうすると借りた場所まで返しに戻らないといけないのが意外と時間のロスになるので、限られた連休を有意義に使うには地元で借りて行った方がいいんだと、ツレ談。

そんなもんかなぁ?どっちにしろ、私はペーパードライバーなので、運転するツレがそう言うならまぁそれが一番いいんでしょう。

今回の旅のお供は軽自動車のラパン

出発の日、日中は普段通りに仕事をして、帰宅してから準備を始めました。今回ツレが借りてきた車は軽自動車のラパンで、車中泊にはちょっと小さすぎますが、それでもバイクよりは荷物も沢山積めるし、風雨に曝されない分体力的にもかなり楽です。

準備とはいっても、極力荷物を持たないバイク旅が板についている私は、持ち物は着替え数枚とお風呂セット、モバイル機器の充電器ぐらいです。今回は万が一車中泊になった時のことも考えて、毛布とタオルケットも持って行くことにしました。

午後8時頃に家を出発。心配していた渋滞はほとんど無く、午後11時ごろには浜松に到着しました。

レンタカーで借りてきたラパン

さらに東名から新名神→東名阪を経て、山陽自動車道を西に向かってひた走ります。空が明るくなり始めた頃、ようやく山口県に入りました。岩国近くの山陽道下松(くだまつ)SAにて休憩。結局、全線に渡ってほぼ渋滞ゼロでしたが、未だに本州から出られていないとは、やっぱ九州って遠いんだな…。

下松SA

さらに走ること3時間ほどで、ようやく本州と九州を結ぶ関門橋に到着しました。

関門橋
まるで川みたいに狭い関門海峡

・・・って、えっ!こんだけ? さよなら本州の余韻にひたる間も無く、物の1〜2分で気がつけば対岸の九州に上陸していました。関門海峡ってこんなに狭いのか。川みたいだな。

神戸や横浜にどことなく似た福岡都市高速からの風景

福岡市に入りました。福岡都市高速は、地図上で見ると海にせり出しているので、てっきり西湘バイパスのようなオーシャンビューが望めるのかと思いきや、実際は高速の壁面や大きな建物に視界を遮られ、海が見えるのはところどころ。

首都高によく似た福岡都市高速

高架線が複雑に交錯し、周囲を倉庫街に囲まれた高速からの景色は、首都高湾岸線によく似ていました。

右手に見える東京タワーをずんぐりさせたような塔は、博多港のランドマークタワーである博多ポートタワー。

博多港に建つ博多ポートタワー

小高い山地がぐるりと取り囲むこじんまりとした平地に、密集するビル群。山の斜面にもマンションや住宅が無数に立ち並んでいる風景は、どことなく神戸や横浜の町並みを彷彿とさせます。

神戸や横浜に何となく似ている福岡市内

前方に、特徴的な形をした福岡タワーが見えてきました。

特徴的な外観の福岡タワー

福岡タワーの反対側には松林が広がっていて、その向こうは砂浜になっているようです。

都心に砂浜がある福岡市

地図上だと、ビルや護岸された海浜公園ぐらいしか無さそうな感じのする福岡市の湾岸エリアですが、こんな近代的な高層ビルのすぐ側に砂浜があったり松林があったりと、とても自然豊か。そのせいか、大都市でありながらどことなく長閑な空気が漂っているような感じがしました。

まるで宝石のように透き通った呼子のイカ活造り

本日は福岡市は通過し、お隣の佐賀県唐津市にある呼子という小さな港町を目指します。

呼子に何があるかと言いますと、以前ネットで偶然目にしたこんな感じの画像。

呼ぶこのイカ活造り

これが呼子の名物、イカの活造り。今回の旅の一番の目的は、このイカを食べることで、そのために東京から夜通し車を走らせて来たと言っても過言ではありません。

佐賀県というと、「何も無い」とか「一生行かないかもしれない県ナンバーワン」みたいな弄られ方をすることが多いですが、呼子のイカを食べずして一生を終えるなんて、一体何のために日本に生まれたのかというレベル。


福岡都市高速を佐賀方面に進むと、高速道路は途中からバイパスになり気が付けば一般道に降ろされていました。

福岡〜唐津を結ぶ国道202号線は、微妙に海から離れていて景色がイマイチなので、途中で海沿いを並走する旧道の方に逸れると、車窓に広がるのどかに澄んだ青い海。ここであのガラス細工のようなイカが捕れるんですね。

唐津街道旧道

高台から眼下に入江が見えてきました。もうすぐ呼子港に到着です。

もうすぐ呼子港に到着

呼子でイカといえば、港のそばの「河太郎」

呼子でイカが食べられる店というと、河太郎という海鮮料理屋が有名です。というか、ネットで調べると、ほぼ河太郎に関する記事しか上位には上がってこないため、事前に情報収集している段階で「ひょっとすると、呼子港の近くには河太郎ぐらいしか飲食店が無いのでは?」と、ものすごく閑散とした人の居ない漁港みたいな場所を想定していたのですが、実際来てみると港の周囲はイカ目当ての観光客で大変な賑わいです。

河太郎は漁港から最も近い場所にある店で、私達が呼子港に到着した時には、昼時ということもあって店の前の駐車場は満車。玄関先にも順番待ちの列が出来ていて、店の人に聞くと待ち時間は約二時間とのこと。

河太郎は二時間待ち

えぇ〜、そんなに待つのヤダな。

河太郎の隣にも何やら大きな建物が建っているので、こちらで食事にありつけないかと様子を見に行ってみると、何と日帰り温泉でした。順番待ちの間、ひとっ風呂浴びればちょうどいい時間になりそうですが、夜通し移動してきた疲れから、今お風呂に入ったらイカどころじゃなく本格的に眠気で動けなくなりそうな気もします。しかも呼子は温泉地ではないため、この日帰り温泉のお湯は人工のラジウム泉。せっかく九州まで来たからには、一発目は天然温泉に入りたいなぁ…

河太郎の隣は日帰り温泉「台場の湯」

あ、私も運転しないなりに、助手席で一応ずっと起きてましたよ!厳密には一時間ぐらいウトウトしちゃったけど、ほぼ徹夜です。いやホント。

当初、河太郎しかイカが食べられる店が無いんじゃないかと心配していた呼子港の周囲には、他にもイカの活造りを出す食堂は何軒かあり、さすがに河太郎は待ち時間のロスが大きすぎるので、今回は港に来る途中にあった別の食堂に行くことにしました。

あっちもこっちもイカだらけな呼子港

その前に、呼子港をちょっと散策。

呼子港

呼子港は、とにかくあっちもこっちもイカ、イカ、イカ!という感じで、漁船が何艘も繋留されている港の周囲は、あちこちにイカがぶら下げられています。

呼子港に吊るされたイカ

これはイカの目玉??いや、クチバシでした。こんなの取っといて何に使うんでしょうね。

大量に干されたイカのくちばし

以前、伊豆稲取の港で餌無しでカニを釣り上げ、その場にいたファミリー数組の間で時の人となった経験が忘れられないツレは、今回も適当な縄を見つけてきてカニを捕まえようとしています。

カニ釣りに挑戦するツレ

エメラルドグリーンの水の底で、化け物じみた巨大な海藻が、こっちに向かっておいでおいでするようにゆらゆら揺れています。眠気も手伝って、じっと見てると魅入られて引きずり込まれそうです。

しかしカニ居ないな~。って、そうおいそれと人前に出てくるほど、カニも間抜けじゃないとは思いますがに。

呼子港は釣り禁止

漁師さんが不審そうにこちらを見ています。というか、桟橋の入り口に思いっきり「釣り禁止」って書いてありますね。餌無しだし、売り物になるような物は捕れないとは思いますが、そろそろ漁師さんに怒られそうな気がするので、カニ探しはその辺にしてお昼ごはん食べに行くよ~!

呼子港を見下ろす高台に建つ食堂「漁火」

港を後にし、来た道を引き返すこと5分ほどで、海の見える高台にある漁火に到着。

漁火

玄関先には車が数台停まっているだけなので、てっきり小さな店なのかと思いきや、よく見ると建物は意外と奥行きがあり、裏の駐車場にも沢山車が停まっています。

河太郎が2時間待ちということで、こちらも多少は待たされるのかと思いきや、待ち時間ゼロで席に案内して頂けました。何だこの落差?

しかし、海沿いの景色がいい席は予約客専用で、飛び込みの私達が通された席からは隣の畑しか見えません。このへんが待ち時間2時間との差なんでしょう。

メニューはお目当てのイカの活造り以外にも沢山あって迷いますが、今回はイカの活造りとにぎり寿司のセットを注文。

体中細かく切り刻まれてもなお、体の色を変えたりして身を守ろうとするイカ。活造りなんてみんなそうだけど、ちょっと残酷だな…

ちょっと残酷なイカの活造り

身の部分を食べ終わると、ゲソは天ぷらにしてくれます。一旦皿を下げて天ぷらが出てくるまで、ものの2~3分。さすがにここまで爆速だと、天ぷらと刺し身で食べたイカとは別物なのでは?という疑念が湧いてきますが、真相は不明。

ゲソは天ぷらに

ゲソというと、噛めば噛むほど味が出るようなイメージですが、呼子のゲソ天はさすがイカのグレードが段違いなので、驚くべきフワフワな食感。東京に帰ったら、こんなレベルの高いイカは当分食べられないんだろうなぁと、食べている最中からすでに日曜のサザエさんを見ているような気分になって来ます。

しかし、生き物の死の瞬間に立ち会った経験が少ない現代人の私にとって、まだ動いているイカを眺めながらその身を食べる呼子スタイルのイカの活造りは視覚的なショックが強すぎるので、また呼子に来る機会があれば、今度は活造りではなく普通に刺し身になってるやつでいいやと思いました。

ごちそうさまでした。呼子で一番有名な河太郎には行けませんでしたが、漁火も充分すぎるほど美味しいお店だったので、河太郎で2時間待つぐらいなら別の食堂に行くのも手だと思います。おそらく、値段も味もどこも大差ないのではないでしょうか。

美味しいのは活造りだけじゃない!おみやげにおすすめ呼子の干物

漁火の隣には干物屋さんがあり、店先ではイカ乾燥機がクルクル回っています。

漁火の隣の干物屋

何を隠そう、私は居酒屋に行ったら必ずと言っていいほど毎回イカの一夜干しを頼むほどの一夜干し好きなので、イカのレベルが半端ないこの地で自分用のお土産を買って帰ることにしたのですが、そういや漁火のウェイとレスのおばちゃんが、「干物はイカの乾燥機の上にドラえもんが付いているお店が、消費税も取らないし良心的でオススメ」と言ってたけど、この店のはドラえもん付いてませんね。何だ、てっきりお隣のよしみでこの店を宣伝してたのかと思ったら、おばちゃんドラえもんの店の回し者?

港のそばでドラえもんの乾燥機を見たような気もしますが、また港まで引き返すのもかったるいので、おみやげを購入するのは漁火のお隣のこの店に決めました。

今回は自分たちが食べる分とおみやげも含めて、イカの一夜干し数枚の他にアジの干物、みりん干し、めざし(カタクチイワシ)などを購入。クール便での発送なので、少量だと送料がもったいですよ~と言われ、5000円以上まとめ買いしてしまいました。

皆様も呼子においでの際は、漁火となりのその名も「イカがくるくるまわっている干物屋さん 松嵜商店」にぜひお立ち寄り下さい。

おそらくここもドラえもんの店も、どちらも大して値段変わらないと思うんですよ、比べてないから分からないけど。って、全然ドラえもんの方が安かったりして。

それでは、今夜の宿を探すべく佐賀県の南部にある武雄温泉に向かって出発!

追記:

後日、東京の我が家にて届いたカタクチイワシをつまみに晩酌。しっとり柔らかミディアムレアな身は塩加減もちょうどよく、二人で日に10匹ペースで消費しているので、これじゃあっという間に無くなっちゃうな。というわけで、東京に帰ってわずか半月足らずで追加注文いたしました。

こんなキラキラしためざし、見たことない!

イカ活造り活魚料理 漁火へのアクセス

住所:佐賀県唐津市呼子町1467-1

Tel:0955-82-5224

URL:http://www.e-isaribi.com/

※ 午後6時以降ご来店予定はご連絡ください ご予約が無いと早めに閉店する場合があります

PR:

現在 1 / 1 ページ目

-佐賀県
-, , , ,

 
べっぷ移住物語banner

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでなんちゃら街道をフォローしよう!