新ブログ「べっぷ移住物語」

東北 福島県

裏磐梯 早稲沢温泉と秘湯・沼尻温泉

2015/09/05

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奥会津の大塩温泉に一泊した私達は、翌日喜多方でラーメンを食べたあと裏磐梯までやってきました。しかし、不意の大雨によって身動きがとれなくなり、おまけに裏磐梯の宿はどこも満室。夕方になってようやく、桧原湖の北側にある早稲沢温泉の民宿山城屋に空室を見つけたのでした。

お得だけど無駄にややこしい、裏磐梯ハッピートラベルチケット

夕食も準備していたただけるそうなので、今から湖畔を北に向かって進みます。その前に、裏磐梯では2014年9月現在、全国の大手コンビニのチケット端末で購入できる、お得な割引券ハッピートラベルチケットキャンペーン中だそうで、途中にあるセブン-イレブンにまずは立ち寄ります。

ハッピートラベルチケットは、裏磐梯周辺の様々な宿で使える共通の割引券で、何と2,500円分の割引券が1,250円で購入出来ます。お得!!

・・・って、え〜っとそれって無料で1,250円の割引券をダウンロードじゃダメなんかいな?疲れた頭だと「結局いくら安くなるん?」と一瞬分からなくなってしまいます。

夕暮れの桧原湖

早稲沢温泉は桧原湖の湖畔からは少し離れた住宅街の中に位置し、民宿規模の宿が数軒あるだけの素朴な温泉地です。

一見普通の住宅街のような早稲沢温泉

山城屋は玄関の前にずらっとバイクが並んでいて、昨日の大塩温泉といい今回はバイク乗りの集まる宿に縁があるようです。

早稲沢温泉民宿山城屋

玄関先で声をかけると女将さんが出てこられて、部屋まで案内して下さいました。写真を撮ってくるのを忘れてしまいましたが、客室は一般的な民宿にありがちな八畳ほどの広さの畳部屋で、冷蔵庫などは共用です。

浴衣はありましたが、タオルや歯ブラシは無かったような?記憶は定かではありません。

内湯は男女別の内湯が各一のみ。泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。お湯は二本の注水口から注がれていますが、複数源泉の混合なんでしょうか。分析表見てくるの忘れたので不明。何か今回は忘れてばっかりやな・・・

山城屋の内湯

お湯はやや熱めの適温で、掛け流しで湯船に注がれています。一見特徴に欠けますが、お湯の良さが伝わってくるいいお風呂でした。

夕飯は広間にて。飛び込みにもかかわらずびっくりするほど豪華な夕食です。食べきれるかな・・・

山城屋の夕食は食べきれないほどの超大盛り
豪華な山城屋の料理

デザートに丸ままの梨が出て来ました。

福島でたまに出てくるまるごとの梨

以前、同じく福島県にある微温湯温泉でもこのスタイルで夕飯に梨が出て来たんですが、この辺りでは普通なの?(その時の記事はこちら凍えるほどぬるかった微温湯(ぬるゆ)温泉旅館・二階堂

民宿山城屋はあのミュージシャンゆかりの宿だった!

広間には小さなステージがあって、蓄音機やマンドリンの他数えきれないぐらい大量の尺八などが並んでいます。

お客さんが居ない時に音楽教室でもやってるんでしょうか。

食後広間をあちこち見まわっていると、壁に古びた写真が飾られているのが目に止まりました。何時頃のものかは分かりませんが、その昔の早稲沢温泉の姿。今はさすがに道路は舗装されているし、こんな茅葺きの建物も残っていませんが、どことなく当時の町並みを今も感じることができます。

かつての早稲沢温泉の写真

そして、この広間のステージで撮影された数枚の記念写真。よく見ると・・・

大事に飾られた記念写真。よく見ると・・・

あれ?この方は・・・小椋佳さんではありませんか!

そういえば、山城屋のご主人の苗字も小椋さんですが、もしかして親戚?ステージにたくさん並べられた楽器から察するに、この宿は音楽関係に何か深い関係があるのかも。なんたって小椋佳が来るぐらいだし。

チェックアウトの際に聞いてみたところ、苗字が同じなのは単なる偶然で、何でも小椋佳さんが若かりし頃、今の奥様と結婚の約束を交わしたのがこの山城屋さんだったそうな。その時のことが忘れられず、再び山城屋さんを訪れた時の写真なんだそうです。

楽器と動物が大好きな山城屋のご主人

そしてステージ上の楽器は何と”全て”この宿のご主人のコレクション。実際楽器の演奏も非常に上手なんだそうですが、特に音楽関係で有名な宿という訳ではないみたいでした。

翌朝朝食を済ませて表に出ると、ご主人が何やら玄関先の大きなポリバスのような容器の中を掃除しています。

玄関先のポリバスを掃除するご主人

濁っていて写真では見えづらいですが、ポリバスの中には鯉のように巨大なフナが何匹も泳いでいました。私が「食べるの?」と尋ねるとご主人苦笑い。春先になると毎年、桧原湖の湖畔にフナが大量に打ち上げられて来るので、かわいそうなのでこうして拾ってきて、しばらく飼ってまた湖に返してあげるんだそうです。

写真撮ってくるの忘れたけど、二匹のミニチュアダックスもいます。

知る人ぞ知る秘湯の玄関口、スキーにも便利な沼尻温泉

早稲沢温泉を後にして、東京に帰る前にどこかでひとっ風呂浴びて行くことにしました。

次なる目的地は、沼尻温泉

選んだ先は、裏磐梯から二本松方面に進んだ場所にある沼尻温泉です。

沼尻温泉は沼尻高原の中腹に位置する、旅館やロッジが数軒あるだけの小さな温泉地ですが、すぐ側に沼尻スキー場があるため、国道沿いに頻繁にスキー場への案内看板が出てきます。それを目印にして行けば、地図を見なくても道に迷うことはありません。

国道から案内に従って県道24号線に逸れると、通り沿いに【中ノ沢温泉】と書かれた看板が立っていました。

中ノ沢温泉は沼尻高原の麓に位置し、大型のホテルから民宿まで様々なバリエーションの宿が十軒以上はあろうかという、そこそこ大規模な温泉地です。しかも、中ノ沢温泉の源泉は安達太良山の噴火口(沼ノ平)からの引湯で、これから向かう沼尻温泉と同じ源泉。

何でまた県道沿いの便利な場所にある中ノ沢温泉をスルーして、同じ源泉の沼尻温泉へわざわざ行くのかといいますと、沼尻温泉には温泉街から少し離れた山中に、沼尻元湯という野湯があるそうなのです。

中ノ沢温泉から5分ほどで沼尻温泉の温泉街に到着

スキー場の案内に従いさらに名も無き道を進むこと10分ほどで、沼尻温泉の温泉街に到着。しかし道は温泉街から先に続いてはいるものの、通行止めの看板が立っています。

温泉街から先は通行止め

沼尻元湯に通じていそうな道はここしか無いのですが、果たして強行突破してもよいもんか・・・

ダートの手前で思案していると、男性が数人乗ったランドクルーザーがやってきました。そして、制止の看板など無かったかのようにダートを進んで行ってしまいました。

さらにしばらくするともう一台セダンが、同じように通過していきます。

通行止めの看板は、特に法的な抑止力は無いようです。この短時間に何台もの車が林道に入って行くところを見るに、やっぱり沼尻元湯はこの前にあるとみて間違いなさそうです。

ダートのすぐ脇にある田村屋という旅館のフロントで聞いてみると、沼尻元湯は通行止めの先にあるのは確かなようですが、どうにも煮え切らない返事が帰ってきます。

沼尻温泉田村屋外観

沼尻元湯は度々火山ガスが発生し、過去には死者も出ているそうなので、地元的にはあまり積極的にオススメはしたくないというのが理由のようです。

まぁ、しかしここまで来ておとなしく引き下がるのも何なので、林道を行けるとこまで行ってみることにしました。

とりあえず行けるとこまで行ってみる

当初、「まぁ、ダートつってもこの程度なら・・・」という感じだったのですが、ものの5分ほどで視界がひらけて、目の前にはスキー場のゲレンデが広がっていました。そしてどこまでも続くダートコース。

スキー場の中に続くダートコース

ちょっとこれは、オフ車で出なおしたほうが良さそうかな?オンロードバイクで来てしまったことが悔やまれます。

温泉街まで引き返してきた私達は、先ほど道を尋ねた田村屋にて立ち寄り湯を頂いて行くことにしました。

田村屋旅館の玄関

古びた建物外観に反し、フロントは最近改装されたのか新しくて豪華です。

綺麗に改装された田村屋旅館のフロント

田村屋さんはロケ番組などでもよく使われているのか、ロビーにはたくさんの有名人のサインが飾られていました。

全部ボケボケですが、ダチョウ倶楽部の上島竜兵や・・・

フロントに飾られたサイン「上島竜兵」

パンチ佐藤

フロントに飾られたサイン「パンチ佐藤」

伊吹吾郎

フロントに飾られたサイン「伊吹吾郎」

小島功

フロントに飾られたサイン「小島功」

他にも、中畑清や荻原次晴などスポーツ選手のサインや、私の知らない地方局のアナウンサーのサインなどなど、かなりの枚数です。

へぇ〜、全然知らなかったけど有名な宿なんだな。

日帰り入浴は大人800円で、館内にいくつかあるお風呂全てに入れますが、今日は大浴場のみ利用しました。

泉質は硫黄泉で、ph1.85の強酸泉です。十人以上は入れる大きなひのきの内湯の外に、こじんまりとした露天風呂があります。

沼尻温泉田村屋旅館、大浴場の露天風呂

景色はあまりありませんが、温まりやすい泉質なので外の空気が心地いいです。スキー場にも近いので、冬場の利用は最高なんじゃないでしょうか。

今回の旅は、昨日は雨に祟られてドタバタだったし今日も野湯には入れませんでしたが、炭酸泉、硫酸塩泉、硫黄泉とバリエーションに富んだ泉質を堪能することが出来て、結果オーライって感じかな?特に沼尻温泉のガツンとくる泉質は、旅の最後を締めくくるのに非常に満足感が得られて良かったです。やっぱり福島最高!ほんの少し移動しただけでこれだけいろんな泉質の温泉に入れるのですから。

昔はもっと山奥にあった沼尻温泉

風呂あがり、通路に沼尻温泉の源泉から温泉を引いてきている様子が展示されているのを発見。

巨大な木製の樋で源泉を引いてきている様子

またまた写真ボケまくってますが、草津の湯畑の物凄く規模がでかいやつって感じですよね!これほどの強酸泉だと、普通の金属やコンクリのパイプはすぐ腐食してしまうので木製の樋が一番いいのでしょうが、大変だなこりゃ・・・

何でこんなに大変な思いをして遠くから温泉を引いてきているのかといいますと、田村屋旅館さんは以前はもっと山奥の源泉の近くに宿を構えていたそうなのですが、明治33年の安達太良山の噴火により移転を余儀なくされ、現在の場所に移ってきたんだそうです。

移転後も以前の建物はそのままにされていましたが、ついに平成16年の台風により完全崩壊、今は沼ノ平の登山道からその残骸を見ることができます。

そんな歴史があったとは・・・沼尻元湯、来年の春以降雪が融けたらリベンジしたいですね。そして田村屋旅館にも泊まりで訪れてみたいと思ったのでした。

帰り道、中ノ沢温泉の温泉街を通過。食堂などもあるので、ランチ休憩にも良さそう。

中ノ沢温泉の温泉街

では、東京に帰るため、磐梯熱海ICを目指します。グッバイ裏磐梯、再び来年会おう!

2014年9月 福島ツーリング終了

早稲沢温泉 山城屋へのアクセス

住所:福島県耶麻郡北塩原村大字早稲沢557

Tel:0241-34-2247

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