新ブログ「べっぷ移住物語」

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勢いで仕事を辞めてしまった時のこと その3 〜和歌山県川湯温泉〜

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一回目の紀伊半島ソロツーリングから10日後、半ば強引にツレを大阪に呼び付け、今度は二人で紀伊半島を巡ることに。

今考えれば、勝手に実家に帰っといて今すぐ来いとかかなり身勝手だとは思うのですが、当時は私が地方出身のため東京近郊の観光名所やツーリングスポットにあまり詳しくなく、ツーリングのコースはツレがほぼ全部決めていたということもあって、たまには私プレゼンツでツレの知らない場所を紹介したいという気持ちが強くあったのだと思います。

当日早朝、夜行バスで到着したツレを迎えに、バイクで難波駅前へ。

ちょうどこの時期は、関西方面のお盆休みの時期と重なり、夜行バスは繁忙期のピーク。そのため、夜行バスの車両は普通の観光バスを転用した寝心地最悪の二人掛けシートだったらしく、ほとんど眠れなかったツレは朝一番から無茶苦茶機嫌が悪かったのでした。

おまけに、私が勝手に普段と同じようにツレの運転の後に乗っかって行くつもりにしていたことにさらにブチ切れ!

え~(;・∀・)だってぇ。さすがにあの龍神の峠を、私の運転で後に人乗せて走る自信は…高速2ケツも怖いし(((°Д°)))

阪神高速は全線バイク二人乗り可

何とかツレをなだめ、ツレに運転してもらえることに。

難波駅近くの喫茶店で朝食を済ませた後、阪神高速に乗ります。阪神高速は首都高と違い、全線で二人乗り通行可能なのは便利ですね。つーか、首都高が2ケツ不可なのが意味不明とも言えますが。

料金は、首都高と同じ700円(2008年当時)

阪神高速は東京の首都高と同様、大阪の中心部を走る環状線を軸に東大阪線、堺線などが各地に向かって放射状に伸びていますが、ツレの不機嫌にテンパって、目的の松原線方面に向かうのと逆向きの入口から乗ってしまい、そこからまた少し険悪なムードに…

しかし、阪神高速は首都高よりかなり後に建設されたため、オリンピックに向けて突貫工事で建設された首都高よりはるかに走りやすく、環状線の範囲も首都高よりかなり小さいので、逆向きでも案外と時間はかかりませんでした。お盆で空いてたしね。

今回私が考えたコースは、結局先日のソロツーリングと同じ道を辿って行くことにしました。

阪神高速から阪和道で白浜あたりまで一気に行ってもよかったのですが、真夏の白浜方面はおそらく相当に渋滞することが予想されましたし、何となくツレに自分の子供時代の思い出の道を一緒に走って欲しいという思いもありました。ツレはあんまりそういうのには興味なさそうだったけど…

河内名物PLの塔

阪神高速松原線の某ICで一般道に降り、大阪外環状線(国道170号)を南下します。富田林のあたりにさしかかると、南大阪の人には馴染み深いPL教団の『大平和祈念塔』、通称PLの塔が見えて来ました。

2ちゃんねるまとめサイトより

画像はPL教団の建てたタワー『PLの塔』がなんかすごい 【画像あり】 | ニュース2ちゃんねるより。

PLとはPerfect Liberty(完全なる自由)の略で、神道系の一派だそうです。

関東の人には、高校野球で桑田と清原が活躍していたPL高校ぐらいしか馴染みはほとんどないかもしれませんが、私の実家のある大阪南部は教団のお膝元ということもあり、街中にもちょくちょくPL教の教会があったり、同級生にも信者の子がいたりとかなり身近な存在でした。

私の実家の二階からも、遠くにこの塔が見えていました。また、教団の敷地内には遊園地があって、夏にはそこで花火大会が開催されたりと、このタワーを見るとことに楽しい思い出ばかりが蘇るのですが、やはりツレには「なんじゃこりゃーΣ(°д°lll)」だったようで、見たこともない珍しい物を見て一気にテンションアップ!

暑かったので、高野山は通過(;´д`)トホホ…

富田林から河内長野を過ぎて、紀見峠を超えてどんどん山の中へ。

「近くにこんな峠があっていいねー」と、褒めてんだかけなしてるんだか分からないことを言われつつ、和歌山県に入りました。

紀の川にかかる橋を超えて、高野山に向かいます。紀の川を橋の上から見下ろし、「暑いからここで泳ぎたいな~」とツレ。

う~ん、でもこの辺あんまり綺麗じゃないよ。浅瀬も少ないし。

ということで、無理矢理先を急がせます、ピシピシ(←鞭打つ音)。

長い峠を超えて、高野山奥の院に到着。しかし、この暑さと睡眠不足でかなり体がきつそうだったツレに、あの長い参道を歩かせるのは気が咎めて、今回は立ち寄らずに通過。

蜃気楼が立つ灼熱の龍神スカイラインを抜けて、ごまだんスカイタワーにて休憩することに。

私に言われるがまま、炎天下を朦朧としながら運転してきたツレは、ここに来て無限に続くかのような紀州の山並みを眺め、言葉をしばし失っているようでした。

しばらく休憩してごまだんスカイタワーを後にし、またしばらく峠を走ると、龍神村の道の駅に到着。

ここの道の駅は、他と同様に中で食事をしたりお土産を購入したりできる施設ですが、建物の脇から谷川に降りることが出来ま・・・って、またここでも全然写真撮ってませんが、先に記事にした川湯温泉同様、感動的なほど済んだ大塔川は、まさに天然の流れるプール!

龍神の道の駅から見下ろした大塔川

関東にも澄んだ川はたくさんありますが、紀伊半島の川の特筆すべきは、川の水が不思議なほどに全く冷たくない点にあります。

これだけの透明度を保つには、普通に考えればかなり勢いよく流れていなければ澱んでしまいそうなものなのですが、このあたりの川はゆったりたっぷりプールのような水量で、かつこれだけの透明度を保っているのはむしろ不思議なほど。

近くにいた子供が、水中眼鏡を貸してくれました。水にもぐると、想像以上の数の魚が足元を泳いでいます。例えるなら、山梨県にある忍野八海の泉の中で泳いでいるような感じ。


子供にお礼を言って水中眼鏡を返し、川湯温泉を目指します。出来れば日が高いうちに河原の露天風呂には到着したい…

暑さにヘロヘロになりつつ、午後4時頃川湯温泉に到着しました。自分から誘っておきながら、宿の手配などは一切していなかったのですが(おいおい)、ツレが走り回って一軒安い民宿を探してきてくれました。

温泉民宿こぶち

宿に荷物を置いて、早速河原の露天風呂へゴー。°+.(・∀・)°+.°

前回のプライベートビーチのような静かな情景とは打って変わり、この日はお盆休みの真っ只中ということで、子供連れなどで河原は市民プール状態。それでも、サマーランドや江の島なんかより全然空いてます。和歌山最高*:*・°ヽ(´∀`)ノ°・*:.

露天風呂の前の河原は、川底もあちこちから温泉が湧出していて、備え付けのスコップで地面を掘ればオリジナルの湯舟が作れるというのですが、実際掘ろうとすると漬物石サイズの大きめの石が多く、砂浜に穴を掘るような訳には行かないので、結局は他の人が残して行った湯舟を転用させて頂きました。

河原の露天風呂は、ホースで川の湯を引いてお湯を冷ます
温泉で温まったら、向かいの川で泳いで体を冷やしてまた入る

ここの川(大塔川)も、龍神の川と同様プールのような冷た過ぎない水温で、露天風呂に入って暑くなったら川で泳ぐ、を繰り返して、気がつくともう日が傾いてきていました。

日が傾いてきた川湯温泉

お酒が手に入りづらい川湯温泉

ちなみに川湯温泉には宿以外に店はほとんど無く、ジュースの自販機は1~2台ありましたが、ビールは露天風呂近くの別の民宿のロビーにある自販機から買わせて貰っていました。

川湯温泉には結構大きいホテルもあって、一階には外部の人も利用できる土産物屋兼売店が併設されているのですが、なぜか酒はそこでも販売されていないんですね。何か置けない事情でもあるのかな?地酒とビールでもあればかなり売れると思うんだけどな。

民宿こぶちの向かいは、結構遅くまでやってるスナック

飛び込みだった為、宿の方で夕飯の準備は間に合わなかったのですが、宿のすぐ向かいがかなり遅い時間までやってる喫茶店というかスナックのような店で、夕飯はそちらで、とのこと。確かここの宿の身内の人がやっていたと思います。

川湯温泉周辺は、本気の秘境といってもいいような山の中のため、夕飯が出ないとなると、本来ならかなり離れたコンビニまで行かないと食べ物が手に入る場所は無いので、ここのスナックはかなり有り難い存在。他の紀伊半島の内陸の温泉地は、たぶんこうは行かないと思います。

スナックは確か、三十代ぐらいのご夫婦が切り盛りされていたように記憶。夏休みのためか、小学生の男の子がかいがいしく店の手伝いをしていました。このへんで学校って、どこまで行くんだろう…スクールバスとかあるのかな?

メニューは結構種類があって、私はうな重を頂きました。

夜の河原の露天風呂はまた格別

食事を済ませて、再び河原の露天風呂へ。本来は宿泊客以外は入れないのですが、誰かが見張ってる訳ではないので、おそらく日帰りであろう若者のグループが勝手に湯舟に入って、河原で花火を上げたり大騒ぎしていました。

つってもまあ旅先のことなので、マナーの悪い若者と言うよりは若いなぁ~という感じでしたが、中には「うるせぇな」と思ってる人もいたかもしれないので、露天風呂ではしゃぐのはほどほどに…。

さすがにここまで来ると、街の明かりは全く届かないので、美しい夜空はまるでプラネタリウムの中にいるようでした。

若かりしツレ。顔は今とあんま変わらないけど、体が痩せてる。若いなー

宿をとった民宿こぶちは実は川湯温泉で唯一泉源を持つ民宿だったそうで、宿の内湯もかなり自慢お湯だったらしいのですが、この日は二人とも疲れ果てて、河原から戻るとすぐ眠ってしまいました。

明日は新宮方面に向かう予定。ツレにはちょっと無理させてしまったかな・・・??

・・・続く


おまけ:川湯温泉に停まってたミニカー(車種不明)

ナンバープレートに「ミニ」って・・・

川湯温泉 民宿こぶち

住所:和歌山県田辺市本宮町川湯1

Tel:0735-42-0104

URL:http://www.naxnet.or.jp/~kobuchi/index.htm

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