新ブログ「べっぷ移住物語」

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滝とせせらぎに癒やされる、十和田湖周辺と奥入瀬渓流

2015/09/05

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徹夜で走って十和田インターチェンジまでたどり着いた二人は、大湯温泉の共同浴場でひとっ風呂浴びた後、十和田湖を目指します。

大湯から十和田湖へ向かう道

大湯から十和田湖を結ぶ国道103号線を進むと、前方に何やら古びた建物と、その脇に幾筋にも別れて流れ落ちる勇壮な滝が見えてきました。

止滝発電所の余水路

この滝は、大湯川止滝発電所の余水路(ダムや貯水槽の余分な水を流すための水路)で人工物なんですが、景観に配慮してわざと自然物みたいなデザインにしたんでしょうか。

まるで自然な滝のような止滝発電所余水路

余水路ってぐらいだから、ひょっとしたら余水がない時はこの滝は見られないのかもしれません。

止滝発電所余水路からさらに進むと、車道の脇に再び立派な滝が見えてきました。これは中滝。今度は自然の滝です。滝壺の傍まで下りられる階段がありましたが、寝不足でしんどすぎて車道から見下ろすだけにしました。

中滝

十和田湖随一の絶景ポイント『発荷峠展望台』

更に進むと、木立の間から十和田湖が見えてきました。

十和田湖外輪山の南に位置する発荷峠

それと同時に現れるのが、十和田湖随一のビュースポット、発荷峠展望台です。

発荷峠展望台

展望台は一階屋内展望室の他に、建物の屋上に登ることも出来ます。

発荷峠展望台は屋上からも景色を眺めることができる
今日は生憎の空模様で残念

この日は生憎の空模様に加えて、よろめくほどの強風が吹き殴っていました。それでも湖面はうっすらと青みを帯びていて、天気がよければもっと真っ青な湖が望めたのだろうと思うと、ちょっと残念。

一階の展望室は湖側の壁が一面ガラス張りになっていて、今日のような天気の日はこっちの方がいいですね。

発荷峠展望台の屋内展望室

しかし、これだけの眺望が望めながら、自販機やベンチなどの寛いで休憩できる設備は一切ナシ。

一応、駐車場の反対側に食事やおみやげ物を売っている茶屋はありますが、展望台にも椅子ぐらいあっていいのに。

切っても切れない青森とキリストの関係

展望室には、気になるこんな東スポの記事が。

十和田湖に出現したキリスト像

十和田湖では、ゴムボートやシーカヤックで入江をめぐるアウトドアツアーが開催されていますが、東北大震災の直後十和田湖が異常渇水し、湖の秋田側に位置するイトムカの入り江で、キリスト像のような形の岩が現れたんだそうです。

これを”キリスト”と言い張るのは東スポだからというだけではなく、十和田湖の周辺が昔からキリストと深い繋がりがあると言われていることも関係しています。

「ゴルゴダの丘で磔刑になったはずのキリストは、実は密かに難を逃れ日本に渡っていた!」

こんな荒唐無稽とも思える伝説が生まれたのは、昭和10年、武内宿禰(たけのうちのすくね)の子孫である竹内家に伝わる竹内文書という古文書が公開されたことに始まります。

竹内文書を解読した竹内巨麿は、十和田湖の東側にある新郷村にキリストの墓があることを突き止め、以来この地はキリスト伝説の地として日本中のオカルトマニアを虜にしてきました。

かくいう私も、子供の頃はこのテの本が大好きな空想好きのちょっと危ない子だったので、青森に来たからにはキリストの墓にも行ってみたいとちょっと考えていたのですが、キリスト像の東スポの記事を見ながらその話をツレにしていると、どこからか

「どのキリスト〜?」

という声が聞こえてきました。

声のする方を見ると、展望室の片隅に観光案内のカウンターがあって、おばちゃんが一人で暇そうに座っていました。

「青森にキリストの墓があるって聞いたもので・・・」

それを聞くとおばちゃんは、投げ捨てるように数枚のスナップ写真をカウンターの上に並べて見せてくれましたが、写真に写されていたのは結婚式場のチャペルのような新しい建物や、ピクニックに最適な感じの整備された公園など。

これがキリストの墓?何かイメージと違うな〜

「これってどの辺にあるんですか?」と尋ねると、「知らな〜い。私が撮った写真じゃないもん。八戸の方じゃないの?」と、やる気があるんだかないんだか。

まぁでも、今回の短い旅行の期間にキリストの墓に行ってる余裕なんかないな、とおばちゃんの見せてくれた写真を見て思いました。ちなみに、十和田湖のキリスト像も歩きや遊覧船では行けない場所にあるので、事前にツアーに予約していないと見ることはできないようです。

十和田湖の名所『乙女の像』はちょっと微妙

発荷峠展望台を後に、十和田湖に向かいます。

発荷峠展望台を後に、十和田湖を目指す

十和田湖の周りは、中禅寺湖や猪苗代湖など他の湖同様、ホテルやレストランが立ち並ぶ観光地で、他所と同様に少し寂れていました。お盆明けの平日ということもあってか、車も人もまばらです。

閑散とした十和田家の周辺

湖の周りには駐車場がいくつも整備されていますが、入り口にいた誘導係りの男性にバイクはどこに停めればいいか聞くと、こっちの顔も見ないで「あっち」と言ったきり、全くやる気がないので適当に潰れたホテルの前にバイクを停めて、十和田湖の撮影スポット乙女の像を見に行くことにしました。

適当にバイクを停めて十和田湖観光へ

スワンボート1500円。高・・・しかしピンクの怪獣ボートは1800円。その300円の差何よ?

スワンボート1500円はちょっと高い

砂浜にネコ。君どこから来たの?近寄るとそそくさといなくなってしまいましたが、ネコが居た場所を見ると、やはりウ◯コが。

砂浜でウ◯コ中のネコ

でっけートイレだね。

しばらく砂浜を歩いて行くと、【乙女の像に一番近い道 徒歩5分】の看板が立っていました。

ここまですでに5分ぐらい歩いてきたので、寝不足の体に片道10分の散策は結構応えます。バイク停める場所間違ったな・・・

乙女の像まであと5分

風が強いので、木道は打ち付ける波で水浸しです。

大波が打ち付ける湖岸

乙女の像は高村光太郎最後の作品

前方に人だかりが見えてきました。ようやく乙女の像に到着したようです。

乙女の像に到着

これが乙女の像。ツレ曰く、「スゲー雑な造りで上手いとは思えない」とのことでしたが、石碑を見ると高村光太郎の作でした。

高村光太郎の遺作『乙女の像』

でも作品の善し悪しは置いといて、この像が十和田湖にある意味は確かに全く感じられませんでしたね。田沢湖のたつこ姫の像みたいに、湖の伝説に基づいてるとかそんなこともなく。突拍子もなく巨大な裸婦像が湖畔に立ってるだけってのが、どうしてこんなに人を集めているのか。このセンス、分からんわ・・・

日本三大がっかり観光地と呼ばれる場所(札幌時計台、高知のはりまや橋、長崎のオランダ坂or沖縄守礼門)がありますが、日本五大がっかりとか十大がっかりも挙げるなら、乙女の像もランクインするんじゃないかと個人的に思いました。

この像がここにある意味って・・・

帰りは来たのとは別の林の中の道を通りました。立派な神社がありましたが、あまりにも眠くて立ち寄らず。

乙女の像から林の中に少し入ると、立派な十和田神社がある

ちなみに、乙女の像から神社を通過して商店街に抜けるこの道は『開運の小径』という名前だそうです。何かいいことあったらいいな~

商店街から乙女の像の最短コース『開運の小径』

バイクの場所まで戻り、ようやく今夜の宿を予約します。谷地温泉は案の定、電話一本であっさり予約が取れたので、ちょっと早めですがこれから宿に向かうことにしました。

閑散とした十和田湖の商店街

その前に、十和田湖畔の食堂で昼食です。

いい感じに年季の入った『十和田食堂』

秋田らしくきりたんぽ料理が・・・

きりたんぽのアレンジ料理『ピザたんぽ』

ピザたんぽ!!

注文した醤油ラーメンにもきりたんぽが入ってました。

ラーメンにきりたんぽが!

これって秋田じゃ普通なの?というか、ん?ここ青森じゃないの?

奥入瀬渓流の美しいせせらぎと滝に癒やされる

食後、谷地温泉を目指して出発。湖畔を少し北に進むと、県境を越えてようやく青森県に入りました。

湖沿いから山中に向かう国道102号線を北へ。

国道にそって流れる奥入瀬川の渓流

この辺りは国道に沿って、奥入瀬渓流と呼ばれる滝や美しい渓流が連なる日本屈指の景勝地が広がっています。

そういえば、奥入瀬にある星野リゾートホテルが、盛んに『苔ガール』ってキャッチフレーズで苔のフィールドワーク目的の観光客、それも女性客をターゲットにテレビや雑誌でPRしまくってましたが、実際来てみると確かに見たこともないぐらいたくさんのシダ植物が沿道に群生しています。

しかし、わざわざ青森まで苔の観察に来て、宿泊は高級リゾートホテルって人、一体どれくらいいるんでしょうか。しかも女限定。なんとかガールって名前にしたらホイホイ女が食いつくと思ってるなら、ちょっと考え改めたほうがいいんじゃないかと思いました。私が知らんだけで、結構女性客来てるのかな?

奥入瀬渓流は十和田湖を始点とする奥入瀬川の約14キロの区間の名称で、沿道にはひっきりなしに幾つもの滝が現れます。もっと元気だったら時間をかけて散策したいところですが、もう眠くて眠くて・・・

少ない体力を振り絞って立ち寄った、ド迫力の銚子大滝

国道から見える白布の滝や・・・

白布の滝

雲井の滝など。雲井の滝はもっと近くまで行けるのですが、今回はしんどすぎて国道から10メートルぐらいのとこまでで引き返しました。

雲井の滝

他にも、名前の無いような小さな滝も無数にありますが、今回は疲労困憊でざっと見たのはこれだけ。

やっぱり青森遠すぎるわ・・・

もっと時間をかけてじっくり散策したかったなぁと思いつつ、今夜の宿の谷地温泉に向かって出発!

谷地温泉を目指してつづく・・・

おまけ:十和田湖の土産物屋の前にあった梅宮辰夫像。

十和田湖の土産物屋にあった梅宮辰夫像

漬物屋は潰れたのかもうありませんでした。つづく。

変な服とか着せられてた

乙女の像へのアクセス

住所:青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486(十和田湖国立公園協会)

Tel:0176-75-2425(十和田湖国立公園協会)

URL:http://towadako.or.jp/rekishi-densetsu/otomenozou/(十和田湖国立公園協会)

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