新ブログ「べっぷ移住物語」

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岡本太郎と野沢温泉 ~岡本太郎美術館に行ってきました~

2015/09/05

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東京の近郊で、黒湯以外の温泉に入りたい!ということで、今回は川崎有馬温泉という、東急田園都市線の鷺沼駅近くの温泉に行ってみることにしました。

川崎にあって有馬という変わったネーミングの由来は、やはり兵庫県の有馬温泉に関係があるのでしょうか。川崎有馬温泉は、有馬療養温泉旅館という温泉旅館が一軒あるだけの温泉地で、宿のホームページを見ると、お湯は兵庫の有馬温泉のそれを連想させるような赤茶色をしています。

久々の黒湯以外の温泉に、胸が高鳴ります。今回も温泉だけだと何なので、また美術鑑賞もついでに絡めていきたいと思います。

川崎市 岡本太郎美術館

まず向かうは、有馬温泉と同じ川崎にある岡本太郎美術館。最寄駅は小田急線の向ヶ丘遊園駅です。現在、第16回岡本太郎現代芸術賞の受賞作品の展示が行われているそうです。(会期は2013年2月9日〜4月7日まで)

千代田線に揺られて、終点の代々木上原駅に到着。ここから小田急線に乗り換えるのですが、代々木上原は千代田線と小田急線両方が同じホームに乗り入れているので、乗り換えはホームに一旦降りて、その場で小田急線の列車が来るのを待つだけ。便利です。

代々木上原のホームにも、目的地の岡本太郎美術館の看板が掲げられていました。

代々木上原駅ホームにある岡本太郎美術館の看板

しかし、この看板にも書かれているのですが、岡本太郎美術館は向ヶ丘遊園駅から徒歩17分も?かかります。何その端数・・・

しかも、美術館のオフィシャルサイトを見ると、公共交通機関で建物のそばまで行く手段は全く無い模様。つーか、周辺の見取り図見ると、これはアレか?公園の中にあるのかな?

岡本太郎美術館の周辺の見取り図

サイトの道案内を読むと、ややこしくて逆に辿り着けるのか不安になりますが、まぁ代々木上原にこんな大きな看板出してるってことは、付近にもちょいちょい案内はあるのでしょうか。そうでないと困るけど。

向ケ丘遊園駅は、あの人気スポットの最寄り駅でもあった!

ホームに入って来た小田急線の普通電車に乗り込み、経堂や千歳船橋など世田谷の聞き慣れた駅名を通過して行きます。

狛江あたりから一気に土地勘が無くなる私。向ヶ丘遊園が川崎にあるのも、今回初めて知ったぐらいです。

電車が多摩川を超えると、ほどなく向ヶ丘遊園駅に到着です。

向ケ丘遊園南口駅前

駅の南口。小規模な商業ビルが、バスロータリーの周りに立ち並んでいます。駅自体はそれほど大きくはないのですが、駅前には複数のバスの路線が乗り入れているようです。

おや?なぜか駅前に小さなドラえもんの銅像が。

向ケ丘遊園駅前のドラえもんの像

おー、向ヶ丘遊園って、話題の藤子・F・不二雄ミュージアムの最寄り駅なんですね。知らなかった〜

んー、しかし、ドラえもんは嫌いじゃないですが、特にこういうテーマパークは興味ないので、今回は寄りません。今日は一人だし、絶対混んでるだろうし。好きな人からしたら「えー!勿体無い…」って感じでしょうが。

岡本太郎美術館は、生田緑地の中にあった!

岡本太郎美術館への道順は、駅からだと親切に案内が出ていました。

駅から少し歩くが、親切な道案内で迷う心配はない

生田緑地の東口に到着。岡本太郎美術館は、どうやらこの中にあるらしい。なるほど、こういうことか。

生田緑地東口

向ヶ丘遊園駅からだと、登戸行きのバスに乗ればここまでは連れて来て貰えるみたいだけど、わざわざバスに乗るのも微妙な距離でした。

藤子・F・不二雄ラッピングバス

藤子・F・不二雄のラッピングバスが停まっていました。

生田緑地には、公共交通機関か自転車バイクで

緑地入り口の脇には駐車場がありますが、凄い駐車場待ちの列が出来てるんだけど、何?みんなこれ緑地行く人?

駐車場待ちの車が列をなす、生田緑地東口の駐車場

緑地の入り口には、ウッドハウス風のビジターセンターの脇に駐輪場がありますが、駐輪場はまあまあ余裕がありそうだったので、生田緑地においでの際は、可能ならばバイクや自転車、あとは公共交通機関で来ることをお薦めします。

公園の中は、なだらかな坂道が続きます。入ってすぐにある日本民家園は、古民家を多数移築した民俗資料館みたいな施設のようです。

日本民家園入り口

そこを通過して、さらに坂を登ります。

日本民家園を通り過ぎてさらに奥へ

遊歩道の脇は谷になっています。夏場はおそらく水を引いて、ビオトープみたいにしてるんだろうと思われます。

遊歩道の脇は谷になっている

樹木に覆われた道から、突如開けた平らな場所に出ました。

生田緑地中程にある広場

何か大きな建物があります。

大きな建物はプラネタリウムみたい

おー、どうやらこれはプラネタリウムか何かのようです。美術館に民俗資料館にプラネタリウムまであって、緑地というか複合型学習施設みたいになってるんですね。この辺りの人は、遠足や課外授業、家族の休日などのイベントは、生田緑地で全て事足りてしまいます。

生田緑地は、向ケ丘遊園跡地を川崎市が引き継いだもの

ちなみに、この記事を書くにあたり後からいろいろ調べていると、生田緑地は実は、閉園した向ヶ丘遊園のバラ園を川崎市が引継いだものなんだそうな。つか、向ヶ丘遊園ってもう無くなっちゃってたんだね。薄々そんな気はしてたけど。

しかし、何だ?カワサキプリンってのは?ゆるキャラ?てか、プリンて何よ?

かわさきぷりんとは?

美術館はさらにこの奥だそう。結構歩くな〜。お天気の良い日に来て正解だったわ。

美術館はさらに奥!結構歩く。

都市部に居るのを忘れるぐらい、立派に伸びた木立の間を抜け、しばらく歩くと…

到着。敷地の一番奥にありました。いや~、美術鑑賞するにはちょっとハードル高くない?私は楽勝だけど、お年寄りとか体の悪い人とか、けっこうしんどいんじゃないかなぁ、この道。

写真で見ると目立つ右側のガラス張りの建物は、ミュージアムショップやカフェの入った建物で、美術館の入り口は左手にあります。

カフェの前の池には、岡本太郎の作品が。そういや、今はなき近鉄バッファローズのマークが岡本太郎デザインってのは有名ですが、これは牛の角みたいなのが生えてますが、近鉄のマークと関係あるのかな?

美術館入り口の、牛の角の様な作品

美術館は、建物というより山の斜面に穴を穿ったような構造になっているようです。何と、入館料は破格の600円!!残念ながら今回は館内の写真は無しですが、常設の岡本太郎の作品の他に企画展示なんかもあって、これで600円はめちゃくちゃお得!

岡本太郎美術館入り口

古代都市を思わせる岡本太郎美術館の建物は、それだけでも一見の価値あり!

まるで地下都市か古代遺跡を連想させる展示室は、プリミティブ芸術に影響を受けた岡本太郎の作風に見事にマッチしていました。

そういえば、オフィシャルサイトの案内で、めちゃくちゃキツイからオススメしませんとあった西口からのアクセスには、古代人が住んでいた横穴式の住居の遺跡があるそうで、美術館の建物はおそらくそれをモチーフにしたような感じですね。建物だけでも、一見の価値があると思います。

一体誰がデザインしたのだろうと調べてみましたが、著名な建築家などの手によるものではないのか、名前は残されていないようでした。

岡本太郎というと、画家であり彫刻家でもあり、インスタレーションやプロダクトデザインまで幅広く手がけるアーティストですが、絵画の方は完全に私基準でコレジャナイロボで、むしろ陶芸のような作品の方が、素材の不自由さから滲み出す素朴さがあって、個人的に面白いと感じました。

また、家具などのデザインも、「家具として利用できる」という制約が、自由に好きな物を作る時とは違う面白さを生んでいるように思いました。

岡本太郎と野沢温泉

そして、岡本太郎が数多く残している作品の中に、書があります。

私が以前訪れたことのあった長野県の野沢温泉は、岡本太郎がスキーでよく滞在していた場所なのだそうなのですが、そのよしみで町のあちこちに、岡本太郎がしたためた『湯』の文字が、シンボルマークとして掲げられていました。私が宿泊した民宿でも、このような岡本太郎の書がデザインされたタオルが貰えるのですが…

野沢温泉の民宿でもらったタオル

ツレ曰く、「書き順と違う」

確かに、さんずいの三本の線は、書き順と逆の向きじゃないと、こういう形にはなり得ないです。時々ツレは鋭いことを言います。

漢字には成り立ちがあり、書き順はその文字の由来に密接に関係しています。岡本太郎は、パリに留学中に文化人類学社のモースの元で民族学を学び、その経験が以降の作風に大きな影響を及ぼしたといいますが、書の作品は、いかにも岡本太郎風のデザインというだけで、本当にその文字に思い入れがあって書いた作品なのかは、かなり疑問なように思いました。

書に関しては、お世話になった人に頼まれて、ちゃちゃっと買いてプレゼントしたりする用だったのではないかな?とか勝手に思っているのですが、調べてないので実際のところは不明。


企画展の第16回岡本太郎現代芸術賞展も圧巻でした。

企画展は、専用の一般的な展示スペースに彫刻や写真、インスタレーションや絵画など、様々な分野の受賞作品が並んでいます。若い人のエネルギー溢れる作品に囲まれていると、自分も作品から元気を貰えるようです。こういう作品に触れる機会は、自ら進んで作っていくべきだな、と心から思いました。

第16回岡本太郎現代芸術賞展

上の会場の写真は図録より。

  • 第16回岡本太郎現代芸術賞展の会期は、2013年2月9日〜4月7日までです。

    遠いとこわざわざ来て、本当に良かった。大満足。

    岡本太郎美術館ミュージアムショップ

    ミュージアムショップには、岡本太郎の作品のガチャガチャがありました。ちょっとそそられたけど、あんまりこういうの集める趣味がないので、今回は購入せず。

    岡本太郎オリジナルガチャガチャ

    外に出て、建物の上に上って見ます。

    外からだとただの山の斜面みたいですが、地下は先程の展示室になっているので、館内で鑑賞していた作品が上から見られたり。この美術館の建物よくできてるなぁ〜。

    展示作品が上から見下ろせるギミックも

    奥には、有機的な曲線を描く、巨大な塔のようなオブジェが。まぁでも何か、これは一昔前の最先端って感じはしますねぇ。

    屋外展示の巨大オブジェ。タイトル不明

    そろそろ生田緑地を後にし、次なる目的地の有馬温泉に向かうことに。向ヶ丘遊園駅周辺から、有馬温泉の最寄りの鷺沼駅までは、直通している交通機関は無いようなのですが、鷺沼駅の沿線で三駅渋谷寄りにある梶ヶ谷駅行きのバスが、向ヶ丘遊園駅前から運行しているようなので、それに乗るため再び駅前に引き返しますが・・・やっぱり遠いな。

    生田緑地東口の駐輪場

    つづく。

    岡本太郎美術館 へのアクセス

    住所:川崎市多摩区枡形7-1-5

    Tel:044-900-9898

    URL:http://www.taromuseum.jp/index.htm

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