新ブログ「べっぷ移住物語」

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潰れた温泉と滝沢天然炭酸水

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何と二輪車は全面通行不可!『奥只見シルバーライン』

大湯温泉の民宿住吉屋に一泊し、翌朝はここから福島方面へ抜ける予定で、ざっと地図で見て奥只見シルバーラインという道を使うつもりでいたのですが、何とこの道全面二輪車通行不可だそうで。

住吉屋の女将さんに聞くと、シルバーラインは大半がトンネルで、しかもトンネルといっても手彫りの狭くて薄暗い、車でも初めて通ると驚くような道なんだとか。湧き水で路面もめちゃくちゃ悪いらしく、通れたとしてもバイクだと相当怖い思いをするんじゃないか、とおっしゃっていました。

シルバーラインの先には奥只見ダムがあって、夏場はダム観光で交通量は結構あるそうですが、冬場は積雪がすごくて全面通行止になります。行って見たかったなー、また今度つっても車買わないとなー。来れるのか??

湯之谷温泉の奥座敷 駒の湯温泉と栃尾又温泉

通れないんじゃしょうがない、ということで、大湯温泉の少し先にある一軒宿駒の湯温泉の近くから福島方面に抜ける別の道があるそうなので、(これもツレが調べた)そっちに向かうことにしました。

駒の湯温泉への道

ランプの宿 駒の湯温泉は立ち寄りは内湯のみ

駒の湯温泉は知る人ぞ知る秘湯のランプの宿で、川沿いの露天風呂が有名なのですが、立ち寄り入浴客は宿泊客とは別の内湯にしか入れないそうなので(これもツレが調べた)また別の機会に泊りで来る事にして、いざ国道352号線へ!

この道国道なのか?

…のつもりが、何と通行止め?ええっ?迂回路としてシルバーラインとか書いてるけど、バイクは奥只見シルバーライン通られへんのとちゃうのん?通行止めの看板に書いてある土木課の電話番号に問い合わせてみようとしたのですが、山の中なので圏外とか、意味ネェ…

つか、国道かコレ。

栃尾又温泉『自在館』は、立ち寄りでも予約必須

仕方がないので、もう一カ所ここの近くにある栃尾又温泉という温泉地に行って見ることに。

自在館外観

栃尾又温泉は国道352号線から分岐した県道のドン付きにある温泉地で、数軒しか宿はありませんが、自在館という温泉旅館が特に全国的に有名です。温泉街の奥には公共の日帰り温泉もあって、ひっそりとたたずむ山間の隠れ里のような雰囲気。

栃尾温泉の温泉街

自在館の受付で、この先の道の状況を尋ねると、迂回路の奥只見シルバーラインを使っても、この先にある銀山平温泉のあたりまでしか行けないそうで、このあたりから福島方面に行ける道は一つもない!とか。げぇええ〜、マジか?受付の人も困り顔でおっしゃっていました。そりゃ困るよねぇ(´ω`)

栃尾又まで来ると携帯が通じるようになったので、先ほどかけて通じなかった土木課に問い合わせると、このあたりから福島方面へ行くには、一旦関越道のあたりまで引き返し、国道252線で北側から大回りするしかないらしい。

大湯温泉方面から福島へ直接行ける道は無い!(2012,9月現在)

2012年の夏は、関東は雨が少なく渇水に苦しみましたが、局地的には例年にない豪雨のため、土砂崩れなどがあちこちで起こっているそうだけど、今回の大幅な通行止めはそのせいなのかな?震災からだったらちょっと時間かかりすぎだよね?でも、昨日行った二ツ屋温泉の周りの道も、少なくとも一年以上は復旧してないしなぁ。

これは2012年の9月現在の情報なのですが、このあたりにお越しの際は、あちこちの道が通れないかもしれないことは念頭に置いておいてくださいね!

せっかくなので自在館で立ち寄り湯を頂いていこうかと思ったのですが、さすがそこは人気旅館、日帰りも必ず個室の予約が必要だそうで、本日は生憎全ての予約が埋まってしまったそう。

栃尾又温泉が、落ち着いた山の温泉地の雰囲気を失わずに、今まで存続してこられたのも、こういう経営方針があってこそなんでしょう。今度は泊まりでぜひとも来てみたいな、と思いました。

今はグランドホテル系の温泉は流行らない

しかし大湯温泉は、近くにこんな雰囲気のいい人気温泉地がいくつもあって、これはもうすたれるのは仕方ないのかな、と思いました。

寂れた温泉地って、近くにこういうひなびた小さい温泉地があることが多いです。昔は温泉といえば、グランドホテル系の大きくて豪華な宿が定番でしたが、今はそういうのはもう流行らないですからね。今は秘湯ブームで、小さな温泉地の方に客が流れてしまったのが原因でしょうか。

通れないなら仕方ないので、昨日来た道を引き返します。さてさて、ちょっと道草食ったけど、福島方面に向けて出発!

福島〜新潟方面、通行止め多し!

今回の連休に新潟方面に来たのは、そもそもわたしが大地の芸術祭に行きたいと言い出したのがきっかけなので、本来大まかなルート考察なんかは私がするのがスジなんですが、なんか朝からグダグダな感じになってしまいました。本人なりに、ちゃんと調べたつもりではいたのですけどね…一応(^_^;)

おまけに、大湯温泉から福島方面に抜ける国道352号線が、銀山平のあたりから先は通行止めということで(2012年9月現在)、やむなく遥かに北側を大回りする国道252号線(沼田街道)を通って、福島県を目指すことになりました。

一旦昨日来た道を引き返し、関越道のある小出のあたりから252号線に逸れると、あとはひたすら真っ直ぐです。

福島へは、252号線をひたすらまっすぐ

…真っ直ぐ

かなりの山道。遠げはつづら折り

…真っ直ぐ

山の頂が見えてきた!(^_^;)

…真っ直ぐ

ここが県境のトンネル

国道252号線沿いには、休憩できそうな場所は殆ど無い!

新潟と福島の県境をまたぐトンネルを通過し、福島県側に入ってすぐの場所にある展望台にて。

六十里越峠開通記念碑

いやいや、また凄いとこに来たなぁ~

やはり、メインの道は通行止めだった国道352号線の方なのか、ここまで展望台など落ち着いて景色を眺められるような場所は一切なし。ドライブインや道の駅などの休憩場所も全くありません。

これは福島側も同じで、JR只見線の会津川口駅のあたりまで店などは殆どないので、トイレや給油などは、ある場所で早めに済ませておきましょう。

展望台の石碑には、『六十里越峠開通記念碑』とあり、田中角栄の署名もあります。ちなみにこの六十里越峠、冬季は閉鎖で年間半分近くは通れないらしい。道理で、こんなとこに店なんてあるわけないんですよねぇ〜

田子倉ダムは、猛暑の影響でかなり水位が下がっていました

展望台からは田子倉ダムが一望。記録的猛暑の影響で、ダムの水位はかなり低くなっているようでした。

ここから先はひたすら下り坂。展望台から見下ろしていた先ほどのダムの方に、どんどん下って行きます。

六十里越峠、福島側は比較的なだらか

ダムに沿ってしばらく走ると、前方に見えるは”会津のマッターホルン”こと蒲生岳。(笑)

”会津のマッターホルン”こと蒲生岳

とても美しい正三角形の山ですが、マッターホルンって呼ぶにはかなり小さい・・・おむすび山って感じ。

滝沢天然炭酸水

道路脇に滝沢天然炭酸水なる看板が立っているのが目に入りました。

道の脇に『滝沢天然炭酸水』の看板が

車五台ぐらいのスペースの駐車場があり、炭酸泉はこのすぐ下だそう。休憩がてら、ちょっと行って見ることに。

天然炭酸水は、駐車場のすぐ下らしい

ところが、案内に従い降りて行こうとすると、生い茂った木々の梢の隙間から、何年も放置されたような荒れ放題の建物が目に入りました。建物には滝沢温泉の文字が。

ボロボロになった滝沢温泉の建物が

げっ!!ひょっとして、天然炭酸水ってあれのこと?じゃあ下りて行っても飲めないんじゃ?

少し不安になっていたのですが、炭酸水の飲泉所は別のところにあって、駐車場のすぐ真下からチョロチョロと湧いていました。


これが滝沢天然炭酸水だ!

泉の傍らには、炭酸泉を飲むのに使うためコーヒーカップが置いてありましたが、石桶に溜まった炭酸泉には、よく見るとゴミやコケが漂っていて、ゴクゴク飲む気にはあまりなれない感じ。

この画像では見えづらいが、結構汚れている

なので、岩の隙間から滲みだしてくるのを直接すくって飲んでみました。

自然に湧出したとは思えない、爽やかなレモン風味の炭酸泉!

炭酸泉というと、兵庫県の有馬温泉の炭酸水を思い出しましたが、有馬にある泉源公園から湧出している炭酸水は、ぬるいし微妙に金臭くて、個人的にあまり美味しくは無かったように記憶しているのですが、ここのはそういう変な臭いや雑味は無く、レモンを絞ったような酸っぱい味の、ドイツのゲロルシュタイナーの炭酸水みたいな感じでした。冷たくて美味しい!うん、こりゃイケる。

しかし、何で温泉の方は廃業してしまったのでしょうね。川沿いの結構いいロケーションなのに。「川が増水して、流されちゃったんじゃないの?」とツレ。ともすれば、さっきの飲泉所のチョロチョロといかにも頼りない湧出量を見るに、源泉が枯渇してしまったのかもしれません。調べてないので詳細は不明。

想像を絶する大水害の爪あとに唖然・・・

しばらく走っていると、川にかかった橋の橋桁が流され、橋の上の部分だけが川の中に残っている、衝撃的な光景を目撃Σ(゚д゚lll)

橋を見る限りは、鉄製の近代的な構造の物なんですが、橋桁の部分が影も形も無いとか、どんな水量の水が来たらこうなんの??

ありそうで意外と少ない、ダムの堤体の上を走る国道

さらに進むと、只見川をせき止めて作られた本名ダムの堤防の上を国道が通っています。

ダムの堤体の上を走る、国道252号線

道から見下ろした放水口は迫力満点!

堤防の上から見る放水は迫力満点!

…て、よく見たらダムのそばにかかる鉄橋が、ここもえらい事に!

鉄橋も川のところだけゴッソリと流されている

今年の夏は記録的猛暑だったけど、降るときはヤバいぐらい降ってましたからねー。352号線が通行止めになってたのも、多分そのせいなんだろうし。

急激に水位が上昇して、慌てて放水したらドカン!って感じ?しかし、どんだけの水量があればあれが流されるんだろう?それとも、おととしの震災で倒れたのかな?

大自然の力の前では、人間の作った建造物なんて、積み木のおもちゃみたいなもんですわ、ホントに。

ここまで252号線の道沿いに、車道と並行するように鉄道の線路が通っているのは気づいていましたが、一度も走っている列車とすれ違わなかったのは、単に田舎だから極端に本数が少ないのだろうと、特にそのことについて深く考えることはしなかったのですが、この分だと今迄通ってきた道の脇の路線は、そもそも運行していなかったのかも知れません。

これだけの規模で水害が起こっていれば、東京でも報道はされていたはずだし、そのニュースは見たはずなのですが・・・。最近の異常気象のせいで、正直もう知り合いがいるとか行ったことがあるとか、そういう場所でもなければ記憶してなんていられないほど、ここ数年日本中のあちこちで天変地異が起こっていたので、このあたりがこれほどまでの被害を受けていたことは、全く知りませんでした。

給油や買い物は、会津川口駅前で済ませておきましょう

そうこうするうち、会津川口の市街地に到着。ようやく町に出ました。

会津川口の駅前

JR只見線の会津川口駅は、この一帯では一番大きな駅なので、おそらくここまでは列車は運行していると思います。

JR只見線会津川口駅。この沿線ではかなり大きい駅

駅前には農協のATMや、駅から少し離れた場所にはガソリンスタンドもありました。

つげ義春も愛した素朴すぎる温泉郷・金山温泉郷

ここから栃木方面に向かうべく、国道400号線(田島バイパス)に逸れ、再びどんどん山奥へ。

会津川口温泉は多分この辺??

この一帯は、会津川口温泉、玉梨温泉、八町温泉、などの温泉が点在していて、手持ちのツーリングマップルによると、金山温泉郷とという名称が記されていました。

他人に運転してもらってると、一日に走れる距離が分からない

私がコースを決めると、一日で無理なく走れる距離がいまいち分からなくて、かなりハードな長距離移動のコースを設定してしまい、ツレに文句言われたりよくするので、今回は気持ち早めに二日目の宿はこのあたりで取るつもりにしていたのですが、もしもこのあたりで宿予約してたら逆に早すぎでしたね。

コース考えろとか、宿予約しとけとかいつも言うけど、運転するの私じゃないしわかんないもんさぁ〜。「これどうかな?」って相談しても、知るか!とか言うんだよな(#・∀・)ムカつく!

金山温泉郷は、大手の予約サイトなどにはほとんど載らない宿ばかり

ちなみに今回、金山温泉郷で宿を予約しなかったのにはもう一つ理由があって、このあたりの温泉地名でぐぐっても、宿に関しては情報らしい情報がほとんど出てこなかったからでした。

金山温泉郷は、こんな感じの農家が兼業で民宿を営んでいるようなところが多いです

実際現地に来てみると、農家民宿のような小さな宿が数軒あるだけのような温泉地がほとんど。ちなみに、金山町の公式サイトで紹介されている宿はみんな、上の写真みたいな農家が兼業でやっているような感じです。

金山町に泊る - 金山町ホームページ

後で知ったのですが、金山温泉郷は漫画家のつげ義春が訪れたことがあり、『会津の釣宿』という作品にも登場する場所だそう。Webで検索すると、非常に雰囲気のいい公衆浴場などがたくさんヒットするので、好きな人にはたまらない温泉郷だと思います。

私も、きらびやかな高級ホテルよりは、鄙びた小さな温泉地のほうが好きではあるのですが、ちょうど昼時だったので、立ち寄り湯と一緒に食事でも・・・と考えていたため、そこそこ大きいホテルのような建物も何軒かありましたが、あとは記憶してる限り、古いけどそんなに大きくもない、普通の民家のような宿ばかりで、飲食店も国道400号線沿いには全く無く、気が付けば昼食を食べそびれたまま、栃木県の県境に位置する田島の道の駅まで来てしまいました。

この時午後三時過ぎ。ようやく遅い昼食を済ませ、そろそろ宿探しをせねばなりません。三連休の二日目、果たして飛び込みで泊めて貰える宿はあるのでしょうか??


しかし今日は一日、何もしないでただ走っただけで終ってしまったような気がするなぁ〜。朝イチに寄ろうとした温泉は二軒ともダメだったし、通ろうと思った道は通れないし、途中にあった温泉にもどこも寄らなかったし…やっぱり、金山温泉郷の公衆浴場も行っときゃよかったとか、そんなことばっか考えちゃう(´Д⊂ヽ 疲れてるのか?

つづく

滝沢天然炭酸水 へのアクセス

住所:大沼郡金山町滝沢温泉

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