新ブログ「べっぷ移住物語」

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塩原温泉郷 明賀屋

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川岸露天風呂

全国の温泉ガイドブック等には必ずといっていいほど登場する、明賀屋の川岸露天風呂

塩原方面には今まで何度も訪れましたが、やはり有名老舗旅館で日帰り入浴も受け付けていないとなると、どうにも敷居が高く「こんな歴史のある旅館に泊まってみたいなぁ」と、建物の前を通過しながらいつも思っていたのですが、9月の連休初日の朝、明賀屋の一番安い部屋に空きがあるか駄目元で問い合わせてみたところ、震災の影響なのかあっさり当日で予約が取れてしまったのでした。

塩の湯温泉

東北自動車道西那須野塩原ICで一般道に降り、県道400号線を塩原方面へ約1時間。明賀屋は塩原温泉郷の中でも塩の湯温泉と呼ばれる地区にあります。県道から少し細い道を入ったところに、建物の外観も規模も明賀屋とそっくりの玉屋と柏屋という旅館が並んで建っていますが、一番56号線に近い玉屋は潰れて廃屋になっている様子です。外観が本当に明賀屋とそっくりなので、一瞬「あれっ?」てなりますが、明賀屋はさらにその奥の建物。

同じような宿なのに、何が運命を別けたのか?やっぱり露天風呂?

増改築が繰り返され、迷路のような明賀屋の建物

フロントのある本館でチェックインを済ませて、部屋に移動します。

一番安い部屋は光風館で、露天風呂のある本館から最も遠い建物になります。明賀屋は過去に何度も増築を繰り返した歴史があるようで、建物内はまるで迷路のよう。山の斜面に建っているので、谷川に面した露天風呂から光風館までは大変な高低差です。建物自体が相当な年代物の上に、無計画に増築が繰り返されている為、今さらエレベーターの設置など出来ないのは明らか。

明賀屋の建物

上の写真は光風館から撮影した建物の全体。左の茶色い屋根がロビーやお風呂のある本館。奥の建物が太古館。木の影に隠れていますが、本館との間に渡り廊下が繋がっています。

ホームページにも光風館のプランは安い分、足腰の丈夫なことが条件として明記されてますが、実際行ってみるとこれが本当に大変…おまけに、部屋に戻って来れるのか?と不安になるほど複雑な道順。

光風館客室

ようやく部屋に到着。窓から表を見ると、玄関があんなに遠くに…そら大変やわ。

光風館から本館を望む

安い部屋からは想像を越えて大変な川岸露天風呂への行程

お風呂へは、先程のフロントのある建物までまず行って、そこからエレベーターで地下1階へ移動。

迷路のような明賀屋の廊下
迷路のような明賀屋の廊下3
南館と本館を繋ぐ渡り廊下
明賀屋の内湯

男女別内湯はこの階にありますが、混浴露天風呂はさらにそこから渡り廊下と階段を使って谷底へと降りて行きます。

川岸露天風呂へ降りる階段
はしご並に急…

この階段上り下り出来る時点で、温泉療養とか全く必要ないような・・・

近年作られた感じの渡り廊下

渡り廊下はベニヤ板で急ごしらえしたような感じです。よく見るとの下には、かつて使われていたであろう朽ちかけた渡り廊下が。

朽ち果てた旧建物
相当古いですね

露天風呂へ降りる階段も、今は使われていない客室があった建物。手入れすればまだ使えそうに見えますが、建物の裏側を覗き込むと、土砂崩れか何かが原因か、建物後ろ半分がほとんど崩壊してしまっていました。

建物内の階段だけ使っている
今は使われていない客室があった建物

扉の隙間からかつての客間を覗いてみると、家具や調度品など当時のまま一切合切置きっぱなし。ここで一体何があったんだろう?


露天風呂は混浴で、半露天が二つと、外に三つ。

川岸露天風呂

川岸露天風呂その2。奥のよしずの向こうにも古い建物らしきが見える

全体的にかなりの激熱ですが、写真奥の岩風呂が若干マシかと思われます。泉質はナトリウム塩化物泉。24時間入浴可で、朝6~8時は女性専用タイムとなっています。

露天風呂の奥にも、よしずで仕切られてはいますが昔あった露天風呂の遺跡のと思われる廃墟が見えました。

明賀屋の建物は歴史のある古い建物ですが、古い物を手入れして大事に使っていると言うよりは、修理したり壊して撤去するのがおっくうで放置してるだけという感じ。私がイメージしてたのとはかなり違うイメージの老舗旅館でした。

一般家庭ならば、テレ東の解決ビフォーアフターに出演出来るレベル。

使ってない渡り廊下や崩れた客間棟は、このまま朽ちるに任せて放置するつもりなのでしょうか??

はっきり言って気を使う、階段の昇り降りもままならないお年寄りが給仕してくれる食事

食事は光風館と同じく本館向かいにある太古館での広間食。太古館は昭和8年開業の洋風建築で、こんなに見事な元正面玄関は駐車場からの搬入口として使われていました。上がってすぐ右が厨房。えー、こんなにいい雰囲気なのに、もったいないなぁ…

太古館玄関
玄関入ってすぐのロビー

食堂は2階の和室。メニューは到ってごく普通の和会席料理。陶板焼きはステーキで、これは結構美味しかったです。


陶板焼きはステーキ

床の間に置いてある壷とか、ちょっとしたものがよく見るとみんなすごい年代物ばかり。うむ~、さすが老舗だ。

広間の床の間
床の間に飾ってあった壺

震災の影響で従業員が足りてないのかも・・・?

しかしそんな老舗旅館にも関わらず、接客に関してはそのへんのファミレスかそれ以下と言わざるを得ません。

何というか、絶妙にカンに障る抜けっぷりというか、何か頼みたくても宿の人がいない、捕まっても頼んだ物が出てこない。たまに忘れてる時もあったり、どうなっとるの?ここのシステム?

一番ありえないと思ったのは、早めに来てさっさと食事を済ませて引き上げたお客さん数組に、料理を何皿か出し忘れるというもの。正確には、まだこの後料理が出てくることを伝え忘れたということなのですが、だとしても一体どんだけ支度に時間かかったらそうなるの?

どうも見た感じ、給仕の仕事全般全くの未経験のおばちゃん達を寄せ集めて、何も教えないまま配膳係をやらせてるような感じ。しかもおばちゃん達全員がかなりの高齢で、中には手すりに掴まってようやく階段の上り下りが出来るような足腰の悪い人も。一階の厨房から二階の食堂の往復に、異常なほど時間がかかっているようなのです。

おばちゃん達を仕切る係の人もいないみたいで、変な例えですが素人のサッカーの試合みたいに、全員ボールの方に行ってしまって他の場所に誰もいないような状態。本業の仲居さんが、今回の震災で大量に辞めてしまったとか?繁忙期に人手不足で急遽近所の農家の奥さんに来てもらったとか、そういう事情でもなきゃ逆にやだな~。

食堂のすぐそばに、食事を上げ下げする小さいエレベーターがあるのですが、見た感じそれも動いていない模様。あれ動かしたらだいぶおばちゃん達楽に仕事できるのに。そもそも厨房のすぐ脇が洋間の宴会場で、そっちを使えない理由でも何かあるの?年寄りしか雇えないなら、年寄りにでも回せるように工夫しないのは、やっぱり宿の責任です。

でもやっぱり、おばちゃん達頑張って働いてくれてたけど、階段の上り下りぐらい普通に出来る人雇って貰わないと、客のこっちが気をつかって用事頼むのに気を使ってしまいます。

本館の高い方のプランなら、こんなこと無いのかなぁ?

温泉は良かったけど、何でこの宿こんなに人気あるの?と、首を傾げてしまいました。

明賀屋のアクセス

住所:栃木県那須塩原市塩原353

Tel:0287-32-2831

URL:http://myogaya.com/

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