新ブログ「べっぷ移住物語」

関東 群馬県

浅間隠温泉郷 鳩の湯温泉の一軒宿『三鳩楼』

2015/09/05

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8月下旬から岡山に出張に行っていたツレが、ようやく東京に戻って来ました。

しかし、まだ帰って早々なのですが、ツレは例年冬場にも必ずと言っていいほど長期の出張が入るので、ボケボケしてるとまた11月ぐらいから地方にやられる可能性が高く、今のうちに急いであちこち行っとくことにしました。

今回の旅は群馬県。秋の行楽シーズン、それも連休中にも関わらず、宿も決まらないまま突撃します。


ツレの方の都合で、出発は午後3時を過ぎてからになりました。出発が遅かったので、関越自動車はほぼ全線にわたって渋滞はゼロ。渋川伊香保インターで一般道に下りて、中之条方面へ向かいます。

この辺りは草津・万座方面に行く時には必ずと言っていいほど毎回通る道なので、もう今や地図も必要ないほどです、とか言って一回曲がるとこ間違えたけど。

道の駅こもちの近くから分岐する長野街道を西に向かってしばらく走ると、通り沿いに見覚えのあるくすんだねずみ色のプレハブ建てのスーパーマーケットと、その隣には以前来た時にも給油した記憶のあるエネオスがありました。

今回もまたこのエネオスで給油を済ませ、休憩がてらスタンドの片隅でようやく宿を探し始めます。

まず、今からどこ方面に行くか決めなければなりません。私は久々の草津なので久しぶりついでに草津、四万、尻焼辺りの鉄板コースでどこか…と考えたのですが、電話で何軒も当たってやはり連休中とあってかどこも満室。

ようやく草津湯畑前の温泉民宿に一軒空きを見つけましたが、連休スペシャル料金をふっかけられて断念。

こうして私がモタモタしてる間に、ツレが二食付く温泉旅館を見つけてくれました。頼りになるわ〜。

という訳で、今夜の宿を目指しさらに西を目指して進みます。

中之条の市街地が見えて来た

予約したのは、鳩の湯温泉三鳩楼という宿。

鳩の湯温泉は、浅間隠温泉郷の一つに数えられる温泉地です。しかし、この辺りは今までに何度も来ていますが、鳩の湯温泉なんて全くの初耳。というか、浅間隠温泉郷ってのも今まで聞いたことがありませんでした。もうそろそろ有名な温泉地は出尽くしたように思っていた北関東ですが、私の知らない温泉きっとまだまだいっぱいあるんだろうなぁ。

浅間隠温泉郷へは、薬師温泉旅籠を目印に

浅間隠温泉郷は浅間隠山の北麓にあり、付近には温川温泉、薬師温泉などの温泉地が至近距離に隣接しています。それぞれの温泉地は全て一軒宿で、温泉郷というより宿によって持ってる源泉が違うという程度のような感じです。

国道145号線(日本ロマンチック街道)から谷に下る細い道の分岐点に、薬師温泉 旅籠と書かれた看板が立っていました。

薬師温泉の旅籠という宿は、鳩の湯温泉と同じく浅間隠温泉郷にある温泉宿ですが、温泉郷の中で一番看板をあちこちにマメに出しているのがこの旅籠なので、浅間隠温泉郷に行く際は薬師温泉旅籠の看板を目印にしていくと良いでしょう。

看板の案内に従い鬱蒼と木々の生い茂る山道をしばらく走ると、頭上高くに架かる橋梁が見えてきました。

頭上遥を走る高架道路

この辺りを通るといつも気になるのが、あちこちにある見上げるような高さを走る高架道路。2009年の民主党政権発足当時に世間を騒がせた八ッ場ダムの建設予定地が近くにあるからだと思ってるんですけど、調べていないので真相は不明です。

道は人家の存在など全く感じられない薄暗い森に続いていますが、田舎って案内勝手に途中で辞めるからな〜、とちょっと訝しくなりつつも薬師温泉旅籠の看板を信じて直進。

しばらく進むと、再び通りから分岐する細い林道の入口に、ありました!旅籠の看板。やっぱり直進で合ってたんだ。旅籠を信じて本当に良かった…

ホッと胸を撫で下ろして林道に逸れると、今までさんざん登ってきたのに道は今度はどんどん下っていきます。

真っ暗な林道を下って行く

周囲は真の真っ暗闇。もし私一人だったら、かなり心細かったに違いありません。

山里に佇む浅間隠温泉郷

山道を下りきった辺りに、ようやく建物の灯りが見えました。どうやら酒屋か何かの様子。酒屋のある辺りから先は、農地が広がり民家が点在する山里です。

鳩の湯温泉、一体どんな山ん中にあるのかと思っていたので、いきなり里に出てちょっと拍子抜け。

酒屋の脇の道を曲がって田んぼの畦道を少し進むと、道沿いに大きく『鳩の湯温泉 三鳩楼』と書かれた看板が立っていました。

三鳩楼の建物外観。三連休に飛び込みで空室があったことや、今まで全く聞いたこともない温泉地&宿だったので、正直全く期待していなかったのですが、関東近郊でこんなに雰囲気のいい宿を今まで知らなかったとは、ホントに私なんかまだまだひよっ子だなぁ…と痛感いたしました。

三鳩楼外観

玄関を開けると、中は和風モダンに改装されていてとてもお洒落です。(写真は翌朝撮影したもの。)

三鳩楼の玄関

帳場の脇には、ツルの絵が描かれたかなりの年代物であろう板戸が並んでいます。何だ、そこはツルじゃなくて鳩でいっとけよ。

ツルの絵が描かれた板戸

しかし、宿の名前の三鳩は英語のThank youを連想しますが、古そうな宿に見えてサンキューにかけてるなんて意外と新しいのかな?

玄関で声をかけると、奥から女将さんが出てこられて、部屋まで案内して下さいました。建物は平屋で、私達の部屋は帳場の奥の通路を少し入った先。

客室もかなり古そうです。三鳩楼という名前は、英語のThank youとはやっぱり関係ないんでしょうか。聞いて来るの忘れちゃったな。

三鳩楼客室

三鳩楼の露天風呂は全然露天じゃない!

食事の支度が出来るまで、お風呂に先に入って下さい、とのこと。

お風呂までの廊下

お風呂は客室のある建物から、長い廊下を進んだ先にあり、元は離れだったような感じの建物です。こちらも最近改装されて、新しくて綺麗。ジュースやビールの自販機もあります。

通路には、今や群馬の顔となったこの二人のポスターが。

群馬出身タレント秀ちゃんと井森

そしてこの二人と同じぐらい群馬の顔となったぐんまちゃん。秀ちゃんと井森とぐんまちゃんのポスターは、群馬県内どこに行っても必ずあります。まさに郷土のスター!人生どんなきっかけでブレイクするか分かりませんわ、ホント。井森なんて、後期のクイズダービー出てた記憶しかないもんね。

三鳩楼内湯入り口

お風呂は男女別の内湯が各1の他に、男女別の露天風呂もあります。家族風呂などはありません。

まずは露天風呂に入ることにしました。内湯の手前の階段を上ると、露天風呂の脱衣所があります。しかし、浴室の扉を開けてみると、浴室の周りはガラスで囲われていて、屋根も付いてるし露天というより展望風呂?

全然露天じゃない三鳩楼の露天風呂

何だよ、露天じゃね~じゃん!と思いつつ湯船に浸かると、いい感じのぬる湯でかなり長湯できそう。泉質は炭酸含有塩類泉。

三鳩楼露天風呂の写真その2

浴室の照明はちょっとやり過ぎなぐらい薄暗く設定されていて、それがまだひっそりと佇む隠れ里の温泉、という感じで雰囲気満点。いや〜、いいわ三鳩楼。

宿のご主人はぶっきらぼうでも実際会うといい人ですよ

のんびり温まった後は夕食です。

食事は客室とは別の座敷、それも個室に用意していただきました。

食事は個室で

えええ!飛び込みでなんでこんなに豪華なの?急にキャンセルでも出たのだろうか?何かすいませんね、ホントに。

謎に豪華な三鳩楼の食事

酒飲み的に、食事の前には先ず乾杯でしょ。というわけで、ビールを貰いに厨房に行くと、チェックインの祭には姿が見えなかった宿のご主人が、瓶ビールを座敷まで届けて下さいました。

しかし、後からツレに聞くと、予約の際の電話応対でこのご主人と思われる男性が出たらしいのですが、ちょっと泊まるのをためらってしまうぐらいにぶっきらぼうで感じの悪い印象だったんだとか。

えー、直接会うと全然そんな感じじゃないのにね。当日キャンセルで腐ってたのかな?

三鳩楼にご予約の際は、無愛想な男性が電話応対しても、実際はそんな人じゃないのでめげずにトライしてみて下さい。

湯船の蓋が特徴的な三鳩楼の内湯

食後は部屋に戻ってしばらくのんびりした後、もう一つの方の内湯に入りに行くことにしました。

内湯は先程の露天風呂と同じ建物にあって、浴室や更衣室は露天風呂とは異なる場所にあります。浴室は宿の規模からすると大きくて、5人以上は入れるサイズの湯船の上に、かなり年季の入った木の板で一面蓋がされていました。

木の蓋で覆われた三鳩楼の内湯

浴室は他の施設同様改装されて新しくなっていますが、この板だけは代々使われていた物を使っているようで、湯船もこの蓋に合うように作られているんですね。こういう所に、宿の人の先祖を敬う気持ちが溢れていて、何だか感動してしまいます。

しかしこの内湯、湯船自体はかなり大きいんですが蓋の板を外すのが結構大変なので、結局数枚外して断念。

でもこれだと、家のお風呂と大差ないような感じであんまり開放感とか無いですね。

こちらのお湯も露天風呂と源泉は同じと思われますが、蓋がされている分露天風呂ほどぬるくもなく適温でした。

いやいや、飛び込みなのに大幅に予想を上回る良宿ですわ。何でイマイチ知名度無いんでしょうか?もっと有名になってもいいのにね。

夜中と早朝にも起きて、チェックアウトまで時間を惜しんで何度も内湯も露天風呂にも入りました。

朝日の差し込む露天風呂の爽やかさと言ったら!

朝の三鳩楼露天風呂

明るいところで見ると、湯船の縁に何やら因縁めいた不思議な形の石のオブジェがくっついてましたけど、これ何だったのかな?石臼?

湯船の謎のオブジェ

朝食も、昨夜夕食を頂いた座敷にて。

食後部屋でのんびりしていると、やけに外から気配を感じます。

早朝の客室

覗いてみると・・・

変な配置の狸の置物

なぜか客室を盗み見るような位置に置かれた狸の置物が。何見てんだよ〜!

ではでは、そろそろチェックアウト。鳩の湯温泉三鳩楼、とても良い宿でした。静かな場所なので、のんびりしたい人におすすめの宿です。

今度はご近所の温川温泉、薬師温泉にも行ってみたいですね。ちなみに三鳩楼の玄関は、日中見たらこんな感じです。

日中見た三鳩楼の建物外観

そういえば、宿のフロントにあったリーフレットを見ると、周りに壁もガラスも無い紛うことなき露天風呂の写真が載っていました。

察するに、お湯の温度が何らかの理由で下がって、露天だと寒くて入っていられなくなったから壁を作ったのではないかと思いました。栃木の奥日光湯元とかも、地震の影響で源泉温度めちゃくちゃ下がったって言ってましたしね。まぁ、確かにこのぬる湯で露天風呂だと、真冬はキツいと思われます。

三鳩楼裏の川沿いにある癒しスポット

チェックアウトを済ませ、出発前に宿の周りをちょっと散策して行くことにしました。

宿の裏からつづく坂道

宿の裏を下った先には、農家の倉庫みたいなのがあって、軒先に小豆が干してあったり、唐辛子が干してあったり、サツマイモやカボチャが無造作にゴロゴロと転がしてありました。三鳩楼の料理にも、ここの野菜とか使われてたりするのかな?

三鳩楼裏の農家の納屋

そして、倉庫の裏には昨夜から音だけは聞こえていた吾妻川の支流、温川の清流が。

吾妻川の支流、温川

川沿いにはベンチが置いてあって、小さな池とその奥には何やら動物の飼育小屋のような建物が建っています。

川沿いには錦鯉が泳ぐ池が

池にはすぐそばを流れる川から水が引かれて、立派なコイがたくさん泳いでいました。奥の小屋を覗いて見ると…

池の傍らにある飼育小屋には・・・

ウサギが沢山!

誰が何のためにこの池とウサギ小屋を作って管理しているんでしょうか?やっぱり三鳩楼?だとすれば、三鳩楼の料理にコイもウサギも出てこなかったことから見ると、これらの動物は純粋に観賞用として飼われているようです。

うーむ、それにしても癒やされるわ。ウサギって考えてみるとネズミと大差ないような生き物なのに、見る人を萌〜っとさせるこの雰囲気はどこから来るんでしょう。この木陰で、ずっと池の鯉を眺めながらウサギと戯れていたい気分になりましたが、そろそろ出発しますか…皆さんも、浅間隠温泉郷においでの際は、是非ウサギ小屋と鯉の池にも立ち寄ってみて下さい。

ではでは、全く次の展開とか考えてませんが、次なる立ち寄り先の万座温泉に向かいます。

・・・つづく


館内に、”山の神”こと柏原竜二さんの写真が貼ってありましたが、この宿に来たことあるのかな?

東洋大の柏原竜二の写真が飾られていた

鳩の湯温泉 三鳩楼へのアクセス

住所:群馬県吾妻郡東吾妻町本宿3314 ‎

Tel:279-69-2421

URL:ー

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