オーシャン東九フェリーで、東京から九州まで行ってみた!

2013年のゴールデンウィークは、何と夢の11連休!今回の目的地は、私の人生初となる九州です。

問題は九州までの交通手段なのですが、計画を立てたのが連休の直前だったため、飛行機は高くてもう無理、というかおそらく空きも無かっただろうと思います。

他にも新幹線とか夜行バスとか色々ありますが、いずれにせよ現地に付いてからの移動がレンタカーになってしまうと、割高な大手のレンタカー会社以外では乗り捨てに出来ないため、借りた場所まで再び車を返しに来る時間がバカにならないのでパス。

で、今回は東京から北九州の新門司までカーフェリーが運航しているとのことで、ツレのバイクでニケツで利用することにしました。

フェリーはインターネット予約出来ない会社が多い

それにしても、フェリー会社ってのは今時、電話か港に直接行くしか予約を受け付けていないところが大半という、まるでパソコンも携帯電話もない時代から時間が止まってしまったかのような業種なのですが、今回利用したオーシャン東九フェリーもそんな時代錯誤な会社の一つでした。

おまけにその予約電話の窓口も、会社の定時の9時〜17時しか受け付けておらず、以前ETC普及キャンペーンで高速料金が土日1000円になった時に、かなりの数のフェリー会社が経営難や廃業に追い込まれましたが、こういう経営スタンスを見ると、不振の原因は高速の割引だけじゃないんじゃねーの?という気にもなります。

オーシャン東九フェリーの見どころと注意点

フェリーの出港時間は午後7時半。車両の積み込みに時間がかかるので、港には一時間以上前には到着している必要があります。仕事が終わり、大急ぎで家まで帰ってツレのバイクで有明埠頭に向かいます。

フェリー乗り場に到着。

乗船手続を終え、フェリーで乗り場に向かうと、時間ギリギリだったためか乗り場にはバイクが数台停まっているだけでした。ここから搭乗者自らスロープを自走で船内にバイクを積み込みます。

フェリー乗り場はバイクが数台停まっているだけだった

車両甲板には、積み込まれた車両をロープで固定したり楔を打ったりする作業員が沢山いて、段取りよくてきぱきと指示がなされます。

オーシャン東九フェリーの車両デッキ

所定の場所にバイクを停めると、作業員さんが慣れた手つきでバイクを固定し、これで積み込みの作業は終了。

車両甲板の脇の階段を上ると、そこは私達が今から一日半以上生活することになる、乗客専用ブースとなっています。

乗客専用ブースのロビー

この船は、カジュアルフェリーというタイプで、客室は二等寝台の一種類のみです。

客室のドアがずらっと並んだ通路
二等寝台は相部屋の二階建てベッド

相部屋の二段ベッドシートに荷物を下ろしてカーテンの中でスエットに着替えると、これから長い船旅の始まり。ラウンジに行って、湾岸地帯の夜景を眺めながらビールを飲む二人。

荷物を下ろして、ロビーでビールタイム♪

船内には、聞こえるか聞こえないかぐらいの微妙な音量で、船長の挨拶のアナウンスが流れていました。

東京出港時の夜景が素敵♪

・・・と、あれ?気がつくといつの間にかフェリーが動いてる!うおお…やられたっ!有明スタートだから、船からの夜景を楽しみにしてたのに!

慌ててデッキに出ると、運よくまだ港を出たばかりでした。え〜?銅鑼とか汽笛とか鳴らさなかったよねぇ?ま、いっか。

さよなら東京〜(*´∀`)ノシ

東京ゲートブリッジの下を通過中。

ゲートブリッジ、近くで見るの初めてかも

遠ざかって行く街の灯が、ことさらに旅情をかき立てます。大洗にはこういう楽しみあんまないよね。真っ暗だし。

ゲートブリッジの橋の間から眺める東京の街灯り

あの辺りが川崎の工業地帯かな~?とか話しながら、夜景を二人して眺めていましたが、船が沖に進むと急激に寒くなってきて、船内に戻ることにしました。

どこまでも続く

川崎を過ぎても、途切れることなくどこまでも続く街の灯り。宇宙から見ると、日本は海岸線に沿って灯りがびっしり密集していて浮かび上がって見えるといいますが、フェリーから眺めた海岸線はまさにそんな感じでした。

約一日半の船旅にも関わらず、船内に食堂が無い!?

ちなみにこの船、夜7時半に有明を出ると、目的地の新門司に着くのは翌々日の朝6時20分予定なのですが、何と!びっくりなことに、船内には食堂などは無く、カップラーメンや冷凍食品の自販機が数台あるのみ。

船内の食事は、自販機のインスタント食品のみ

オーシャン東九フェリーには四隻のフェリーがあって、そのうち二隻が今回私が利用したのと同じカジュアルフェリー、そしてもう二隻がスタンダードと呼ばれるタイプの船で、以前はスタンダードの方には食堂があったそうですが、今はもうそちらの方も無くなってしまったそうです。

オーシャン東九フェリーのホームページを見ると、一見スタンダードの方は今でも食堂があるように見えますが、これは時間限定で讃岐うどんのみの営業がされているというもので、基本的には食事は自販機のみです。

でも、意外とここのインスタント食品、種類も多いし何よりめちゃくちゃ安い!カップ麺なんか100円だったし、当初は「食事どうすんだよ〜」とブーブーだったのですが、意外と自販機の方が好きな時に食べれるし安いし、これはこれでよかったのかも?と思いました。

スタンダードには四種類のグレードの客室がある

他にも二等寝台のみのカジュアルに対して、スタンダードの方はいわゆる雑魚寝シートから特等級の個室まで、四種類のグレードの客室から選べたりといった違いもあります。スタンダードとカジュアルフェリーは一日おきに交互に運航しているので、どの船がいつどこから発着するかは、各月の運航スケジュールを参照のこと。

フェリーのお風呂は天然の波の出るプール

航行時間の長いフェリーにはお風呂が完備されていて、これもフェリー旅の醍醐味の一つ。

フェリーのお風呂は結構楽しい

大きな船の場合、よほど天候が荒れていなければ、普通に船内を歩いている分にはそれほど揺れを感じることはありませんが、お風呂のお湯は海面と同じ調子で波打つので、何かに捕まっていないと波に揉まれてあっちへこっちへ体が流されてしまい、それがまた天然の波の出るプールって感じでかなりエキサイティング。

意外と激しく揺れる!

オーシャン東九フェリーのお風呂は24時間好きな時に入れるので、暇を持て余してやたら風呂ばっか入ってましたね~。湯船の中でバッチャンボッチャン激しく揺られていると、ちょっと酔いそうになりました。

オーシャン東九フェリーはdocomoの電波がかなりイイ!

それから、オーシャン東九フェリーは携帯(docomo)の電波が非常に良くて、スマホがほぼストレスなく使えます。これには正直驚きました。数年前利用した新日本海フェリーと商船三井は、ごくたまにしか繋がらなかったように記憶しているのですが、今時はフェリーでもインターネットぐらい出来て当たり前の時代なのでしょうか。それとも、オーシャン東九フェリーが特別なのかなしら?インターネット予約出来ないのにね。

その為、長い船旅でしたがSNSやったりオンラインゲームやったりと、時間潰しアイテムが色々使えて私の場合は意外と退屈しませんでした。

そういうのに全然興味ないツレは、めちゃくちゃ暇そうでしたが。

航海中はだいたい常に陸地が見えている

船窓からはほぼずっと陸地が見えていたように記憶しています。

陸地を見てるだけでもずいぶん気がまぎれます

北海道行きのなんて、港出たらずっと海しか見えんもんね。朝から晩まで水平線ばっか見てると、絶望感すら感じるようになって来るので、まぁちょっとでも見る物があるのとないのとでは、退屈度合いもずいぶん変わってくるってもんです。

でも暇だなー

徳島から先、なぜか無駄に大回りする変な航路に要注意!

午後14時20分に徳島港に到着。そしてその後、フェリーは最終目的地の新門司に向うのですが、てっきり徳島を出たらフェリーは瀬戸内海を通って北九州へ向かうもんだとばっかり思っていたのに、なぜか再び太平洋側まで引き返し、高地沖を通って新門司港に入港という、全く意味不明な航路を航行することが判明。

何と徳島から新門司まで、15時間近くかかることになります。いくらトロいと分かっていたフェリーでも、ちょっとこれは予想外時間かかり過ぎ…

新門司に着いたら一番初めに別府に行く予定だったため、それこそ徳島で降りて自走で愛媛まで行き、八幡浜から違うフェリーで別府まで渡った方が断然早いことに後になって気がついたのでした。急いで予約したので船のコースまでは調べてなかった〜!やられたわ。

新門司の手前の志布志とか宮崎にも寄港してくれたらいいのになぁ、だったらこのルートもそんなに悪くないんだけど…って、今更文句言ってもしょうがないけど。翌朝の到着まで、また酒でも飲んでグータラしますか。

黄昏に暮れる太平洋。瀬戸内航路なら、神戸の夜景や瀬戸大橋など、日が暮れてからも楽しみはたくさんのあるのですが、夜に高知沖通ってもおそらく何にも見えないでしょうね。うおー!なんで瀬戸内海通ってくれないんだよぉぉ!!

黄昏の高知沖

そんなこんなで、特筆することもなく朝を迎え新門司到着。

ようやく新門司到着

こんなとこに朝6時半にリリースされても、ファミレスぐらいしか行くとこないわよ。くっそー、次フェリーで九州来ることあったら、絶対徳島で降りてやる。

オーシャン東九フェリー東京港事務所 へのアクセス

住所:東京都江東区有明4丁目8番6号

Tel:03-3528-1011

URL:http://www.otf.jp/


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Sanae Fujii の紹介

1977年大阪出身。武蔵野美術大学の彫刻学科にどうにか合格&卒業。その後就職先が決まらず、その場しのぎで某ガテン系の職業に就いた後辞められないまま現在に至る。近頃は連れのバイクにタンデムで出かけることが多いです。
カテゴリー: 九州, 福岡県 タグ: , パーマリンク

オーシャン東九フェリーで、東京から九州まで行ってみた! への2件のフィードバック

  1. ハナエイ のコメント:

    ありがとうございました。私が予想していた船旅とはかなり違っていました。
    阪急フェリーの方がグレードがいいですね。実に参考になりました。

    • sanae_fujii のコメント:

      コメントありがとうございます。東京からだと九州に行くフェリーはほぼこれしかないのでやむを得ず利用したのですが、そうでなければあえて選ぶ理由は特にないですね。
      可能ならば、さんふらわぁとか阪九フェリーの方が船旅としては楽しいと私も思います。食堂が無いのとかは仕方がないとしても、新門司⇔徳島がオーシャン東九フェリーは無駄に時間がかかりすぎです。
      景色もあまりよくないですし。

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