新ブログ「べっぷ移住物語」

長崎

庶民派価格の絶景露天風呂の宿、小浜温泉 旅館山田屋

2015/09/05

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九州二日目。今夜の宿を取った雲仙市の小浜温泉へと向かうために、諫早方面へ大回りした私達は、諫早湾を縦断する堤防道路を通って対岸の雲仙市に渡りました。

島原半島の中央には、千々石(ちぢわ)カルデラと外輪山の雲仙岳が鎮座しているため、半島の中央を突っ切ることは出来ません。雲仙岳の麓をぐるっと周って、半島の西側の橘湾沿岸を目指します。

天然の要塞千々石町

市街地が広がる諫早湾沿いの平野部から島原街道を南へと進み、周囲を海と山地に囲まれた天然の要塞・釜蓋城があった千々石町を通過。

雲仙市千々石町は千々石ミゲルの出身地

ところで、余談ですがこの雲仙市千々石町は千々石(ちぢわ)ミゲルの出身地なんだそうで、通り沿いには「千々石ミゲル生誕の地」と書かれた看板がいくつか立っていました。

…って、知ってて当然みたいに書かれてるけど、千々石ミゲルって誰よ?

千々石ミゲルは原マルティノ、伊東マンショ、中浦ジュリアンらと共に天正遣欧使節の正使としてヨーロッパへ派遣された人物だそうな。あー、個々の名前までは覚えて無かったけど、日本史で何かそんなのありましたっけね。

橘湾に臨む「絶景露天風呂の宿ベスト10」に選ばれた小浜温泉山田屋

千々石町を取り囲む山道を超えると、小浜市の市街地に入りました。海沿いの平地をしばらく進むと、前方に橘湾に沿ってきらめく小浜温泉の街明かりが見えてきました。

彼方に見える小浜温泉の街明かり

小浜温泉は海沿いに大小様々な宿が立ち並ぶ南国ムード溢れる温泉街で、海岸のすぐそばに崖がそそり立つ地形なども相まって伊豆の方の温泉地を彷彿とさせます。

伊豆によく似た小浜温泉

今夜の宿の山田屋は橘湾に臨む国道沿いの五階建ての宿で、何かのテレビ番組で「九州絶景露天風呂の宿ベスト10」に選ばれたこともあるんだそうな。何の番組で誰が選んだとかは不明ながら、飛び込みでそんな肩書付きの宿が取れるなんて、さすがは平日です。しかし、予約の段階で到着が遅くなることが予想されたため、夕食は付けず今夜は外に食べに行くことにしました。

翌朝撮影した玄関先。

小浜温泉山田屋玄関

通された客室にはすでに布団が敷かれていました。

小浜温泉山田屋客室

部屋の窓からは、橘湾が一望。これで一食つき8000円ちょいとは、素晴らしいコストパフォーマンスです。

客室からの眺め

山田屋の露天風呂は19時半以降は予約制の貸し切りに

山田屋のお風呂は、建物の最上階に男女別の露天風呂が各1と一階に内湯があり、露天風呂は19時半以降は宿泊客専用の予約貸し切りとなります。現在ちょうど19時半。食事時間ということもあって今なら露天風呂の予約が空いているそうなので、食事の前にひとっ風呂浴びていくことにしました。

山田屋の露天風呂

泉質は掛け流しの塩化ナトリウム泉。湯温はちょっと熱めだった記憶。温まりやすい泉質なので、夏場は湯あたり注意です。

景色はこんな感じ。もう一個の方の露天風呂も浴室・景色共に似たようなもんだと思います。19時半だと太陽はほぼ沈んでしまっており、これはこれでいい雰囲気ですが、もうちょっと早い時間の方が橘湾のサンセットがばっちり拝めるでしょう。

山田屋の露天風呂からの景色

さらに斜向かいには、もうもうと湯けむりを立ち上げる小浜マリンパークが。

山田屋の露天風呂から臨む小浜マリンパーク

山田屋の裏手にあるおどろくほど安くて美味しい居酒屋「仁」

それでは、夕飯を食べに行くことにしましょう。小浜温泉にはボチボチお店はありますが、歓楽街というほど華やかなタイプの温泉地ではありません。しかし運の良いことに、山田屋の真裏には飲み屋や遅くまで開いている飲食店が何軒かあるそうです。

山田屋の隣のちゃんぽん屋?

山田屋のお隣は、小浜温泉名物の小浜ちゃんぽんの店。外から見た感じだと、中で食事が出来るような店には見えませんでしたが、ちゃんぽんのメーカーなのかな?

ちゃんぽん屋の脇から国道の一本裏に入ると、聞いていた通りバーやレストランが数軒並んだ通りに出ました。今夜の夕食は肉処 仁という居酒屋にします。

とりあえずお刺身を注文。

で、まぁ九州といえば甘い醤油ですわ。九州の中でも長崎は特に甘党だと聞きますが、テーブルに備え付けられていた醤油を少し小皿にとって味見してみると、意外にも他所で口にした醤油に比べるとかなり甘さ控え目。しかし刺し身だけはどうしても普通のこいくち醤油で食べたくて、じゃん!!出発前に準備しておきましたよ。

東京から持ってきたこいくち醤油

う~ん、買っといて正解。九州旅行の際は、My醤油はあるといいかも知れません。

さらに注文したこれは、雲仙ハムの炙り焼き。けっこうなボリュームとおいしさで、何と500円という安さ。

雲仙ハムの炙り焼き

これなんだっけ。ハラミステーキだっけかな?海沿いなので魚が安いのは分かりますが、地元産の肉のメニューもやけに豊富なんですよね、この店。まぁ、店の名前が「肉処 仁」だから当たり前か。

肉処 仁、何食べても美味しくて手が込んでて郷土色豊かで、おまけにびっくりするぐらい安くて最高のお店だったのですが、ここに来てツレがこの店と私を比較し始め、私の普段の料理の出し方が悪いだの何だの、「何様?」ってぐらい上から偉そうに説教しだしたので、私ついついキレてしまい以降の詳細は何も記しておりません。


ツレはたまに一ヶ月〜数ヶ月の出張が入る以外は半月働いて二ヶ月休んで、という感じのプー太郎に近い生活を続けていて、仕事のない日は日がな一日私が契約したCSでアニメや映画を見、私が買った食材を勝手に食べ、私が買ったパソコンで動画を見たり、10年以上一度も動いたことのないバイクのパーツをオークションであさったりと、まさに自堕落の極みというべき生活を続けているのですが、ずっと家にいるのに家事は一切しない、生活費も入れない、なのに仕事前に早起きして食事の準備まで一人でやってる私に向かって「朝食は料理よりコーヒーが先に出てくるのが当たり前じゃん?」なんて、一体どの口で言うんだよ!

「やばい!」と思ったのかごめんごめんと繰り返すツレ。というか、そこはごめんじゃなくて「そんなに大変なら今度から手伝うよ」だ。何について謝ってるのかも全く分からないし、具体性のない謝辞なんざ、こっちはいくら貰ったって生活の足しにもならねーんだよ!

小浜マリンパークの湯畑?は夜もライトアップされて幻想的

悔しいやら悲しいやらで、店を出て一人夜の小浜マリンパークまでやってきました。

夜の小浜マリンパーク

便所のある建物の中央を抜けると、幻想的にライトアップされた小浜温泉のシンボルの段々になってる”アレ”。

小浜マリンパークの段々

これ何ていうんでしょうか?調べても分かりませんでした。名前付けて、小浜温泉の人。

小浜温泉の源泉は105℃超の高温なので、段々の近くにいるだけでもほんのりと暖かく、今日はこのままここで野宿しようかとも思いましたが、宿の方に迷惑がかかるのでしぶしぶ宿に帰りました。

遅くまで出歩いて宿の方々には大変ご迷惑をおかけしました。

翌朝、ツレに上手いこと言いくるめられて結局また旅を続けることになりましたが、あんなに涙ながらに日々の生活の不満を訴えたにも関わらず、帰ってからもツレの生活態度は以前のままです。「とりあえず謝っとくけど、今までどおりの生活は続けさせてね」ってなもんで、クズも十年選手にもなると、女に泣かれたぐらいでおいそれと生活態度を改める努力なんてするわけもありません。

そんな感じで、山田屋をチェックアウト。安いし露天風呂も最高だし、裏の居酒屋もとってもいい店だったしで、個人的には百点満点でしたが、完全にこちらのプライベートな事情から、楽しかったけど思い出したくない、苦い思い出の残る宿となってしまいました。

ちなみに、日中の露天風呂の景色はこんな感じです。夜とはまた違う趣がありますね。


内湯は「ギヤマン風呂」という名前が付けられていますが、単に窓ガラスがステンドガラス調というだけで至って普通のお風呂でした。

内湯「ギアマン風呂」

強塩泉の小浜温泉はやはり金属の腐食が激しいのか、カランはサビで真っ黒。そういえば、小浜温泉にはかつて海に温泉が吹き上がる噴泉塔のある小島があったそうですが、金属の腐食が原因でいつしか噴泉が上がらなくなってしまったんだそうです。

茜の湯に到着

小浜温泉の源泉は、湧出量は何と一日約1万5000トン。大規模な温泉街があるにも関わらず、大半は使い切れずに捨ててしまっているというほどにジャンジャン湧いていますが、温度が95度~105度と超高温なため、冷ますためのコスト面の問題からか多くの旅館のお風呂は24時間ではありません。山田屋のお風呂も内湯は15:00~深夜1:00と朝6:00~9:00、露天風呂は15:00~23:30と朝6:00~9:00です。

激安の絶景露天風呂、共同浴場「茜の湯」

小浜温泉を後にする前に、小浜マリンパークにある日帰り温泉「茜の湯」に立ち寄って行くことにしました。

小浜マリンパーク

昨夜はあんなに幻想的で素敵だったあの段々は、風向きが悪く湯気で隠れてほとんど何も見えません。

段々の脇には、小浜温泉の源泉温度105℃にちなんで105メートルもの長さがある足湯も併設されています。

小浜マリンパークの足湯

段々の裏にはかまどが併設されていて、自由に食材をここで調理することが出来ます。日中は併設されてている売店で食材を購入することも可能。今回は朝食を食べたばかりだったので、こちらも利用しませんでした。

段々の裏には自由に使えるかまどが

かまどの裏手から海沿いを歩いて行くと・・・

突如、不自然に一部分だけ板塀が立っている場所があります。

利用者の良識に依存した茜の湯のシステム。夜は貸し切り専門に

こちらが茜の湯。何と、夜間は貸し切りに出来るとか書いてますね。何だ~知ってりゃ行ったのにな。って、昨夜はそれどころじゃ無かったんだっけ。

板塀の反対側には管理小屋がありますが、この時間は不在とのことで、近くにある蒸し釜やというレストランまで入浴客自ら出向いてお金を支払います。勝手に入っても絶対バレ無さそうなゆるゆるなシステムですが、まぁそもそもが300円と格安なので、ズルしないできっちりお金は払いましょうね。

露天風呂はこの板塀の真下。まだ午前中なので客は私達だけです。

殿は左、姫は右

こちらが茜の湯の女湯。普段は混雑してる時にしかこういうところには来れないので、快晴の青空のもとこんなに素敵な露天風呂を独り占めできるなんて、まるで夢のようです。

茜の湯女湯

しかしこのワイヤー邪魔だなぁ~。ふざけて海の方に降りてっちゃう人がいるんでしょうかねぇ、やっぱり。

足元湧出っぽく浴槽の底から湧いてくるように見えるのはバブルで、浴槽の奥から新鮮な掛け流しの温泉がガンガン湯船に注がれています。

熱すぎずぬるすぎず、大変に良いお湯でございました。

オバマ大統領就任時に盛り上がってた小浜温泉だけど・・・

小浜温泉にはこの他にも、共同浴場の浜の湯がありますが、今回は利用せず。

共同浴場「浜の湯」

浜の湯のそばにある洋館風の観光協会の建物前には、オバマ大統領就任時にちょっと話題になったオバマ大統領の像が。

小浜温泉観光協会

発泡スチロール製の、思ったよりかなり雑な作りでした。

しかし、こののぼりのイラストはノッチのほうですね、どっちかといえば。

ではでは、これから小浜温泉を後にし、雲仙温泉を目指します。

・・・つづく

小浜温泉 旅館山田屋へのアクセス

住所:長崎県雲仙市小浜町北本町905-7

Tel:0957-75-0505

URL:http://www.o-yamadaya.jp/

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