新ブログ「べっぷ移住物語」

関東 栃木県

山腹に佇む那須湯本温泉は、意外なほどにこじんまりとした温泉街だった!

2016/07/10

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那須といえば、東北自動車道周辺に広がる牧草地の雄大な景観が印象的ですが、那須高原を那須岳山頂に向かって進むと、ホテルやペンションが点在する一帯から5キロと走らない山の斜面に、民宿がせせこましくひしめき合っている温泉街があります。

那須湯本温泉街
那須湯本温泉街2

那須高原には大丸温泉・北温泉・板室温泉など11ヶ所の温泉地があり、那須温泉郷と呼ばれていますが、ここ那須湯本温泉はその中で最も歴史が古く、開湯は飛鳥時代とも伝えられています。傷付いた鹿が温泉で傷を癒すのを猟師が見付けたのが始まりと言われ、その時発見された源泉は現在も鹿の湯源泉として近隣の宿に配給されています。

日帰り温泉【鹿の湯】

鹿の湯外観
鹿の湯遠景

鹿の湯源泉の湧出地には日帰り入浴施設『鹿の湯』があります。温泉街を流れる湯川沿いに立つ、山小屋風の建物。営業時間は朝8時~18時、宿のチェックインの時間帯には終了してしまうのでご注意を。

鹿の湯営業時間

途中寄り道したとはいえ、塩原から那須に移動するのに10時間近くかかってしまい、私たちが那須湯本に到着した時には、残念ながら鹿の湯は営業終了していました。

聞いた話では、鹿の湯はむちゃくちゃお湯が熱いそうですよ。

お店が全く無い、那須湯本温泉で宿泊する時の注意点

この日は私の体調があまり思わしくなかったので、宿泊しないで東京に戻ろうという話もあったのですが、日中の酷暑に加え岩だらけの山道を小一時間歩く羽目になったりと、二人とも想像以上に体力を消耗する結果となり、今から東京に帰るよりも安い民宿で一泊したほうが楽という判断から、鹿の湯近くの民宿に飛び込みで部屋を取ることにしました。

温泉街にはコンビニや酒屋のような商店は全く無いので、必要なものはあらかじめ下の新那須温泉あたりで調達しておく必要があります。ちなみに、食事ができるところもほとんどないので、素泊まりの場合も食事は他の場所で済ませておきましょう。

今回は私たちも夕方ギリギリのチェックインだったため、食事をしに一旦新那須温泉まで引き返すことにしました。県道17号(那須街道)沿い、アーリーアメリカンテイストの外観が一際目立つステーキハウスミスタービーフ。本日の夕食はこちらで頂きます。建物の外観とは裏腹に、メニューは和風の味付けの物も多く、肉の量も細かく指定出来たりと、そんなにお腹が減ってなかったのですが意外と食べやすい内容でした。体調のいい時にまた改めて来たいです。

お店の人が気を利かせて写真を撮って下さいましたが、実際は二人とも疲れ果ててかなり不機嫌。

ミスタービーフで記念撮影

でも、なかなか二人で写真に写ることって無いしね。いい記念になりました(笑)

共同浴場【滝の湯】

食事を終え、途中のコンビニで缶ビールなどを買い込んで宿に戻ります。宿は湯治宿といった風情の、寝具と小さいブラウン管テレビがあるだけの和室。廊下に置いてある共用の冷蔵庫に買って帰った缶ビールを入れて、冷やしている間に近くにある共同浴場滝の湯に行くことにしました。この時、体調は最悪で、正直温泉より部屋で横になっていたかったのですが…

滝の湯外観

滝の湯は鹿の湯から徒歩三分ぐらいの場所にあり、地元の人と那須湯本に宿泊者だけが利用出来ます。営業時間は朝5時~23時、無料です。

しかし面白いことに、共同浴場周辺にある民宿は、共同浴場を利用する前提で風呂が無いところが多く、今回お世話になった民宿さとうも風呂無し。まさか温泉街で風呂無しの宿に泊まることになるとは…

今回宿泊した民宿『さとう』。風呂なし

共同浴場は男女別の内湯のみの建物で、宿にチェックインすると渡されるICチップを入口のリーダーにかざして開鍵します。鍵がかかるロッカーなどは無いので、貴重品は宿に預けて来た方がいいでしょう。

滝の湯内部

内部はこんな感じ。湯温の異なる二つの湯舟がありますが、両方とも結構熱め。泉質は乳白色の単純酸性硫黄泉です。

鹿の湯の近くにあるのでてっきり源泉は鹿の湯を引いて使っているのかと思ったら、御所の湯というところのを使っています。

滝の湯天井

木造の建物は天井が高く吹き抜けになっていて、蒸気が中にこもりにくい造りになっています。

洗い場のお湯も、あつ湯とぬる湯二種類。

滝の湯の洗い場

今回のお湯は疲労に効果テキメンだったようで、しばらく湯舟に浸かっているうち、さっきまでの倦怠感が嘘のように和らいで行きました。やっぱり一泊してよかったな。それにしても温泉て凄いね。

夏の避暑地の落とし穴、暑さ対策には要注意!

しかし、温泉に入ってゴキゲンだったのも束の間、宿に戻ると今度は暑すぎて全く寝付けず。避暑地として有名な那須高原ですが、近年は温暖化の影響か夏場熱帯夜になることも珍しくないそうで、本来は冷房など必要無い土地柄、ほとんどの宿は冷房などありません。温泉で体の芯から温まっている上に、エアコンも使えないとなると、避暑地に来て逆に暑くて睡眠不足なんてことも…。

那須に限らず様々な避暑地で、夏場は似たような経験をすることが多く、悲しいかな避暑地へ行く時は、暑くて眠れない時に備えて冷えピタなどの冷却グッズを持って行くようにしています。

夜は特に時間を潰すような場所は何も無い場所ですが、共同浴場の入浴時間が23時までなので、温泉街にはかなり遅い時間まで人通りがあり、なかなか寝付けなかった私たちも、門限ギリギリまで表をブラブラしていました。

様々な伝説に彩られた、那須の景勝地『殺生石』

翌朝は宿の方で朝食を準備して頂けました。食後、軽くひとっ風呂浴びて出発。早めに家路に就きます。

帰る前に、温泉街の外れにある殺生石を見物。

無数に転がる荒涼とした風景はやはり死後の世界を連想させるのか、岩だらけの一帯は賽の河原と呼ばれています。

入口の駐車場から殺生石までは木道で繋がれていて、殺生石は一番奥の山肌が見えているあたりにあります。かなり距離がありそうに見えますが、のんびり歩いて往復30分ほど。

殺生石

その他にも、様々なエピソードを持つ岩や史跡があります。

盲蛇(めくらへび)石

盲蛇石
盲蛇(めくら)石の由来

湯の花採取所跡

湯の花採取所跡

教傅地獄

傍らには、親不孝の天罰からこの地で亡くなった”教傅”という僧侶を供養した教傅地蔵と、小さな地蔵像がたくさん奉られていました。

教傅地蔵
千体地蔵
教傅地獄の由来

那須湯本温泉へのアクセス

住所:栃木県那須郡那須町湯本182(那須温泉旅館協同組合)

Tel:0287-76-2755

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