新ブログ「べっぷ移住物語」

東北 宮城県

奥州三名湯・鳴子温泉は外湯巡りで散策が楽しい

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鳴子温泉は、福島県の飯坂温泉・宮城県の秋保(あきう)温泉と並び奥州三名湯に数えられている温泉地で、周辺には「東鳴子温泉」「川渡温泉」「中山平温泉」「鬼首温泉」などの小規模な温泉地が隣接して温泉郷を形成しています。

その中でも鳴子温泉の規模は最大で、グランドホテル系の大型の宿から湯治宿まで、様々な形態の宿が密集しています。しかしどことなく、熱海や鬼怒川のような潰れたホテルがちらほら目につくしょぼくれた印象。


鳴子温泉駅前

キャッチコピーは『下駄も鳴子』

私この標語はてっきり、鳴子の伝統工芸品の鳴子こけしだけでなく、下駄も作ってるんですよ~という意味だとばかり・・・『下駄を鳴らす』にかけてるんですね、あーなるほど(そんな風に解釈したの私だですね^_^;)

TVチャンピオンプロデュースの足湯がある旅館すがわら

旅館すがわら外観
旅館すがわら玄関

今回お世話になった旅館すがわらは、2008年にテレビ東京系で放送されたチャンピオンズ(TVチャンピオンの続編?)という番組の企画で建物のリフォームをされたそうで、玄関にはでかでかと『TVチャンピオンプロデュース』の看板が。

旅館すがわらの前の看板「TVチャンピオンプロデュース」

看板上にある建物のような写真は、宿の中庭に作られた足湯。です。

鳴子温泉のような建物が密集した温泉街では、外の景観が取り入れられないため宿の中庭や建物を風景として見せる方式がよく見られますが、中庭を取り囲むようにして配置された建物の全ての窓から最も視線を集めるであろう庭の真ん中池の上に、表の看板にあった足湯が!

TVチャンピオンプロデュースの足湯

部屋からの景観にもアクセントになるし、歴史を感じる日本庭園や建物を眺めながら入る足湯も趣深いものがあります。

足湯からの景観

やるなー、TVチャンピオン!

リフォームの効果がイマイチ感じられない箇所も・・・

客室はこんな感じ。

旅館すがわら客室

私確かこの時の放送を見ていたように思うのですが、客室の壁が部分的に斜めになっているのって、確かこの時のリフォームでわざわざかなり手間をかけて施した細工だったような??

客室の壁の細工。斜めになった棚?
まっすぐな方が物置やすそうだね。

何となくその時の記憶があったのでこの細工にも目がとまったものの、そうでなければコレ絶対気付かないと思うんですが…

あとは貸切風呂。

湯舟の横の窓ガラスを下半分取っ払って、半露天の岩風呂風にしてあるんですけど、これもその時リフォームしたものでしょうか?記憶は定かではないですが、アイデアは素晴らしいと思うもののホースなどがまる見えで、いかにもやっつけという感じ。

半露天にリフォームされた貸切風呂

窓も半露天というより半分窓がないだけにしか見えないし。

しかしもう一つある内湯の貸切風呂の作りを見るに、リフォーム前のすがわらの内装の雰囲気が何となく分かりますね。あんまり今は流行らないタイプの建物だったんでしょう。

内湯の貸切風呂

老舗らしい重厚感と新しいセンスが融合したいい宿でした。

ロビーのインテリアなども、テレビチャンピオンの時に見直されたものなのかなーと思いました。

旅館すがわらのロビー

よくある古びた温泉宿の外観に反して、モダンレトロテイストでとてもオシャレ。

旅館すがわらのロビー2
旅館すがわらのロビー3
旅館すがわらのロビー4
旅館すがわらのロビー5

夕飯は近所の居酒屋『こけし』にて

この日は飛び込みで夕方にチェックインした為夕食は間に合いませんでしたが、鳴子温泉街には飲食店もそこそこあり、素泊まりでも食事に困らないのは有り難いです。

写真は夕食をとった近所の居酒屋こけし。おしゃれなバー風ですが、食事も大変美味しかったです。カウンターで遊んでたのは店の子かな?

鳴子温泉街にあるいざかや『こけし』

鳴子温泉の外湯・滝の湯と早稲田桟敷湯

鳴子温泉の外湯は、滝の湯と早稲田桟敷湯の二箇所があります。

滝の湯

滝の湯

滝の湯の外観。滝の湯は、東北地方のガイドブックやポスターなどでも写真がよく採用されている、丸太を豪快にくり抜いた樋が印象的な、銭湯のような立ち寄り湯です。

滝の湯の湯船

早稲田桟敷湯

早稲田桟敷湯の方は今回利用しなかったんですが、早稲田大学理工学部の学生が実習でボーリングを行った際掘り当てた泉源に作られた早稲田湯を平成10年に新しく建て替えたもの。設計は同じく早大理工学部の石山修武研究室だそうです。

石山修武研究室・早稲田桟敷湯より

温泉情緒漂う町並みの中にあって、ぱっと目を引くデザインの外観。『桟敷』というからには劇場のような建物をイメージして作られてるんでしょうか。現代建築的視点から見ても興味深い施設だと思います。

ただ、六十年前に早稲田の学生が掘り当てた源泉はもう枯れてしまったのか、泉質は複数の源泉の混合とのこと。

鳴子温泉周辺の見所

酸の湖【潟沼(かたぬま)】

酸の湖【潟沼】
周囲にはレストハウスが一軒あるのみ

駅から温泉街を抜け距離にして約2キロの場所には、世界でも最強レベルのphを誇る酸性湖の潟沼があります。

この湖は火山の火口湖と言われていて、湖畔はいたるところから温泉地特有の硫化水素ガスが噴出し、一帯は卵が腐ったような臭気が立ち込めていました。

湖畔にはいたるところからガスが噴出している
噴きだす硫化水素ガス

鳴子の温泉街は山の斜面に位置しているため、潟沼までは結構な傾斜があるので湯上り散策のついでに・・・という訳には行きませんが、天気が良ければエメラルドグリーンに輝く大変に美しい湖だそうなので、ぜひ訪れてみて下さい。この日は夕刻で曇り空ということもりあまり湖面は綺麗に映りませんでした。

天気の良い日の潟沼(るるぶ.comより)

鳴子峡

鳴子温泉から国道47号(出羽前街道)を中山平温泉方面に向かう途中には、鳴子峡と呼ばれる景勝地があり、冬季以外は渓谷沿いの遊歩道が散策できます。

歩くのはあまり好きではない二人なので、今回は展望台のある鳴子峡レストハウスから眺めただけで、谷の方には行きませんでした。

鳴子峡レストハウス

秋の紅葉の時期は、きっと絵画のような絶景がみれるんでしょうねぇ。うぅ、混みそう…(;´Д`)

レストハウス展望台から眺めた鳴子峡
鳴子峡の渓谷を見下ろす

尿前(シトマエ)の関

鳴子峡レストハウスのあるあたりから、ちょうど国道を挟んだ反対側にある林の奥。ここにはかつて関所が置かれ、出羽超えの最初の難関と言われる厳重な警備が敷かれていました。『奥の細道』にも尿前の関の記述があるそうで、国道沿いには「奥の細道」と書かれた看板がいくつか目につきます。

国道沿いにある『奥の細道入り口』の看板

地名の由来は、奥州平泉へ逃れる源義経一行が通過した際、義経の子亀若丸がここで初めて尿をしたからとも、アイヌ語の「山裾=シュツ・根もとの意・にあるところ=オマイ」に由来するとも言われています。

尿前の関に歩いて行くには、きつい階段が・・・

こ、これは・・・

しかし、実はこの下まで別ルートで車道が通っているので、車やバイクの人はそっちを通った方が楽です。

死と前の関の車道入り口

とは言え、尿前の関には特に関所が保存されていたり復元されたレプリカなどがあるわけではなく、関所の門が残っているだけです。

尿前の関跡
尿前の関由緒書き

さっきの階段使って来たら、ここに出たんですね。

関所跡の近くには薬師堂がありますが、地図で見るともっと立派な建物なのかと思いきや、ドラマのTRICKに出てきそうなゴイスーな佇まいの祠。

薬師堂

他にも、今回撮影はして来ませんでしたが、奥の細道の尿前の関で詠んだ

蚤虱馬の尿する枕元

の歌碑や、松尾芭蕉の銅像なんかもありました。


関所の周りの路面は見た感じかなりお金をかけて整地してあって、どこか他所への導線なのかと思い周辺をうろついてみるも、よそんちの敷地に迷い込んでしまっただけでこれといって特に目ぼしいものも見つからず・・・

尿前の関の周辺を散策

遥か彼方に見える、鳴子温泉の温泉街

でも、この一帯の住宅はどれも相当に年代物の建物ばかりで、知らない人の家の私道とはいえ大変に興味深い散策路でありました。

尿前の関の近くにあった民家

オマケ:すっげー巨大な蜂の巣((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

巨大な蜂の巣

鳴子温泉のアクセス

住所:宮城県大崎市鳴子温泉字湯元2-1

Tel:0229-82-2102

URL:http://www.naruko.gr.jp/

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