新ブログ「べっぷ移住物語」

中部 長野県

絶景露天「馬曲(まぐせ)温泉」から北斎と栗の町小布施へ

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湯田中温泉の水明館に一泊した私たちは、翌朝湯田中温泉から北に25キロほどの場所にある「馬曲温泉」に向かって車を走らせています。

果樹園の広がる北信地方

果樹園の広がる信州らしい風景が広がる一帯から、北志賀のスキー場に向かう国道403号線へ逸れると、景色は鬱蒼とした山道へと一変します。

湯田中温泉から北志賀のスキー場地帯に向かう道

平日ということもあってか、立派な国道には私たち以外の車の姿もほとんどありません。木島平スキー場へ向かう分岐を通過してしばらく進むと、眼下に木島平の田園地帯が見えてきました。

木島平スキー場近くから木島平の市街地を望む

馬曲温泉は、木島平の市街地からさらに北東の山間部に進んだ場所にある温泉地です。

平地から再び山に入り、この先に温泉があるとは思えないほど交通量が少ない道を不安になりながら進むこと10分足らずで、突然視界が開け前方にロッジ風の建物や大きな駐車場が見えてきました。

馬曲温泉望郷の湯に乗り入れている公共交通機関は一切無し

馬曲温泉は、「望郷の湯」という公共の日帰り温泉と、望郷の湯に併設された「梨の木荘」という宿泊施設があるだけの温泉地。木島平村が村おこしのために1982年にボーリングで掘り当てた比較的新しい温泉です。

駐車場の奥には古民家風の受付の建物が建っていました。ここまで全く車とすれ違わなかったので、もっと空いているかと思いきや、駐車場はすでに8割方埋まっています。というのも、馬曲温泉にはバスなどの公共機関が一切通っていないので、来客はみんな自前の車で来なければなりません。平日の午前中でこれだけ駐車場が埋まっているということは、休みの日は駐車場に入れるのだけでもかなり苦労しそうです。

馬曲温泉望郷の湯受付

料金は大人500円。建物の入り口でお金を支払ってお風呂へと向かいますが、この建物には内湯があるのみなので、露天風呂に入りたい場合は建物には入らず脇の庭園の方へ行くと、全くお風呂の建物らしきが見えないにも関わらず、いきなり男湯と女湯の分岐が現れます。

どこにも露天風呂の建物は無いがここから男女に別れる

ツレと別れて女湯の矢印の方へ向かって進んで行くと、谷に向かって続く遊歩道の先にようやく露天風呂の脱衣所が見えてきました。

ようやく見えてきた露天風呂の脱衣所

女湯には人がいらっしゃったため、写真は男湯。崖のギリギリに作られた湯船からは、縁や目隠しの塀など無い開放感いっぱいの眺望が広がっています。

馬曲温泉望郷の湯露天風呂

左手に見える山の峰には、かつて平沢城という山城が建っていたそうです。しかし今となっては、鬱蒼と森林が生い茂っているだけで当時を偲ぶものは何一つ残されていません。

泉質はアルカリ性単純泉。源泉温度が40度に満たないので、加温して提供されています。また施設の特性上循環・塩素消毒も併用されており、ただでさえ特徴の少ないあっさりした泉質に加え若干カルキ臭を感じるなど、温泉自体はそれほど凄いものではありませんが、この景色やお風呂の雰囲気などを含めて総合的に評価される温泉だと思います。

女湯も男湯と同じような造りですが、男湯の露天にあるこの長方形の湯船は女湯の方にはありませんでした。

陰入の方にはこの露天風呂は無かった

男湯に向かう道すがらには、茅葺屋根の小さな小屋が建っています。これは明治時代馬曲で実際に使われていた水車小屋を移築したもの。園内は多種多様な植物が植えられた植物園のようになっており、四季折々の植物たちが目を楽しませてくれます。

馬曲で唯一の水車小屋

馬曲温泉の食堂で食べられる「雄山火口」を使った蕎麦とは

お風呂から上がるとちょうどお昼時。

受付の建物の奥は食事処になっています。ここ以外で食事ができそうな場所が近辺にはなさそうだったので、望郷の湯併設の「食事処 鞍掛の茶屋」で昼食を食べて行くことにしました。二人ともオススメメニューの「名水火口そば」を注文したのですが、名水はともかく火口って?この山に火山の火口でもあるのか、と思いきや、火口とは「雄山火口」という植物のことで、北信地方のみでこの雄山火口の繊維が蕎麦のつなぎに使われるんだそうな。ちなみに雄山火口はおやまぼくちと読みます。

オススメ「名水火口そば」

……というのは今この記事を書いていてさっき知りました。コシの強いプリプリした食感の麺で、「東京で食べる蕎麦とは全然違うな〜」と感じたのをよく覚えています。ただ、それはこの地方の蕎麦の挽き方とか打ち方によるものだろうと、特に深く考えなかったのですが、まさかそんな変わったものがつなぎに使われていたとは。

梨の木荘は自炊専門で格安!グループ旅行にオススメ

お腹もいっぱいになったので、馬曲温泉を後にし先に進むことにします。地域おこしを狙って新しく作られた公営温泉としては、馬曲温泉望郷の湯ほど洗練されている施設は全国的に見ても数少ないのではないでしょうか。ちなみに、望郷の湯に併設されている「梨の木荘」は自炊専門で、料金も格安。小さい子供連れやグループ旅行にぴったりです。次回この辺に来ることがあればぜひ利用したいと思いました。

併設の梨の木荘は自炊専門

江戸文化を今に残す栗スイーツと葛飾北斎の町「小布施」

山を下り、千曲川に沿って広がる田園地帯を眺めながら国道を南へ。

住宅街に入ってしばらく進むと、和風モダン調の建物が建ち並ぶ開けた場所に出ました。ここは小布施という町で、古くからクリの栽培が盛んだったことから、国道沿いにはクリを用いた和菓子の老舗有名店が建ち並んでいます。小布施は古くより、千曲川の船運の要所として栄えていた町でしたが、近年古い町並みが注目され観光客が押し寄せるようになりました。

いつもすごい人の小布施、今日は平日だから若干空いてる

私達も過去に何度かこの道は通ったことはありましたが、いつも凄い人なので寄らずに通過してしまっていました。しかし今日は平日、町も車道も若干空いているような印象を受けます。今日を逃すといつ来れるかわからないので、特に目当てはありませんでしたがどこかに車を停めて町を少し散策してみることにしました。

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