新ブログ「べっぷ移住物語」

富山県

雪の回廊、立山黒部アルペンルート

2016/10/10

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富山県は宇奈月温泉の奥にある黒薙温泉に一泊した翌日、同じく立山にある室堂という場所を目指します。

立山雪の大谷ウォークのパンフ

こんな写真、どこかで目にしたことがある方も多いかと思いますが、この写真は室堂で毎年五月前後に開催される『雪の大谷ウォーク』というイベントのパンフレット。あまりにも積雪量が多いために、立山一帯は冬季は閉鎖されているので、このような光景が見られるのは例年4月半ば頃からです。

欅平から室堂はすぐそこなのに・・・

地図上で見ると、前日宿泊した黒薙温泉がある黒部渓谷鉄道の沿線から室堂まではすぐそこなのですが、実際は直接アクセス出来ないため、この日は宇奈月温泉までいったん引き返し、バイクに乗り換え再び北陸自動車を通って立山ICから下道へ。

黒部渓谷鉄道の終点・欅平駅から目的地の室堂までは、直線距離ではすぐそこなのだが・・・

ちょうど立山連峰の周りをぐるっと半周するような形で大移動することとなりました。

富山地方鉄道の立山駅に到着。

立山駅

ロッヂ風の建物には売店や食堂なども併設されています。ここからさらに奥に進むには、立山駅から発着しているケーブルカーに乗り換えて、終点の美女平からさらにバスに乗り換えるという、いわゆる立山黒部アルペンルートを通ります。

切符売場にて往復分のチケットを購入。下の見取り図は立山黒部アルペンルート オフィシャルガイドより。

室堂までは往復4,190円/1人と結構いい値段。先の黒部ダムまで行くと往復1万円超えてしまいますが、車の場合だと、反対側の信濃大町まで車を回送してくれる業者が立山駅前に何軒かあるので、そういうところに頼めば到着先でまたすぐ自分の車で行動再開できます。しかしバイクの場合、そういった回送業者には頼めないので、行ったらまた同じルートで戻ってこなくてはなりません。立山駅から室堂まで片道一時間以上かかるそうなので、バイクの場合黒部ダムまで行くと完璧お泊りコース。

というわけで、今回は黒部ダムまで行くのは断念しました。

立山黒部アルペンルートの一帯は春スキーでも有名で、駅にはスキーやスノボの装備を持った人の姿も。この時昼過ぎということで、そんなに大勢はいませんでしたが、時間帯によってはかなり混雑するかもしれません。

ケーブルカーの立山駅

ケーブルカー到着。手前の箱型の物体は運転席。運転席と客車の間にある金網に覆われた部分が貨車になっていて、スキーなどのかさばる荷物はここに積んで行けるみたいです(たぶん)。

手前の箱は運転席、運転席と客車の間に貨車がある

先頭ダ~ッシュ!!(大人気ない・・・)上りの時は普通に客車内から運転するみたいですね。

上りは客車内の運転席で操縦します

おっ!トンネル。立山から終点の美女平まで約7分の間に、トンネルが二箇所。

上り線 一個目のトンネル

なんか今日は黒部渓谷鉄道からトンネルばっか通ってるような・・・

トンネル内部

2つ目のトンネルで、下りの車両とすれ違いました。

2つ目のトンネルで下りの車両とすれ違った

約7分、あっという間に美女平に到着です。ちなみに、ケーブルカーは例年12月1日~3月31日までは冬季休業だそう。

もうすぐ美女平駅
美女平に到着

美女平の駅前にスタンバイしているバス(高原バス)に乗り込みます。座席は早い者勝ち!!今回は立山駅で室堂までの全行程の料金を前払いしているので、私たちはケーブルカーからそのまま乗り換えるだけですが、美女平駅で別途購入することも可能。

そういえば、埼玉にある美女木とかもそうですけど、何となく”美女”って付く地名、伝説めいてて気になりますよね。

この地名の由来は立山が女人禁制だったころ、禁戒を破って入山した尼僧らが杉になり、この杉を”美女杉”、そして一帯を”美女平”と呼ぶようになったという説があるそうです。

女は不浄で汚れてるとかって、えらい酷い時代だったんですね。

美女平駅前に美女杉がありますが、これは地名の由来となった木とは別物だそうです。今回はすぐバスに乗ってしまったので見られませんでした。

下界は春でも山頂は真冬、夏場でも服装には気をつけて

それでは出発~(^O^)/ 

美女平駅の近く。脇にはうっすらと雪が残る

最初は沿道にうっすら残った雪が、進むにつれどんどん分厚くなり、室堂の一つ手前のバス停がある弥陀ヶ原周辺はこんな有様。この日は、どんより低い雲から雪ではなく雨が降り始めました。

遥か遠くに見えるのは富山湾?

今は雪に覆われて全く見えませんが、この一帯は広大な湿地帯で、夏には餓鬼の田と呼ばれる小さな沼が無数に現れ、多種多様の高山植物が咲き誇りとても美しいそうです。

上の写真は餓鬼の田の画像。弥陀ヶ原ホテル 公式サイトより。

室堂周辺は山岳信仰の名残から、餓鬼の田の他にもえんま台血の池などのあの世っぽい名称の場所がいくつもあります。

雪の回廊・室堂

もうすぐ高原バスの終点室堂です。道の両側は雪の壁!!うぉーー!!キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

もうすぐ室堂

バスが通って来たルートを見ると、指でなぞったように綺麗なエッジの峠道が。こういうの見ると、外人は日本人の几帳面さに驚くって言いますよね。

指でなぞったようなエッジ

室堂に到着。室堂はバスの停留所なのですが、一大観光スポットということで特急の停車駅並の立派な待合があり、中にはレストランや土産物屋もあります。


建物を出て雪の回廊へ・・・

雪の回廊へ

ゴールデンウィークとはいえ、平日にも関わらずすごい人。

この日の積雪は17m!!

席説17m!!

降りだした小雨が高地の風で叩きつけるように吹きつけてきます。目を開いて風上に顔を向けられないほどです。

顔イテテテ・・・・

こんなとこに乗ってる人いますけど、どっから来たんだ??

雪の壁にいる謎の人
つーか、そこで何してんの?

30分ほどうろうろしてから下山。うへぇ、寒かった~(((( ;゚д゚))))

室堂のバス停では、雪の大谷を歩いた証として通行証が記念に貰えるのですが、この日の雨のせいでポッケに入れておいたら皺くちゃになってしまったので捨てました。

そういや、ほんとの室堂へは行かなかったな、今回。ていうか、おそらくこんな軽装では行けない場所にあったんだろうと思いますが。夏の立山にもいつか来てみたいなぁ。でも、結構本格的な山歩きの装備と経験がないと無理だろうけど。

立山の開山伝説

下りのバスの中では、立山の開山伝説を簡単に説明するアナウンスが流れていました。それによるとー

この立山は今から1,280年ほど前、佐伯有頼という少年によって開かれたと伝えられています。

ある日、有頼は父が大切にしている白鷹をこっそり持ち出し、鷹狩りに興じていたところ、その鷹が逃げてしまいました。有頼は白鷹を必死で追いかけ、こずえにとまったところを捕まえようとしましたが、そこに突然一匹の熊があらわれたため、白鷹はふたたび逃げてしまいました。怒った有頼が熊めがけて矢を放つと、矢はみごと胸に命中。

有頼は地面に点々と落ちた血を目印に何日も熊を追いかけ、ついに、熊が立山頂上近くの岩穴に逃げ込んだことをつきとめました。「今度こそは…」と弓に矢をつがえて岩穴に踏み込むと、なんとそこには、金色に輝く阿弥陀如来が立っておられるではありませんか! 呆然とする有頼に、阿弥陀様がお告げになりました。この尊い山に多くの人が信仰をささげられるよう、お前は僧になってこの山を開きなさい」お告げを受けた有頼はひどく感激し、名を慈興と改めて、立山開山にその一生をささげたそうです。

立山黒部アルペンルート オフィシャルガイドより

(´・∀・`)ヘー
つーか、親の鷹を勝手に持ちだしたことについてはお咎めなしかい??これも阿弥陀様が仕組んだ予定調和の一つなんだろうか。面白かったけど、ホントかよ?っていう・・・まぁそこは昔話だから突っ込むなって感じですが。

称名滝探勝は、マイカーや路線バスでも

再び立山駅。美女平からバスで室堂に向かう途中、面白そうなものもいくつかあったにも関わらず、バスは特にその場所に止まってじっくり見せてくれるわけでもないので、写真はほとんど撮ってこれませんでした。窓から眺めてる分には全然いいんですけどね。

で、特に気になったのが称名滝という名瀑。

立山黒部アルペンルートは一般車両は通行禁止ですが、徒歩での通行は可能なため、名瀑称名滝がよく見える場所に展望台が設けられているのですが、高原バスだと滝付近で下車できないので、遠目からちらっと見ただけで滝本体はほとんど見ることが出来なかったのでした。

立山黒部アルペンルートオフィシャルガイドによると、称名滝は近畿が誇る名瀑・那智の滝と比較しても何とこのサイズ!!東京タワーよりデカイそうです。遠目から見ても何かかなり凄そうだったけど・・・

これは絶対に見なければ!!とはいっても、アルペンルートを歩いて見に行くには時間もあまりありません。何よりしんどいし・・・

と、立山の駅前のロータリに称名滝行きバス発見!!

称名滝探勝バス

ツレの直感で、ひょっとしたら称名滝周辺は一般車も通行できるかも?ということで、とりあえず行けるところまで行ってみます。

おー、やっぱり行けるっぽい!!

称名滝周辺までは一般車も通行可

しばらく走ると、前方に滝が!というか、沿道の山肌はあちこちから小さな滝が流れ落ちていて、正面に見える滝も一つではありません。あ~?称名滝どれよ??

前方に称名滝が見えてきた!

称名滝の手前には、ドライブインや資料館みたいな建物があって、車両の通行はここまで。駐車場は無料。

駐車場の近くには滝がよく見える展望台がありますが、せっかくここまで来たんだからと、滝のそばまで歩くことに。滝までは徒歩で約30分ほどだそうです。

滝までは30分ほど歩きます。

きれいに舗装された、緩やかな上り坂。もっと大変かな?と思ったのですが、のんびりお散歩にちょうどいいぐらいの距離。

滝まではなだらかな上り坂

道の脇を流れる称名川。ものすごい水量です。滝が近づいてくると、上流からとんでもないサイズの雪の塊が流れてきたり・・・

称名川

もうすぐ滝に到着。正面に見えるのが称名滝かな?

もうすぐ滝に到着

結局、滝壺周辺は分厚い雪に覆われて見えませんでした。この迫力、写真ではお伝え出来ないのが残念(;´д`)

滝の近くまで来たのに、雨が降ってきました。いや、滝からの飛沫かも?どっち?んー、分からん。。。

このスケール、ぜひ体験して欲しいなぁ〜日本とは思えない荒涼として雄大な大自然ここにあり。

富山市内にて、ようやく川魚地獄から開放される

富山市内に急いで移動し、宿探しです。立山にも安くていい宿はたくさんあったのですが、ここのところずっと山間部の旅館ばかりで、正直イワナの塩焼きとかもう見たくもなかったってのが本音・・・

途中から本格的に雨が降り出しましたが、ツレが富山駅前のビジネスホテルドーミーインに空き室を見つけて、今夜の宿はここに決定。

久々の山の中じゃない食事に、胸が高まります。

チェックインを済ませ、すぐそばの商店街に行ってみると、アーケードの店はあらかた閉まっていました。

富山駅前のアーケード
店はあらかた閉まっていました。まぁ連休だしね

商店街にあったこの店舗。観光案内か何かだと思って近所のオススメのお店を聞きに行ってみたのですが、後で調べたらここって富山大学のゼミが運営する交流センターだったのね(;・∀・)・・・

富山駅前の富山大学の施設

こんな場違いな観光客にも、丁寧に対応して下さった女子学生様、本当にありがとうございましたm(_ _)m

メディアの露出も多い、富山駅前の名店寿司榮は何と”禁酒・禁煙”でした

学生さんにオススメされた寿司榮。

寿司榮

中には芸能人のサインとかいっぱいあって、かなり有名なお店らしいです。

とりあえずビール!

ところがこの店、寿司屋なのにアルコールは全く置いていないらしい。なにそれ???カウンターの寿司屋って、飲み屋じゃないの(・・;

呑む気満々だったので、美味しそうな店だったけど渋々今回はパス。近くにあった別の普通の寿司屋にて、ようやく念願のビール!!ぷっはぁ~~

ようやく川魚から開放された喜びもあいまって、刺身の旨いこと旨いこと(*^_^*)

しかし寿司屋の名前忘れちゃったな・・・ごめんよ、大将

後ろの『げそ』と『さば』の表記は関係ありません。

富山に来て初めての白エビ。なぜか今まで私達が目にした白エビは、かき揚げとか加熱したメニューばかりで、ようやくという感じで生の白エビを頂くことができました。生のほうが、余所者的には美味しそうな気がするんですけどねぇ?

白えびの軍艦巻き

見なおしたぜ!ドーミーイン

ホテルに帰ってひとっ風呂。ドーミーインといえば、東京の中央区新川にあるドーミーインも天然温泉が湧いていることで有名ですが、富山駅前のドーミーインも新川と同じく黒湯の大浴場があります。

何気で東京には、黒湯と呼ばれるモール泉が湧いている温泉施設があちこちにあって、今回ドーミーインを利用するのは初めてだったのですが、富山まで来て東京によくある黒湯かよ!と内心思いつつ、いざ入ってみると、大浴場は露天ではないものの、下手な温泉旅館より広くて綺麗でちょっとビックリ!

画像は楽天トラベルより。

翌朝の朝食のバイキングもめちゃくちゃ美味しかったなぁ〜。どこかの温泉旅館のバイキングとは大違い。次回からは、ツーリングの宿にドーミーインも候補に入れてもいいかも・・・都心のビジホなので、休前日は逆に空いているのもポイント高いですね。

今回の夜は、安く済んじゃったな~。明日は石川県に向かう予定。では、おやすみなさいませ(つ∀-)

立山黒部アルペンルート/立山駅へのアクセス

住所:富山県中新川郡立山町千寿ケ原2

Tel:076-482-1705

URL:http://www.alpen-route.com/index.php(立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド)

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