新ブログ「べっぷ移住物語」

長崎

行列必至!長崎中華街のちゃんぽんの老舗「江山楼本店」

2015/09/05

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小浜温泉を後にした私達は、昨日のうちに観光を済ませているはずだった長崎市内に向かうべく、諫早インターチェンジから長崎自動車道に乗り、長崎多良見でさらに長崎バイパスに乗り継いで長崎市の中心部を目指しています。

長崎自動車道で長崎市内へ

川平インターから一般道へ降り、田舎町のトンネルを抜けるといきなり長崎の町が始まっていました。しばらく進むと、前方のビルやマンションの隙間から、長崎県営野球場の白い外壁と照明塔が見えてきました。

長崎県営野球場

浦上街道に合流すると、片側三車線の大通りは路肩に電柱や電線がほとんど無いだけでなく、路駐車両や客待ちタクシーも全くいません。中央分離帯の代わりに長崎電気軌道の線路が道の中央を走り、広々として整然とした町並みが続きます。

梅田のHEP FIVEみたいな、観覧車のある大きな商業施設もあります。長崎ってやっぱ都会だな〜。

日本とは思えない不思議空間・長崎新地中華街

ナビの案内に従って国道から路地の細い道に逸れると、前方にいかにも長崎らしい形の門が現れました。

門は石畳の広場の真ん中に建てられていて、道を挟んだ反対側に中華街の入口の茶色い門が見えました。

中華街の謎の広場

広場には、門とお揃いのデザインの東屋が建っていて、中には大勢の人が地べたに座っています。何をやってるんだろう?と覗きこんでみるも、地元民らしきじーさんの軍団がゴザ敷いて缶ビールや缶チューハイで酒盛りしてるだけでした。

しかもまだ正午過ぎだというのに、皆さんかなり出来上がっている様子。

真っ昼間から酒盛りを始めるジジイ達

東屋の脇には将棋を差しているグループと、周りに数人のオーディエンス。

他にも、広場の中央で一人原発反対の演説をしている人がいたり、東屋に入りきれなかったじーさん達が大勢植え込みの縁石に腰を下ろし謎の半笑いで演説を聞いていたりと、何ともいえない謎のユルい空気が広場一帯に漂っていました。まぁゴールデンウィークだし、出かけない人は酒飲むか将棋ぐらいしかやることないよな、と思いつつもおそらくこの人達連休とか関係ないよなぁと思ったり。

東屋の裏手には、ジャッキー・チェンの映画とかでよく出てくる、丸い形のあの門。しかし門多すぎやしないか、ここ。どういうルートで来るのが正解だったんでしょうか?謎。

長崎でちゃんぽんといえばここ!老舗の名店「江山楼」

ではでは、今日は中華街でお昼ごはんです。ちゃんぽん食べますよ~。

中華街入口

長崎の中華街は、神戸や横浜と比べると拍子抜けするぐらい小さいとは聞いていましたが、実際に来てみると確かにかなりこじんまりとしています。鳥越のおかず横丁ぐらい?いやもっと小規模かもしれません。普通列車しか停まらない駅前の商店街みたいな感じ。

こじんまりとした長崎新地中華街

商店街の中はあっちもこっちもちゃんぽんを売る中華料理店があり、どこも客の入りがイマイチなのか従業員が店の前で呼び込みをしています。そういや今日は平日なんだっけ。しかし、こう中華料理店ばかりだとどこが美味しいのか分からないので、口コミサイトで評判の良かった江山楼という店に行くことにしました。

江山楼外観

しかしさすが人気店、必死で呼び込みをかける他店を尻目に、江山楼の前には店の外まで行列が出来ています。ワオ!どれぐらい待つんだろう?

行列のできている江山楼の前

しかしよく見ると、店の前にいるのは広場の東屋にいた老人同様、店先の出っ張りに腰掛けてだべっているだけで、実際の待ち時間は15分ほどでした。

江山楼の一階はガラス張りになっていて、その周りをぐるっと鯉の泳ぐ池が取り囲んでいます。池の一画では、大きなミドリガメが数匹呑気に甲羅干しを楽しんでいていました。

私が東京に出てきた十代の頃、私は浪人生で、こうして甲羅干しをしているカメを眺めていると、伸び悩んでいた頃授業サボって行った井の頭公園で、池のカメを眺めながら「生まれ変わるならカメになりたい…」とぼんやり考えていたことなどを思い出します。

おじさんもそんな感じなの?いや、そんなの私だけって?あーそうですかそうですね。

かなり盛りの良い江山楼では、大食いの人以外はあれこれ頼まない方がいい

カメを眺めているうちに順番が回ってきました。通されたのは二人がけの小さな席ですが、こんだけ混んでたらそれも仕方ありません。

皿うどんとちゃんぽん(並)、そしてチャーハンを注文。すると店の人に「皿うどんは細麺にしますか?太麺にしますか?」と聞かれました。皿うどんて細麺とか太麺とかあんの??

お店の方によると、東京などで食べられている皿うどんはたいてい細麺とのことなので、食べ慣れてる細麺にしましたが、せっかく長崎まで来たんだから太麺にしたらよかったかな??

出てきた皿うどんは麺が見えないほど大量の野菜がてんこ盛り!おぉう…チャーハン要らんかったかも。

江山楼の皿うどん

餡をグリグリほじくってようやく麺発見。皿うどん上級者でないと太麺は食べにくいかもしれません。

ちゃんぽんも次郎か?ってぐらいの野菜の量です。

江山楼のちゃんぽん

野菜はシャキシャキ、スープにも野菜の風味が融けだしていて、ヘルシーかつ濃厚でとても美味しかったですが、こういうと何ですが他所に比べてそこまで個性的でも特別凄いってこともない気がします。おそらく、崎陽軒のシウマイみたいな「安定のあの味」って感じなんだろうと思いました。

ちゃんぽんしずるショット

ごちそうさまでした、また来ます。

レジ脇のさだまさしカレンダー。そういや思いっきり弥生顔だけど、さだまさしも長崎出身なんでしたっけね。

長崎出身の有名人・さだまさし

長崎の中心地に再現された出島

食後中華街から出てブラブラしていると、前方に何やら大きな洋館のような建物が見えます。行ってみると・・・

江戸時代、鎖国状態だった日本で唯一国交のあったオランダとの交易のために作られた人工島出島を再現した施設でした。

えっ!出島ってこんなとこにあったの??東京も昔は日比谷の辺りまで海だったと聞きますが、長崎出島もとても海に浮かぶ島だったなんて信じられないような町のど真ん中にあります。真ん前はテレビ局。

せっかくなので見学していくことにしました。鮮やかなライトブルーのこの建物は一階が受付になっていて、料金大人510円を支払い中へと進みます。

受け付けを通過すると、いきなり出島の巨大模型が浮かぶ池がデーーーン!!

えぇ?出島を再現した施設じゃなかったの?ここ。いきなり漂うこの箱モノっぽい空気感。猛烈に不安にさせられます。

出島の巨大模型を通過すると、奥には植物が生い茂る庭園が広がっていました。オランダ人が住んでいた頃の庭園を再現したものなのでしょうか。しかし初っ端の出島の模型の影響で、この庭もどの程度リアルに再現されているのかと疑わしい気持ちに。

藤棚ではなくぶどう棚の下は用水池になっていて、そこに架かる橋の名前は「きゃぴたんばし」。橋は一見古びた感じに作っていますが、リメイクです。

きゃぴたんばし

きゃぴたんばし両脇には石碑が建っていました。右手にあるのは、誰かは存じませんが歴史の教科書で真っ先に落書きされるタイプの顔のレリーフが付いた、「出島先学顕彰薬園碑所在標」。何それ?

出島先学顕彰薬園碑所在標

反対側に立つ碑には、「バドミントン伝来之地」と書かれています。

バドミントン伝来の碑

植物園を通過すると出島の入り口の門に到着。門の反対側には、すぐそこに対岸が見えていて、今となっては島というよりまるで川の中州のようです。

門をくぐるとそこには、巨大な石造りの倉が立ち並ぶ倉庫街。これらの立派な倉庫もリメイクで、中は展示室やシアターになっていました。

復元された倉庫

出島はまだまだ建設途中なようで、あちこちに防音壁が張り巡らされています。(2015年現在)

日本離れした鮮やかなエメラルドグリーンの建物がオランダ人の住居で、内部は当時の生活が再現された空間となっており、中に入って見学することができます。

しかし、立派な建物外観に比べ内部はまだまだ完成形とは言いがたく、特に二階は大半の部屋がまるで空き家のようながらん堂のままでした。

色鮮やかなオランダ人の居住区のすぐ裏手は、シックな色合いの純和風の長屋のような建物が。

オランダ人は出島から一歩も外に出ることは許されていなかったので、島の中には役所やオランダ人の身の回りの世話をする日本人の為の居住スペースなど、生活の全てこの中で完結できるための設備が整っていました。

また、オランダ人は妻や子供の同伴も禁止されていた為、オランダ人の居住区にはお抱えの遊女を住まわせる為の部屋も用意されていました。

全体的に退屈で未完成な印象の出島の展示室

その他にも、建物内部には今ではお目にかかれないレトロなデザインの可愛い壁紙が貼られていたり、「オランダ人は日本でこんな生活をしていたんだなぁ…」と、興味を惹かれた展示などもいくつかありましたが、建物内部の写真をほとんど撮って来なかったのは、とにかく全体的に退屈だったからです。

まだ建設途中だからという理由も多少はあるかと思いますが、せっかくこれだけ大掛かりな施設で忠実に建物を再現しようと試みているにも関わらず、建物内部は大半が細かい文字がぎっしり並んだパネルや、出島の出土品を陳列したガラスケースの展示ばかり。静的で受動的な「一昔前の展示」という感じで、企画自体にまだまだ改善する余地があるのではないかと思いました。

愛知県にある明治村みたいなのを想像して行くと、かなりがっかりさせられると思います。しかし、出島の古い建物に触発されて、これからグラバー園見学しに行くことにした私達は、もしや長崎市の仕組んだ導線にまんまと乗せられてしまったのかもしれません。

・・・つづく

長崎新地中華街 江山楼本店へのアクセス

住所:長崎県長崎市新地町12−2

Tel:095-821-3735

URL:http://www.kouzanrou.com

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