新ブログ「べっぷ移住物語」

東北 青森県

人生初、お湯が強すぎて蕁麻疹が出た!黄金崎不老ふ死温泉

2015/09/05

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八甲田山から日本海側に出た二人は、秋田方面に向かって海岸線を南下しています。

海鮮料理屋を探して日本海沿岸を南へ

もう昼時は過ぎていますが、せっかく海沿いに来たんだし本日のランチは日本海の新鮮な海の幸・・・の予定が、行けども行けどもあるのはラーメン屋とイカ焼き屋ばかり。

しまいにゃ沿道に建物自体がほとんど無くなってきました。なぜ海沿いで海鮮料理の店を探すのがこんなに大変なのか、青森・・・

絶望しながらさらに進むと、前方にようやくこじんまりとした町が見えてきました。

遠くに見える深浦の町

町には教会のようなドーム型の大きな建物と、人目を引く洒落た造りの橋があり、ここまでのどの町よりも栄えているように見えました。

ドーム型の屋根の建物とおしゃれな橋が象徴的な深浦の町

おおっ!あそこなら間違いなく寿司屋ぐらいはあるでしょう。

到着した町は深浦という港町で、遠くから見えた教会のような建物は、深浦港の敷地内にある海鮮市場ピアハウスという物産館のような施設でした。

深浦港の駐車場入口にはフォークとナイフのマークの看板が出ていて、港に食事が出来る場所があることを示していました。

港の中には市場があり、この辺りではかなり規模の大きな漁港のようでしたが、昼過ぎのせいか場内は閑散としています。

夏に水揚げのピークを迎える、深浦のマグロ

道中、げんなりするほどイカ焼き屋ばかり見てきたので、深浦港もてっきりイカの漁港なんだろうと思ったら、ここの主力品はマグロ。

青森県でマグロといえば、津軽海峡に面した大間がダントツの知名度を誇りますが、青森県全体のマグロの漁獲量の約半分は、ここ深浦で水揚げされているんだそうです。

しかも、漁期が秋から冬の大間に対して、日本海沿側の水揚げのピークは夏。これはもう願ったりかなったりではありませんか!

とりあえず、一通り町の中を周ってどんな店があるか見てみることにしました。

深浦港は現在は小さな漁港ですが、江戸時代には北前船の風待ち港としても栄えました。そのせいか、古びた町並みの中にも、どこかしら異国情緒が漂います。

異国情緒漂う深浦の町

町を巡回していると、【太宰の宿】と書かれた看板を掲げる建物が。

ふかうら文学館外観

おおっ!なかなか趣深い宿ではないですか。「今夜の宿は、ここに決めちゃってもいいかな」と思いつつ建物の前まで来ると、なになに・・・

【太宰の宿 ふかうら文学館】

ふかうら文学館は元旅館を改装した博物館

ん?文学館?どゆこと?

この建物は、太宰治が宿泊したことがある秋田屋旅館を改装し、太宰治他明治時代の文人・大町桂月や俳人の成田千空らゆかりの品などを展示する博物館でした。

何だ、泊まれないのか。紛らわしい名前付けんじゃねぇ。

深浦町は温泉地でもありますが、深浦港周辺にある宿の大半は漁師民宿みたいなこじんまりとした所がほとんどで、わざわざ遠くから観光で来て泊まる感じでは無さそうでした。

マグロが名物の深浦港周辺には、マグロの刺身が食べられる店は殆ど無い

そして、ここに来てまたしても、刺し身が食べられそうな店が全く見当らないという・・・

飲食店はぼちぼちあるものの、レストランのような洋風の店ばかりです。

そういえば、『まぐろステーキ丼』と書かれた幟をちらほら見かけましたが、どうやら深浦のご当地グルメか何かのようですね。

まぐろのステーキも美味しいに違いないとは思うのですが、和食屋一軒ぐらいあってよくない?刺し身じゃご当地グルメにならないんだろうけど、この辺の人達って何か一手間加えないと気が済まないんでしょうか。

刺し身食わせれ〜〜!

仕方がないので、深浦港まで引き返してきました。

しかし、港の中にも飲食店らしきは見当たらず、港の横にある物産館も入り口が閉まっていて営業している様子はありません。

駐車場の縁石に、地元のおばあちゃんが二人腰掛けていたので、「この辺に刺し身が食べられる店はありませんか?」と尋ねると、少し考えて町外れに二軒あることを教えてくれました。やっぱり港とその周辺には、海鮮料理の店は無いようです。

深浦港周辺の数少ない和食屋『広〆』

教わった道を行くと、五能線の線路の脇に和風割烹風の広〆という店がありました。私達が鰺ヶ沢からずっと探していたのは、こういう店だったんだよ〜(泣)

深浦港周辺の数少ない和食処『広〆』

長かった、ホントに・・・

広〆玄関

広〆の隣には洋風のレストランのような店が並んで建っていますが、目立つ場所に大きく「寿司」とか「海鮮丼」とか書かれていて、先ほどのおばあさんが言ってたもう一軒の店はおそらくこれのことでしょう。

和風の外観に惹かれ、今回は広〆に入ることにしました。

時計を見るともう午後3時前で、店内には客は私達だけです。

ようやく待ち焦がれた海鮮丼とのご対面〜!

広〆の海鮮丼定食1600円

イカもマグロも新鮮で旨い!刺し身最高。がんばってここまで来た甲斐もあるってもんです。

しかも海鮮丼には小さなサザエが何と2つも付いてきました。1600円でこれは超お得!感激。

小鉢の中には緑色の海藻みたいな物体が入っていて、見た目はめかぶみたいですがツルツルして何やら加工品のようです。何これ?

深浦名物つるつるわかめ

窓のすぐ外は五能線の線路が通っています。それにしても、日本海側に出てからかれこれ二時間近く五能線と並んで走ってきたにも関わらず、車両の姿をついぞ目にしません。

田舎の路線なので本数が極端に少ないのは想像に難くありませんが、ここまで電車に出会わないのは未だかつて経験が無いレベル。まるで廃線してしまったかのようです。食事の間も、横の線路を電車が通ることは一度もありませんでした。

盆明けの平日でも予約で満杯な黄金崎不老ふ死温泉

食後は、休憩のついでに今夜の宿を決めてしまいましょうかね。

ツレが探してきた今夜の宿は、深浦町内にある黄金崎不老ふ死温泉という、深浦港から車で20分ほど秋田方面に進んだ場所にある大型のホテルでした。

2014年の夏は、JR東日本のキャンペーンでJR駅のあちこちにここのポスターが貼ってあったので、見たことある方も多いかと思います。

不老ふ死温泉海辺の露天風呂

画像は黄金崎不老不死温泉 - Wikipediaより。

公共の露天風呂みたいな感じですが、このお風呂は不老ふ死温泉の持ち物。

実は、ツレは朝から今夜の宿として不老ふ死温泉を予約しておこうと言っていたのですが、天気がかなり微妙だった為、もし雨で露天風呂に入れなかった場合、八甲田山から150キロ以上の長距離移動が徒労になってしまうので、私の意見でギリギリまで様子を見ることにしたのでした。

しかし、お盆明けの平日だし人気の宿だけど飛び込みでも大丈夫だろうと高をくくっていたら、今日は急遽キャンセルが出たため奇跡的に部屋を取ることが出来たけど、本来ならばアウトだったんだそうな。

直前まで予約を入れなかったのは、果たして良かったのか悪かったのか。まぁ、結果オーライってことで。

料金は1人2食付きで12,000円。ハイシーズンだとおそらく2万円近くしそうな感じ。東京や大阪から遠く離れた辺境の地では、かなり強気な料金設定です。

まぁ、あんだけ都内のJR各駅にポスター貼りまくってりゃ、客はわんさか来るでしょう。恐るべし不老ふ死温泉。

広〆を後にし、不老ふ死温泉を目指して出発。

しばらく走ると、ホテルなんてありそうもないありふれた住宅街の一画に、不老ふ死温泉の案内看板がドンと立っていました。

不老ふ死温泉はこの住宅街の中?

案内の矢印は住宅地の中を指しています。矢印に従って5分ほど進むと、視界が開けて不老ふ死温泉が見えてきました。

やけにだだっ広い不老ふ死温泉の敷地

とても大きなホテルですが、やけに横にだだっ広い背の低い建物です。まぁ、この立地じゃ縦に伸ばす理由も見つからないような。

横に平べったい不老ふ死温泉の建物

チェックインの手続きを済ませ、ノリのいい従業員さんの案内でお部屋ヘ。

不老ふ死温泉玄関ロビー

増設を繰り返したと思われる造りの館内はまるで迷路のようで、私達の部屋は玄関から一番離れた一画にありました。

不老ふ死温泉の客室

部屋からの景色はこんな感じ。建物は崖に面して建てられているので、多分全部の部屋から日本海が望めると思います。

不老ふ死温泉は全室海に面している

だだっ広い不老ふ死温泉の建物、風呂も食事もやたらと歩かされる…かも?

荷物を下ろして早速お風呂へ。お風呂は海辺の露天風呂の他に、男女別の内湯が二つあり、全て私達の部屋からは建物の反対側にあります。

先にも書きましたが、不老ふ死温泉の建物は横にだだっ広いので、端の方の部屋に当たると、食事もお風呂もいちいち建物の端から端まで歩かされることになるため、お年寄りや足腰が悪い方がいる場合は、予約の際にその旨をホテルの方に伝えておいた方がいいでしょう。

とりあえず、雨が降り始める前に海辺の露天風呂に先に入っておくことにしました。

お風呂は撮影禁止なので、少し離れた場所にあるここで写真撮って満足して下さい、と言わんばかりの看板の前で一枚。

露天風呂撮影用の看板

露天風呂は男湯と女湯に別れていますが、男湯の方は混浴で、湯浴み着の着用可。脱衣場などはなく、湯船の周りに小さな棚があるだけなので、お風呂に入ってる間に雨が降り始めるとヤバいです。

望遠で撮影した海辺の露天風呂

女湯の方で湯浴み着に着替えて男湯に合流。女湯と男湯は造りはほぼ同じですが、男湯の方が湯船が広くて開放感があります。

湯浴み着着用可なんだから、男連れの人はみんなこっちに来たらいいのにと思うのですが、男湯にいる女は私一人でした。

泉質は含鉄塩化物強塩泉。ぬる目なので一時間ぐらいなら余裕で入っていられそうですが、入って20分ほどでぽつぽつ雨が降り始めやむなく撤収。露天風呂は日の出から日の入りまでの営業なので、今日入浴出来るのはこれが最後になるでしょう。

露天風呂で一つ不満を挙げるならば、個人的に湯浴み着用の脱水機が無いのがちょっと不便ですね。一応館内にはコインランドリーはあるのですが、洗濯からすすぎ脱水のフルコースは必要ないので、是非とも簡易的な脱水機は用意して頂きたいところです。

チェックアウトの際にアンケートに要望を書いておいたので、ひょっとすると皆様が行かれた時にはもうあるかも知れません。(2014年8月現在)


部屋に戻り、うだうだしてるうちに夕飯の時間。昼ごはんを食べるのが遅くなってしまったことを悔やみながら、会場の広間へ向かいました。

不老ふ死温泉夕食

昼食に二つもサザエを食べたにも関わらず、夕飯にもサザエが出てきてしまいました。深浦の名物なんですかね、サザエ。

しかし、昼のとは大きさが全然違う!身も違う!こりゃ全くの別物だね。

ホタテも凄い肉厚。

肉厚なホタテ

こんなに立派なサザエやホタテが食べられるのは、次は一体いつになるのでしょうか。悲しくなるから考えるのやめよ・・・

そして昼食を食べた店でも出された海藻麺みたいなのもありました。

宿の夕食でも出たつるつるわかめ

お品書きを見ると、これはつるつるわかめという深浦の特産品なんだそうです。そういえば、深浦港からホテルまでの道中にも、「つるつるわかめ直売所」と書かれたお店がありましたが、やはりこれのことだったのか。

つるつるわかめ 株式会社ふかうら開発

永昌源の林檎酒のリンゴは弘前産

食後は弘前産のりんごを使ったりんご酒を注文しました。しかし、出てきたのは杏露酒でお馴染みの永昌源のボトル。

永昌源のりんご酒のリンゴは弘前産

え?さすがにこれは国産じゃないでしょ?と思いきや、永昌源の林檎酒(リンチンチュウ)に使われてるりんごは弘前産らしい。

全国的に弘前産を使っているのかは不明。というか、永昌源のりんご酒って初めて見たかも。お味は杏露酒のりんご版です。ボトルがこれだと、そういう感想しか出てこんよね。美味しかったけど。

食後、部屋に帰ってしばらく休憩。館内には無料で使える大型の製氷マシーンがあるので、ボトルごと持ち帰ってきた林檎酒をロックでグビグビ。飲みやすいのであっという間に飲み終わってしまいました。杏露酒一杯で酔っ払えてたあの頃は遠くなりにけり。

24時間の温泉が無いのがちょっと残念な黄金崎不老ふ死温泉

少し休憩してから、寝る前に内湯に入りに行くことにしますかね。

内湯は海辺の露天風呂の近くの本館に一つと、新館に一つありますが、本館の方は21時まで。新館の方も深夜は入れないので、ホテル内に24時間の温泉が一つもないのがちょっと玉に瑕です。

しかし、今日も何気に移動距離長かったし、多分疲れて夜中は起きられないでしょう。

新館の内湯には、掛け流しの内湯とサウナ、そして小さいですが露天風呂もあります。夜中に入れないと思うと、自然と長湯になります。塩化物泉は温まりやすい泉質なので、夏場は特にのぼせたり汗が止まらなくなったりなどの副作用も出やすいので、長湯には充分注意して入りましょう。

人生初、温泉で蕁麻疹が出た!

部屋に帰ると、先に帰っていたツレが「お前顔真っ赤だぞ!」と言います。そりゃ、風呂上がりだしなー、とは思ったのですが、何か・・・痒い。

見ると、全身の皮膚が斑模様に赤く炎症を起こしているではありませんか!

風呂あがりに蕁麻疹っぽい症状が!

な、な、何じゃこりゃーーー!

蕁麻疹?でも、そこまで猛烈な痒みじゃないし、何これ。

そういや、まだお酒を飲みつけていない頃、真冬に熱燗飲んで似た感じの症状になったことがあったような・・・

温まりすぎたせいなのか、泉質が体に合わなかったのか、原因は定かではありませんが、痒みはこの後数日間地味に続くのでした。

北国らしく、部屋にはクーラーも扇風機も無く、窓は開くものの網戸がないので、温泉で温まりすぎて寝苦しい中、締め切った中で就寝。

不老ふ死温泉土産の大半は『雪下にんじん』

翌朝はどんより曇り空でした。たまにザーっと降ったり止んだりを繰り返す気まぐれな天候で、昨日のうちに露天風呂入れてよかったと思いました。

朝食を食べてチェックアウト。ロビーには土産物屋と宅配便の受け付けがあり、ついでに職場へのお土産も買って行くことに。

この辺りでは、雪の下で越冬することで甘みを増すという雪下にんじんも名物なようで、土産物のお菓子類の半数近くが雪下にんじんまんじゅうとかケーキとか、雪下にんじん関連で占められています。

散々迷って、部屋のお茶請けに置いてあった雪下にんじん餅を購入し、宅急便の手続きを済ませ出発です。

今日は秋田県の内陸へ

さよなら、日本海。今日は秋田方面の内陸部に向かいます。

青森県に不老ふ死温泉は二ヶ所ある

関係無いですが、この記事書いてて初めて知ったんですけど、不老ふ死温泉ってここ黄金崎とは別に、同じ青森県内の津軽半島の先の方にも平舘不老ふ死温泉ってとこがあるそうです。

平舘不老ふ死温泉 公式サイト

平舘不老ふ死温泉のお湯は、無色透明の硫酸塩泉。へぇ〜、どっちが先なんでしょうか。それにしても、紛らわしいな。

・・・つづく

黄金崎不老ふ死温泉へのアクセス

住所:青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15

Tel:0173-74-3500

URL:http://www.furofushi.com(ホームページ予約は5%引き)

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