新ブログ「べっぷ移住物語」

関東 神奈川県

神奈川県にあるもう一つの『有馬温泉』

2015/09/05

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今日は一人で川崎市にある岡本太郎美術館に行った後、同じく川崎市内にある有馬温泉に移動します。

有馬温泉の最寄り駅は東急田園都市線の鷺沼駅ですが、岡本太郎美術館の周辺から鷺沼駅に直通している交通機関が見つからなかったので、鷺沼駅の三つ隣の梶ヶ谷駅行きのバスに乗るため一旦向ヶ丘遊園駅まで引き返すことに。

梶ヶ谷駅行きのバス停は、南口改札を出てすぐの場所にありました。バス停名は、その名も『向ケ丘遊園駅東口』

南口出てすぐの所にあるのに、何故にバス停は東口?余所者に優しくないですねぇ、どうしてこういうことが起こるのでしょうね?

まあ、それはさておき、待つこと数分でバスが駅前ロータリーに入って来ました。料金は前払いで、一律200円。

梶ヶ谷駅行き東急バス

駅から程なくして、最近出来た川崎の新名所藤子・F・不二雄ミュージアム前のバス停に到着。この時午後三時半ぐらいで、もう今からではあれこれ見て回るには時間的に遅いように思うのですが、ほぼ満席状態だったバスは、半分近くの人がこのバス停で下車して行き、駅からいくらも走らないうちにガラガラになってしまいました。

藤子・F・不二雄ミュージアム外観

向ケ丘遊園駅から30分ぐらいで、東急田園都市線の梶ヶ谷駅に到着です。

東急梶ヶ谷駅

梶ヶ谷駅から横浜方面に三駅で、鷺沼駅に到着。駅の周りは、スーパーやファストフードが入ったビルが立ち並び、駅前ロータリーには複数のバスの路線が乗り入れていて、かなり開けた印象。

鷺沼駅前

次なる目的地の有馬温泉へは、ここから小杉駅行きのバスに乗って、中有馬という停留所で降ります。

鷺沼駅から中有馬までは約10分ほど。一帯は、住所的にも有馬という地名で、近くには下有馬や有馬第二団地前といった名前のバス停が存在します。

中有馬バス停

周囲は、駅からかなり離れた住宅街にも関わらず、通り沿いには小さな飲み屋街が広がっていました。街頭には『有馬銀座』や『有馬温泉通り商店街』などの看板が下がっています。

中有馬のバス停周辺は、商店街になっている
<p有馬温泉の一軒宿川崎有馬療養温泉は、中有馬のバス停から20メートルほど歩いた、バス通り沿いにありました。

川崎有馬温泉の一軒宿『有馬療養温泉旅館』に到着

建物は遠くからでも目立つよう屋上に大きく『有馬温泉』と看板が立っていました。

屋上には大きく『有馬温泉』の看板が!

けっこう立派な建物ですが、玄関にはベビーカーや三輪車などの宿の人の私物が山積みになっていて、こういう施設の印象としてはかなりダメなタイプの空気を醸し出していました。しかも、こんな民宿みたいな雰囲気にも関わらず、日帰り入浴は1200円と、まるで高級旅館のような強気の料金設定です。

宿の人の私物だらけの玄関

まあ、でもせっかくここまで来たんだし、ダメでもそれはそれでネタにはなるなと、気を取り直して玄関を入ると、帳場の奥から三十代ぐらいの男性が出て来ました。玄関のベビーカーなどは、この人の子供の物でしょうか。

入浴料には、バスタオルのレンタル料も含まれている。

お金を支払うと、入浴料にはタオルのレンタル料も含まれていたらしく、代わりにバスタオルとフェイスタオルを手渡されました。何だ、家からタオル持ってきてしまったわ。

せいぜい五人ぐらいでちょうどいい広さの有馬療養温泉のお風呂

浴室は、帳場の脇を少し入った所にあります。女湯の暖簾を潜ると、六畳間ぐらいの広さの脱衣所は、私の予想に反して入浴客でいっぱいで、これ以上人が入れないぐらいの大混雑!

有馬療養温泉旅館、女湯の脱衣所

えええ??建物の規模に対して、お風呂が狭いのにもびっくりですが、玄関先で感じたダメダメ温泉のイメージからは想像もつかないほどの大繁盛ではないですか。

しかもさらにびっくりなのが、脱衣所にいる人の大半が浴衣姿。お泊りのお客さんなんですね。ホームページには確かに旅館業もやっていることは書いてありましたが、鷺沼の駅から10分の微妙な場所に、そうそう泊まりで来る人なんか居ないだろ?と思ってたら…

しかし、湯船に張られたお湯は、入ってみる前から素晴らしい泉質であるのは見ただけで分かりました。確かに有馬のお湯を彷彿とさせる、濃度の高そうな色のお湯。有馬のと比べると、色や赤みが少し薄い感じで、どっちかと言うと伊香保とかに近いような感じですが、まー確かにこのお湯なら、宿がとっちらかってようが風呂が狭かろうが、関係なく人は来るでしょう。

有馬療養温泉旅館の赤茶色のお湯

何とか隅っこの方で洋服を脱いで、浴室に入ると、せいぜい5人も入れば一杯の小さな湯船は満杯。湯船を取り囲むように並んだ洗い場も、大半が埋まっています。もう、ぎゅうぎゅう詰め。ぐわー、辛いなコレ。

壁の手すりには、温泉の成分で腐食したパイプが、「これを見よ」とばかりに引っ掛けてありました。ここのような泉質だと、いくら掃除しても湯の花ですぐ変色して汚れてしまうし、錆も出やすいので、浴室の管理は想像以上に大変なんでしょうね。

温泉成分で変色したパイプ

先に湯船に入った人が、「熱い熱い!」と言っていたので、ここのお湯はあつ目なのかと腹をくくっていざ湯船に浸かると、全然どこが?ってぐらい、フツーの温度。実際、湯温計を見ても、42℃の適温で、こんなんで熱い言ってたら、うちの近所の銭湯どこも入られへんがな、と思いつつ、いやしかし私が激熱の都内の銭湯に慣れすぎてしまっただけなのかな?慣れって怖いわー。

聞くと、浴衣の人達は団体さんで、その数10名。

どうも誰かの口コミで、この宿に泊りで来ることに決めたみたいですね。なんでも、メンバーの知り合いで、北海道からわざわざここの温泉に入りに来る人がいるんだとか?

へー、北海道もかなりの温泉大国ですが、そこからわざわざ来るなんて、よっぽどいいお湯なんだなぁ。まーでも、そういう人もいるだろうなぁと納得は出来るぐらいに、確かにここの温泉はいいです。

にしても、これだけの人数で来るなら、もうちょっと大きいとこにしたほうが良かったんでない?

時間によって色が変わる温泉は、金色に輝く湯の花が採れるらしい

このお湯の泉質は単純鉄冷鉱泉。湯船の脇にあるライオンの口から、チョロチョロポタポタと流れて来るのが源泉で、飲むことも出来ます。まー、美味しくはないです。

写真見づらいですが、ライオンの口から垂れてくるお湯は、濁りのない無色透明。

お湯は毎日入れ替えているそうですが、朝一のお湯は透明で、時間が経つに従い酸化が進んで、このような赤茶色に変化するんだそうです。

また、寒い冬の朝には、お湯の表面に成分の結晶が被膜する現象がたまに起こるらしいですが、その被膜を和紙などに染み込ませて乾燥させると、金色に光り輝く湯の花が採れるそうな。

都心近くの微妙な民宿でも、こんな話しを聞くとぜひ泊まってみたいと思う温泉マニアは少なからずいるでしょうね。

子どもの遊び部屋も兼ねた有馬温泉の休憩室

それにしても、あまりにも混雑して落ち着かないので、ひとまず空くまで上がって待つことにしました。脱衣所は私が来た時にいた団体のお客さんが、髪を乾かしたりお肌の手入れをしたりと、風呂上がりの作業が未だに終わらないようなので、一旦服を着て、帳場の向かいにある休憩室でしばらく時間を潰すことにしました。

ちょっと広めの応接間のような和室には、子供のおもちゃが隅に山積みになっていて、他人の家のリビングにお邪魔してるみたいな気分になります。

壁の棚には、例の黄金色に輝く湯の花が、額装して飾られていました。おーー!想像以上にキラキラしていて、ホントに金粉みたいなんですね!

ここの温泉から採れる湯の花
本当に金箔と見間違うばかりの光り輝く湯の花

よく温まる有馬温泉は、半身浴がおすすめ

20分ほどテレビを見ながら休憩して、再びお風呂に戻ると、先ほどの団体さんはみんないなくなって、地元の常連さんという人と二人だけになっていました。

常連さんに、ここの温泉は温まり過ぎるから、長湯するには半身浴がオススメとアドバイスを貰いました。湯船の中には、腰掛けぐらいの高さの段差があって、そこに座っていると、頭のてっぺんから玉のような汗がポタポタと垂れて来ます。

その人曰く、半身浴で10分ぐらい浸かっていると、体が芯から温まるとのことですが、湯気と熱気が充満した浴室では、例え半身浴でも10分はかなりキツい…

結局5分ずつ3セットに別けて入りました。


風呂上がり、先ほどの休憩室にまた行くと、おもちゃの持ち主の子供二人が、先に上がった先ほどの常連さんに遊んで貰って、上機嫌ではしゃいでいました。

二人とも、とても人なつっこくて可愛らしい子たちでしたが、お客さんにかまってもらって嬉しくなったのか、もう夕飯時というのに、あれこれおもちゃを引きずり出して来て、しまいにゃ部屋のソファーを大移動して基地のような物を作り始めてしまいました。

「知らんで~、絶対怒られるで〜!」

と、内心ちょっと心配していると、案の定帳場の奥から二人のお母さんが出てきて、「片付けないならおもちゃ捨てる!」とめちゃくちゃ怒られておりました。あ~あ(笑)

東京近郊の日帰り温泉としては、ここまで良質な温泉はかなり貴重

お母さんの剣幕にちょっと気不味くなって、そろそろ私もおいとますることに。

川崎有馬温泉、いいお湯でした。ちょっと高いし私の家からは遠いのですが、私が知る限りでは東京近郊でこれほどの泉質の温泉は殆どないので、高速や特急列車に乗って遠くまで行くことを考えたら、全然大変じゃないし高くもないと思いました。

最初はちょっとどうかなぁ?と思ったけど、お湯がめちゃくちゃ良かったので、休憩室が他人ちのリビングみたいな状況になってることとかも、最終的に「アットホームな雰囲気の宿」という印象で、これからもちょいちょい通いたいと思える温泉でした。

川崎有馬と兵庫県の有馬は、実は全然関係なかった!

帰宅後、このブログを書くにあたって色々調べてみると、ここの温泉と兵庫県の有馬温泉は実は全く無関係で、有馬温泉みたいなお湯が湧いたから有馬という地名になったのではなく、元から有馬という地名が先にあったということです。

Wikipediaによれば、地名の由来は…

  • 「山間の土地」という意味
  • 隣接する馬絹同様、乗馬に関係のある土地だとする説
  • 平安時代の勅旨牧である「石川牧」に由来するという説
  • 確かに、宿のホームページを見ても、兵庫県の有馬温泉との関わりについての記録が見当たらないので、この二箇所の有馬温泉は、偶然同じ有馬という名前の場所に、奇跡的に似た感じのお湯が湧いたというのが正解みたいですね。

    ・・・ほんとか??

    川崎有馬療養温泉旅館 へのアクセス

    住所:神奈川県川崎市宮前区東有馬3-5-31

    Tel:044-877-5643

    URL:http://www.arimaonsen.jp/

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