新ブログ「べっぷ移住物語」

山梨県

KSRで山梨へ ~甲州街道、休日は県境を越えられないから要注意!

2016/05/21

現在 1 / 1 ページ目

このブログではほとんど触れて来ませんでしたが、こう見えて実は私も普通自動二輪免許保持者で、自分用のバイクも持っています。

その昔、かれこれ10年以上前にはお互い別のバイクで一緒にツーリングに行っていたこともありました。当時は高速道路でのバイクの二人乗りがまだ許可されておらず、「二人で遠出できるように」と私もバイクの免許を取りましたが、結局しばらくして首都高以外でのタンデム走行が解禁。そうなると、一人しか乗っていないバイクに車と同じだけお金を払うのは勿体無いし、その後ETC普及キャンペーンで休日一律1000円割が実施された際、本体+セットアップ料で5万円近くするバイク用ETCは私にとっては高価過ぎて、当時無職だったのになぜかETCが付いていたツレのバイクで一緒に出かけるようになったのが、今の旅のスタイルとなったきっかけです。

そんな感じなので、いつしか私は自分のバイクで高速に乗ることがほとんどなくなり、今はKawasaki KSR110という小型バイクに乗っています。

本栖湖から富士山を望む

しかし、今回のツーリングは再び2台のバイクで出かけることとなりました。

というのもツレの仕事がここ半年近くほとんど無く、何台もある大型バイク全てが故障や車検切れなどで乗れなくなってしまったからです。

唯一動くのがYAMAHAのブロンコという、部品取り用にヤフオクで買ったボロボロの200ccのバイクだけだったのですが、ブロンコはシートがタンデムシートにしては若干小さいにも関わらず、グラブバーやリアキャリアなどの後ろの人が掴まれる装備が一切無いので、以前一度ブロンコで千葉方面に行った時には、高速上でリアフェンダーにずり落ちたお尻をシートに戻すことができず、お尻が痣だらけになってしまいました。

YAMAHAブロンコ

その時の記事はこちら南関東では珍しい硫黄泉『七里川温泉』 | 温泉ブログ なんちゃら街道
http://sanaefujii.com/shichirigawa

今はリアキャリアが付いたので、お尻がシートからずり落ちる心配はありませんが、前にも増して老朽化が進み、動いているのが不思議なほどの満身創痍の状態。ツレはどうせ仕事が当分無いし、旅先で走れなくなっても大して困ることは無いかもしれませんが、私は絶対にお断りです。

だいたい、体一個しかないのに何台もバイクだけあって、維持できなくて全部動かないとか、バカじゃねーの?って感じですが、KSRも買ってからほとんど街乗りでしか使えていなかったので、ツレと分乗で出かけるのは楽しみではあります。唯一心配なのが、ツレと一緒に走っていると「あれが不味い、ここがなっていない」と、一日中私の運転に対するダメ出し大会になること。私も人から意見されるのが大嫌いな性格なので、ツレの小言をどれだけ我慢できるか…

近くて遠い、山梨の「増富温泉」

今回は高速が使えないので、必然的に行ける場所は限られて来ますが、地図を眺めているとちょうどいい温泉地を見つけました。

それは、山梨県の山間部にある増富温泉

増富温泉は「増富ラジウム温泉」とも呼ばれ、日本屈指の放射能の含有量を誇ることから、癌など病の治療目的で通っている人が多いことで知られていますが、湯温が低く夏場以外は入浴するのがかなり苦痛という話も聞いていました。この時9月、冷たい温泉に入れるぎりぎりの時期です。高速を利用すると山梨県は逆に近過ぎるため、日帰りでもなければなかなか行く機会が無かったので、今回は非常にいいタイミングだったと言えるでしょう。

土日祝は要注意!小型バイクは甲州街道の県境を越えられない

山梨に下道で行くには、地図を見るまでもなく「甲州街道をひたすら下って」行けばいいのですが、新宿を過ぎ、世田谷を過ぎ、調布を過ぎ、ようやく高尾駅まで来た時、私たちは大きなミスを冒していたことに気が付きました。

高尾駅前

何と甲州街道は高尾から相模湖までの区間が、土日祝日は小型バイクは通行禁止だということを、うっかり見落としていたのです。バイクツーリング用の地図「ツーリングマップル」を見ると、確かに小さく記載があります。

休日は125cc以下通行止めとの小さな表記

相模湖周辺は絶好のドライブコースですが、バイクの暴走行為が度々問題になる場所でもありました。いわゆる「ローリング族」というやつです。しかしなぜ規制されたのが小型バイクだけなのか。それは80年代のバイクブームの頃、大型バイクの免許を取るのも大型バイクを手に入れるのも今ほど簡単ではなかったため、ほとんどの若者が小型バイクに乗っていたからです。

しかし、今は少し多めにお金を出せば誰でも大型バイクに乗れる時代。小型バイクだけを規制するというのは時代錯誤もいいとこなのですが、今ここで文句を言っても仕方がありません。

小仏トンネル真下の「小仏」は登山道で車両通行不可

地図を見ると、どう考えても周囲に迂回路はありません。何とかして県境を超えるルートは無いものかと、地図をくまなく見ると、高尾駅から1キロほど西に途中から有耶無耶になっている細い道があることを発見しました。

とりあえずダメ元で行ってみることに。

小仏バス停付近

住宅街を進むと、道は川沿いに出ました。頭上には中央自動車道。意外と人通りが多く、住宅街の中のバス停には軽い登山の装備に身を包んだ人が大勢並んでいます。バス停の名称は「小仏」。

おおお!ここがあの、年がら年中渋滞している小仏トンネルの小仏なのか!長閑なところだなぁ。きっと上の高速はゴン混みなんだろうけど。

小仏バス停の少し先は登山道になっていて車は通れない

しかし、小仏バス停を過ぎしばらく進むと、道は歩行者専用の登山道になって終了。手前のバス停の辺りで気がつくべきでした。ツレはとっくに気がついていたらしく、半ギレでした。

陣馬高原へ抜ける和田峠は現在通行止め

う~、他にルートは無いのか?高尾駅でもう一度地図をよく見返すと、高尾駅から北に迂回路らしきを発見。駅から数十メートル八王子側に引き返し都道61号線に逸れると、住宅街から突如として鬱蒼とした林に出ました。高い石垣に囲まれた道は昼なのに薄暗く、高尾とはいえずいぶん急に山の中に入るんだな~思ったら、この石垣の上には昭和天皇や大正天皇の御陵、八王子霊園などの墓地が広がっているそうです。

墓地の多い高尾駅前

駅前から1キロほど進み川原宿という交差点から「陣馬街道」を西へ。

風光明媚な陣馬街道

せせらぎに添って走る陣馬街道は程よく蛇行し、所々住宅街の中を通る他はバイクツーリングにとてもいい道だと思いました。通り沿いにはキャンプ場やマス釣り場なんかがたくさんあって、子供連れなどのグループでかなりの賑わいです。

しかししばらく進むと、通り沿いにこんな看板が立っていました。

和田峠は現在通行止め

よそ者的には、いきなり「和田峠」とか言われてもどこ?って感じなんですが、地図を見るとどうやら私達が通ろうとしているルートの途中にあるのが和田峠のようです。あっちゃ~。下道で山の方に行くと、こういうことが頻繁に起こります。

がしかし、この看板から少し離れた場所には別の看板が立っており、それによると…

少し離れた場所には「夜間通行止め」の看板

「この先左折 路面工事中のため施工中は”夜間”車両通行止めになります」

ええ~、どっちなの?通れないの?それとも夜間以外は通れるの?

散々迷って一か八か、行けるところまで行ってみることにしました。

写真は撮ってこれませんでしたが、ここから先もなかなかにバイクで走ると気持ちのいい道です。しばらく走ると、まるで映画のセットのような昔ながらの宿場町の面影を残す一画に出ました。

映画のセットのような町並み

大きな暖簾を掲げた蕎麦屋の前には幟がたくさん並んでいて、他には商店が何軒かと旅館もあったように記憶しています。かつてはここで宿を取って、翌朝奥多摩や大月方面に向かったのでしょう。温泉さえあれば何なら一泊してもいいぐらい雰囲気のいい町でしたが、残念ながらここは温泉地ではないので先を急ぎます。

蕎麦屋の脇で道は二手に分岐していて、左側は途中で行き止まりになっており、和田峠は右側。特に通行止めなどの注意書きはありません。

これはもしや通れるのかも?とは思ったのですが、看板に従い右の道を進むと、和田峠のお茶屋さんの建物から先はバリケードで封鎖されていました。

和田峠から先はバリケードで封鎖されていた

私達の後からも、バイクや車が何台かやってきては、バリケードの前でしばし呆然として引き返して行きました。この感じでは、封鎖されたのは結構最近のようです。(2015年9月現在)

初めてのKSRでの峠だったので個人的には非常に楽しかったのですが、やはり進む道がどこにも通じていないのはかなりガックリきます。御覧ください、この絶景。とってもいいツーリングコースだったので、もし和田峠から先が通行できるようになったら、また来たいと思いました。

愛車KSR110

え~、でも他にルートってある?バリケードに記されている土木会社に問い合わせて迂回路を聞こうとしましたが、さすがのdocomoも圏外。仕方がないので再び高尾駅前まで引き返してきました。

高尾駅前

ツレが高尾駅前の交番で迂回路を聞いてきてくれましたが、小型バイクで県境を超えるには相模湖の南側にまわらなければならないそうで、夕方の大渋滞の町田街道を南に大移動し、どうにか大月方面に抜ける国道413号線に出たときには完全に日が暮れていました。

それにしても、やはりツレは信号待ちのたびに私の運転の仕方についてガミガミ言ってくるんですが、そもそもお前ら世代がめちゃくちゃな運転するから、高尾から先小型バイクが規制されたんじゃねーかと。偉そうなことは車検料ぐらい払ってから言え!

ムカついて本気で巻いてやろうと無言でガンガン飛ばしたら、予定より早く大月付近まで到着しました。

石和温泉で天然温泉じゃない「石和健康ランド」のどこが日本一?

とはいえ、さすがに今日中に増富温泉に行くのは無理なので、このあたりで宿を見つけなければいけませんが、ツレが以前別の友だちと泊まりで利用した健康ランドが石和温泉にあるというので、今日の宿はそこにします。

石和温泉駅前

それがこの石和健康ランド。玄関先には「おふろ甲子園優勝」の垂れ幕が掲げられていますが、建物のどこにも「天然温泉」の表記が見当りません。ツレに「ここ、温泉じゃないんじゃない?」と尋ねると、「えっ!そうなの?」との返事。え~何だよ、いいって言うから来たのに…

石和健康ランド外観

結局、石和健康ランドは天然温泉の施設ではありませんでした。石和温泉には他にも何軒か健康ランドがありますが、ホームページを見る限り朝まで仮眠ができて天然温泉の所もあるので、わざわざ石和温泉まで来て石和健康ランドを選ぶ理由は全く無いと思います。

風呂あがり、館内の居酒屋にて夕食。山梨なんてすぐだと思ったけど、まさかこんなに時間がかかるとは。疲れて目がうつろなツレ。今日は色々あったからな。

それにしても、有名温泉地の天然温泉じゃない施設にも関わらず、食堂は大混雑です。意外と温泉地の地元の人って、温泉に全く興味がなかったりしますが、ここのお客さんも大半はそんな感じなのでしょうか。

山梨といえば「マグロのぶつ切り」

つまみは山梨名物、マグロのぶつ切り。海無し県の山梨は何とマグロの消費量が日本で第二位のマグロ大好き県民で、居酒屋のメニューには普通のマグロの刺身ではなく、極厚にスライスされたマグロのぶつ切りが必ずあります。

しかも海沿いで食べるのと遜色のない美味しさ。そりゃたいていのマグロは遠洋から冷凍で来るから、海沿いだろうが内陸だろうが、味に大した差はないのでしょう。

皆様も、山梨においでの際はマグロのぶつ切りを是非ご賞味下さい。

石和健康ランド、週末の仮眠室はタコ部屋並の劣悪さ

温泉地で温泉じゃない施設に泊まることになるとは思ってもみませんでしたが、マグロ美味しかったし館内も綺麗だから、まいっか~

・・・がしかし、食後に仮眠室に行ってみるとたくさんある部屋はどこも満室。どうにか空いたシートを見つけたものの、他所の健康ランドで経験したこともない過密度で、暑くて息苦しくて、こんなとこじゃ寝れないと、結局ロビー脇の通路で寝ました。同じような人が他にもたくさんいて、引揚船とかタコ部屋のような情景が広がっています。にも関わらず、施設の方はお構いなしにどんどん泊まり客を入れるし、「おふろ甲子園優勝」って誰がどういう基準で選んでるんだか甚だ疑問。絶対自分とこでやってる名前だけのイベントだろ。

そんな感じでほとんど寝られず、翌朝を迎えました。石和健康ランド、他にも系列店があちこちにあるようですが、休前日の石和健康ランドは、とてもじゃないけど寝られるような状態ではないので、朝までの仮眠は絶対にお勧めしません。

では、朝食を食べて、増富温泉に出発!

・・・つづく

この日の走行ルート

PR:

現在 1 / 1 ページ目

-山梨県
-, ,

 
べっぷ移住物語banner

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでなんちゃら街道をフォローしよう!