新ブログ「べっぷ移住物語」

関東 神奈川県

玄関開けたらすぐビーチ 温泉は微妙な民宿『大海荘』

2015/09/05

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先日、友人が江ノ島で個展をやるというので、最終日どうにか出かける気になったので、見に行ってみることにしました。個展会場の最寄り駅の腰越駅は、江ノ電の沿線だそうで、多分15年近い東京暮らしで初めての江ノ電乗車の為に、一人JR東海道線の藤沢駅を目指します。

山手線で品川まで行ってそこから東海道線に乗り換え。藤沢で一旦駅の外に出ると、駅前ロータリーの反対側にある江ノ電の改札へ向かいます。

これが江ノ電の終点、藤沢駅のホーム。単線なので、乗場は一つしかありません。

江の電藤沢駅

電車が入ってきました。しかし、降車駅の腰越は何故か藤沢駅よりホームが若干短いそうで、鎌倉方面の1両だけドアが開かないらしい。すげーな。

藤沢駅を出てしばらくの間、車窓からの景色は近隣の住宅の外壁ばかりで、海などはほとんど見えません。

腰越に到着。駅のホームには券売機が一台あるだけで、改札などはありませんでしたが、一応出口に駅員さんがいて、その人に切符を渡して外に出ると、周りは入り組んだ住宅街のようです。

腰越駅

げっ!こんなとこにギャラリーなんかあるの?

どっちに行ったらいいか全く分からないので、とりあえず大通りに出てみることにしました。

道路のど真ん中に線路

しかし、ただでさえ狭い車道の大半が、軌道敷で占められているという、まぁテレビの旅番組では名所としてよく紹介されている光景なんですが、地元の人はホントに大変でしょうね。大きな事故が無いのが不思議なほどです。

車の脇ギリギリを電車が通る

駅のそばの交差点からは、電車からは殆ど見えなかった海と江ノ島の島影がすぐそこに見えました。

電車からは見えなかった海がすぐそこに

個展会場は、海とは逆方向の住宅街の中にあるカフェのようなお店だったのですが、この日はタイミング悪くこの店でクラシックのコンサートが催されていて、わんさか店に人がいたため全く座る場所もなく、本人もいなかったのでザッと作品だけ見て早々に退散しました。

ギャラリーたぶの木
”たぶのき” ホームページ

お酒でも勧められるかと思ってわざわざ電車で来たのに、すっかり当てが外れてしまった私。

駅前の魚屋の店先で売っていた、小さなイカの串焼きを食べながら江ノ島を眺めていると・・・

江ノ島を眺めながらいか焼きを食らう

江ノ島が見えてきた〜
俺の家も近い〜

江ノ島に来ると、頭の中をサザンの曲がグルグルヘビーローテーションします。チューブでも加山雄三でもなく、何故かサザン。まー、ここに湘南乃風とかケツメイシとかが上がって来ないあたりが世代ですが(笑)

ちょうどこの日の昼前に梅雨明けが宣言されたので、浜辺にはちらほら海水浴客の姿が見えました。海の家も、まさに急ピッチで建設中の模様。

梅雨明け宣言の今日、海の家は急ピッチで建設中

ちょっと江ノ島の方まで歩いてみることにしました。

海沿いを一人散歩

通り沿いには、ファーストフード店などが立ち並んでいますが、店先にシャワーや洗い場がある店舗は、湘南地方以外にそれほど多くはないんじゃないでしょうか。

ファーストフードの店先にシャワー設備が!

川や湖と違って、海はシャワー設備がないと砂や塩を流したり出来ないと困るので、混雑すると分かっていても設備の整った海水浴場に来ざるをえなくなり、それが嫌で今までずっと遠ざかっていたのですが、これぐらい空いてりゃ海もいいよな〜

梅雨明け当日なのでめちゃくちゃ空いてる

鎌倉市で唯一の天然温泉『稲村ヶ崎温泉』

しかしこのまま帰るのも何なので、周辺に日帰り温泉でもないかなーと思って検索してみると、うってつけのがありました!

腰越と同じ江の電沿線にある稲村ヶ崎温泉です!!

http://inamuragasaki-onsen.com/index.html←サムネイル画像をクリックするとリンク先に飛びます。

しかし、南関東地方は近くに火山が無いので、温泉は大半が非火山性の化石海水が主成分のナトリウム泉か、海岸線に沿って生えていた葦や海藻類が化石化し地下水や雨水に溶け出したモール泉、通称「黒湯」のほぼ二種類しかありません。で、稲村ヶ崎温泉はというと・・・

やっぱり黒湯でした。江ノ島の島の中にも温泉施設があるそうですが、そっちは海水温泉で、どっちにしてもわざわざこんなとこまで来て都内でも入れる泉質か…と思いつつ、横須賀〜三浦半島の周辺は、温泉の少ない南関東でも殆ど無いと言っていいに等しいぐらい温泉が少ない地域なので、黒湯や海水温泉ですらかなり貴重。今日は潮風に当たって体中汗と塩でベタベタなので、軽くひとっ風呂浴びていくことにしました。

結局ツレもバイクで合流することに

何か今日は用事があるとか言っていたツレに「今から温泉入ってくる」とメールをしてみると、ちょうどさっき用が済んで暇してるとのことなので、ツレも今から合流することになりました。

しかし、私の住んでる上野界隈から湘南までは、車やバイクだと電車より不便な上に時間もかかるので、今から準備してじゃあ早くて2時間はかかるだろうな~


稲村ヶ崎温泉の最寄り駅は、その名の通り江ノ電の稲村ヶ崎駅です。腰越からは3駅鎌倉寄りに位置します。

そういや昔、桑田佳祐が監督した『稲村ジェーン』って映画がありましたね。関係ないですけど、清水美沙って最近全然見ないけど、今はどうしてるんでしょうね?結構好きだったんだけどな。

ここまで、ほとんど住宅街しか見えなかった江ノ電の車窓の景色は、腰越から先は右手に砂浜、左手に切り立った山の斜面という、いかにも鎌倉らしい景観に変わりました。

腰越から先は車窓から海が見える
反対側は崖

そして稲村ヶ崎に到着。

稲村ヶ崎駅に到着

基本単線の江の電ですが、この駅は一つのホームの両側に線路があって、おそらくここの駅で行き違いするんだと思われます。

外に出るのに線路を渡る

外に出るには、線路を渡って反対側へ。

一緒に降りた他の乗客に付いてゾロゾロと海の方に向かって歩いて行くと・・・

海へ向かって歩く周りの人たちに付いて行く

海岸線を走る国道134号線沿いに出ました。

稲村ヶ崎駅前の海

駅を背にすると左手に見える、海に突き出した岩山みたいなのが稲村ヶ崎。

あれが稲村ヶ崎だ!

へ〜、稲村ヶ崎ってちゃんとそういう名前の岬があったんだね。

そして、目指す稲村ヶ崎温泉は、この稲村ヶ崎の道を挟んだ向かいにありました。

稲村ヶ崎温泉は稲村ヶ崎の真ん前

通り沿いには、なんぞ洋風のレストランのようなお店があって、温泉はその裏側にあるので車道からはちょっと見辛いです。

温泉の入口はよくある純和風。

稲村ヶ崎温泉外観

おー、稲村ヶ崎温泉は18歳以下は利用できないとな。

稲村ヶ崎温泉は18歳以下は入場禁止

そりゃねーぜ!って子連れの方は思われるでしょうね。他にも温泉あるんならともかく、付近じゃここだけだもんなぁ。

まぁでも子持ちの人には悪いですが、建物の中に入ってみると子供いないから静かで落ち着きます。ゴメンネ!

入浴料は1300円とちょい高めだけど、場所を考えれば仕方ないでしょうね。

稲村ヶ崎温泉内部

お風呂は内湯と露天風呂、サウナとその脇には源泉風呂があります。画像は稲村ヶ崎温泉オフィシャルサイトより。

稲村ヶ崎温泉内湯
稲村ヶ崎温泉露天風呂

ここの温泉も火山性ではないので、源泉温度は井戸水などとほぼ同じで冷たいです。また、黒湯には独特なお茶のような香りがあり、肌触りも真水よりは柔らかいですが、ここのはさらにベースが重曹泉ということもあって、ぬるぬるスベスベの感触も楽しめます。

つっても、黒湯も重曹泉も、生成された経緯が火山性の温泉に比べていまいち温泉らしくないので、一般的な温泉のように体の芯から効いて来るような効果はほとんどないと思うのですが、逆に長湯してもダルくなったり汗が引かないなどの温泉特有の副作用も起こりにくく、海水浴の帰りに立寄ることを考えたらむしろこっちの方がいいかも。

お湯はかなりぬる目です。稲村ヶ崎温泉は建物自体それほど大きくないので、男湯と女湯の間にベンチが置いてあるだけで休憩室などはなく、時間を潰すとなると浴室の中しか無いのですが、のんびり長湯出来るぬるいお湯は、この日の私には非常に有難かったです。

備え付けのシャンプーなども結構いいやつが置いてあるので、頭も体もしっかり洗って、サウナにも繰り返し入って、しかしそれでも2時間潰すには大変。

おまけに、他のお客さんの話では、この日は平塚で花火大会があって、周辺の道は相当渋滞しているらしい。

え~、かなり頑張って長湯したけど、そろそろ辛くなって来たなぁ。早く来ないかな・・・

稲村ヶ崎温泉の客層は大半が二十代

稲村ヶ崎温泉は、江ノ島の海水浴客から家族連れを取っ払ったらこうなるんだなぁという感じの客層で、この日の女湯は、サーファーっぽい子か、デートで来たような若い子がほとんど。しかも、全体的に結構綺麗な子が多い・・・

浴室が若い女の子たちで占められてる様は、女の私から見ても圧巻でした。

しかし、稲村ヶ崎温泉には混浴は無いので、残念ながら男性の皆様にはこれらの情報は全くもって無駄なのですが、同じ女湯の利用客としては、風呂上がりに彼女たちがヘアセットやメイクの為に鏡の前を占領してしまうのがかなり困り物でした。この日は大して混んでなかったのに、延々何やってんだか知らないけどずーっと髪の毛巻いたり引っ張ったりしてるんで、ハイシーズンはもっとウザいことになろうと思われます。

江ノ島周辺は紫陽花の名所でもあるので、私が来た時にはまだギリギリ紫陽花のシーズンもかかっていた為、そちらを見に来たやや年齢層の高いお客さんも若干おられましたが、おそらくそれ以外のシーズンはほとんど若い子ばっかりでしょうね。夏場なんて特に。

で、まあそんだけ女の子がいっぱいいるってことは、それにくっついて来る男共も多いってことなので、男女共にマリンレジャーなど何かのついで以外で、あえて稲村ヶ崎温泉に来る理由は特にないです。

意外と民宿などは少ない湘南周辺

風呂から上がって、ベンチで本日の宿情報を調べようとスマホをチコチコ弄っていると、ここまで来る電車の中で暇つぶしにゲームやり過ぎたせいで、あっという間に電池切れしてしまいました。あう〜。

しかし、湘南周辺のホテルって、ちょい高級なとこかビジホがほとんどなんですね。意外と民宿とかあんまり無いみたいでしたが、稲村ヶ崎温泉に来るような若い人達って、一体どこに泊まってるんだろう?海水浴ごときなら、普通は日帰りなのかな。

ようやくツレ到着。ツレが風呂から上がるのを待って、表に出ると辺りはもう真っ暗になっていました。

真っ暗な湘南の海岸線

とりあえず、あてもなく葉山方面を目指します。

浜辺はどこも、急ピッチで海の家の設営が進められていました。若い人達って、一晩中ああいうとこで騒いでホテルなんかとらないのかな?若いって素晴らしいわ、わしゃーもう無理。

しかし、海沿いを走ってると、浜から飛んで来た砂がビシバシ体に当たって、常にダンプカーの後ろに付いて走ってるかのようです。しかも、ツレの持ってきたヘルメットがなぜか原付用のハーフキャップだったので、顔も目も痛い痛い!!

砂まじりの茅ヶ崎〜 人も波も消えて〜♪

ここ、茅ヶ崎じゃないけどね!まぁでも、そんな感じ。

玄関出たら葉山の海!素朴な民宿『大海荘』

葉山まで来ましたが、実際道を走っていてもホテルなんかほとんどないんですよね。これみよがしな超豪邸ならいっぱいあるけど。

(・д・)チッ

そして、葉山で最大にして最高級の豪邸といえばここ、葉山の御用邸の前を通過。警備の警察官が一人、門の前で暇そうに突っ立っていました。

御用邸を過ぎると、通り沿いにようやく民宿の看板発見!しかも、看板にはラドン温泉とあります。

看板の案内は、国道から細い路地を海側に入った先を指していました。

民宿大海荘は、浜辺のすぐそばに位置する、あるよくある感じの民宿でした。

入口で声をかけると、ご主人が出てこられて、聞くと一応部屋だけなら今から準備出来るとのこと。宿帳に名前だけ書いて、夕飯を食べに行くことに。

大海荘は歩いて行ける範囲に食事が出来るような場所は全く無いので、お酒は戻ってくるまで我慢するとして、どこか夕飯が食べられる場所を探してバイクで出発しました。

しばらく走ると、暗くて写真撮って来れませんでしたが、プリンの容器が計量カップになることでも有名な洋菓子店MARLOWE(マーロウ)が!

マーロウのプリン

上の写真はマーロウのHPより。画像をクリックすると、ホームページに飛びます。

おー、こんなとこにあったのか。しかし、さすがにもうこの時間じゃお店はやってないし、明日の朝もお店始まる前に出発しちゃってるでしょうね。わたくし大阪人なので、モロゾフのプリンカップ的にマーロウのカップも家で使いたかったな~

葉山には特産の葉山牛を使った焼肉屋も多い

さらに、通り沿いには葉山名物の葉山牛を使った焼肉屋が何軒かありました。さすがに飲めないのに焼肉は辛いよなーと思ったのですが、他に飲食店はラーメン屋が一軒だけとあとはコンビニ。

という訳で、今夜はビール無しで焼肉ですよ。葉山牛は、どちらかというとサシの脂が美味しいタイプのお肉でした。いつかちゃんとビール付きで楽しみたいもんです。

葉山周辺は焼肉屋も多い

あ、私はツレが飲んでいいというので、お言葉に甘えてビールガンガン飲みましたけど。

必要最低限の備品しかない大海荘

宿に戻ると、のんびり食事しすぎて戻って来ないと思われたみたいで、玄関を閉められてしまってましたが、玄関の横の窓の近くに人の気配があったので、コツコツ窓を叩いて開けてもらい、事なきを得ました。

通された部屋は二人で使うにはかなり広く、備品などは必要最低限なのですが、ビックリしたのは今時エアコンがコイン式だったこと。しかも、浴衣も歯ブラシも一切無しという潔さです。飛び込みだったからかな?

今時コイン式のエアコン

宿の人に「ホントはお風呂は夜9時までなんだけど、まだ温かいと思うから入るんなら急いで入って」と言われました。

そかー、温泉宿じゃないとこって、こんなもんなのね。

しかし、私は稲村ヶ崎温泉で散々長湯してお風呂はもういいやって気分だったので、そのまま入らずに眠ってしまいました。ツレは一応入ったらしいけど、通り沿いの看板にあった「ラドン温泉」はホントか?という感じで、ごく一般的な家庭用の浴槽にお湯も普通の真水を沸かした物と区別は付かないそうなので、温泉の方はあんまり期待しない方がいいでしょう。


夜中に何回か暑くて目が覚めて、300円分ぐらい冷房使いました。翌朝、窓から外を見ると・・・

窓の外は見晴らしのいいベランダ

おおお!日が暮れた中では、てっきりもっと冴えないただの民宿だと思ってたけど、明るいとこで見ると、なかなかいい雰囲気の宿ではないですか!

大海荘のベランダからの景色

朝ごはんを済ませて、砂浜を少し散歩していくことにしました。

玄関を出るとすぐ浜辺

「綺麗~!」と思わず声が出るほど、シーズンを迎えたばかりの葉山の海は青く、辺りは清々しい空気に包まれていました。

静かな葉山の海辺の朝

「毎日見てても飽きないよ〜!」と、傍らで水上バイクの搬入作業をしていたおじさん。

浜辺には水上バイクが何台も置いてある

浜辺には水上バイクが何台も置いてあって、周辺の宿ではこれらの水上バイクを専用のキャタピラみたいなマシンで砂浜まで持って行き、走れる状態にセッティングするという仕事も請け負っているようでした。

搬入作業中の水上バイク

高速とかで、よく後ろに水上バイクを繋いで走ってる車は見ますが、そういう車でも運んで来れるのは舗装された道までなので、そっから先を請け負っている商売の人もいる訳ですよね。なるほどね。

ではでは、宿に帰って出発の準備でもしますか。ちなみに、大海荘の建物外観はこんな感じです。

大海荘外観

玄関出たらすぐビーチといっても過言でない立地に加え、値段も安いしグループ旅行などに非常にオススメな宿です。特別変わった料理は出てこないと思いますが、多分バーベキューとか玄関先やウッドデッキで出切るんじゃないかな?詳細不明。静かだし、家庭的でとても寛げる宿だと思いました。

では、次なる目的地の油壺水族館へ向かって、出発〜!

旅館 大海荘へのアクセス

住所:神奈川県三浦郡葉山町下山口1987 

Tel:046-875-1241

URL:http://taikaisou.cloud-line.com/

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