新ブログ「べっぷ移住物語」

中部 岐阜県

勢いで仕事を辞めてしまった時のこと ~2008年夏~

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連休中にも関わらず、家電の買い替えやなんやかんやで、どこにも出かけられないでいる私です。現在、以前書いていたブログの記事を空いた時間に書きなおしつつ、だらだらとこのブログに移動する作業中なのですが、今年の夏はどこにも行けそうにないので、昔のブログを書き始めるさらに前の写真と、おぼろげな記憶を頼りに、2008年夏のツーリングの思い出を綴ってみたいと想います。

悩み多き三十路独身

まず簡単に私のプロフィールから。私は1977年7月大阪出身で、今年の夏(2012年)で35歳になります。高校卒業後、進学のため東京に出て来た私でしたが、大学卒業時就職が決まっていなかったため、ほんの一時しのぎのつもりで、求人誌に羽振りのいい広告を出していた某バイク便会社で委託配送員として働き出したのでした。しかし結局蓋を開けてみると、高収入はおろかまともに生活できる程度の金額が稼げるようになるのに何年もかかってしまい、旅行や趣味にお金や時間をそこそこ割けるようになった頃には、もう三十代になっていました。

今回記事にする2008年の8月というと、私は31歳。仕事についてや実家の家族のこと、このころもうすでに付き合っていた今の彼との付き合いなど、おそらく三十路の独身女性なら必ず一度は通るであろう精神的にプレッシャーに加え、職場での人間関係などいくつか辛いことが重なり、ある日突然爆発、後先考えずに仕事を辞めて仕事用のバイクで旅に出てしまった、という背景がこの時ありました。ちなみに、バイク便は個人事業者なので、仕事に使う車両等は自前の持ち込み、その他整備やガス代などの一切は個人の負担となります。

当時の愛車・ホンダXELVIS(ゼルビス)

当時私が乗っていたバイクは、中古で購入したホンダのXELVIS(ゼルビス)。ゼルビスは1997年に生産終了した250ccのツアラーで、確かこの頃はメーター8万キロ超えていた記憶。購入した店がメーターを巻き戻している疑惑のある墨田区の某店だったので、実際はひょっとしたらもっと走っていたのかもしれませんが、足回りのサスペンション等のヘタリやエンジン音が少しうるさい感じがする点を除けば、特に大きなトラブルも無く、かなり気に入っていた車体でありました。

ゼルビスを廃車にした時の画像(T_T)

今でもバイク便でゼルビスを愛用しているライダーさんはかなり多いです。ホンダの他のオンロードVツイン(VTRなど)に比べシート幅が広く、タンクが大きいのが特徴。他にも、400cc並の大きくてどっしりとした車体やフロントのハーフカウルなど、今販売されているどのメーカーのバイクにもないコンセプトのデザインだったと思います。

猛暑の関が原 養老の滝と養老温泉

仕事を辞めた私はまず、手始めに東京のアパートから実家にバイクで帰ってみることにしました。

私の実家は、大阪の中でも南部のかなり郊外の方にあり、帰った後のことを考えると、何かしら移動手段の足がないとキツイという考えもありました。実家には車はあるのですが、免許を取得して以来5年以上は全く運転していなかったため、親の車を借りることは断念、というより、親の方が貸してくれなかったと思います。

私は仕事では人よりも毎日長い時間バイクには乗りますが、プライベートでは実は長距離ツーリングの経験がほとんど無く、この時がほぼ初めてのソロでのロングツーリングでした。

出発は8月の初日。真夏の強烈な暑さの中大阪まで帰るのは、体力的にかなり厳しいだろうというのは予想はできましたが、深夜の東名高速を一人走行するのには若干恐怖心もあって、結局出発したのはお昼過ぎ。猛暑の下休憩する回数も多くなり、浜名湖に着いた頃には夜の7時をまわっていました。

浜名湖SA

ロングツーリングに慣れていなかったことから、気を付けていたつもりではいましたが、無意識にハンドルを強く握りすぎてしまっていたようで、手がしびれてこれ以上の走行は厳しいとの判断から、この日は名古屋市千種区にあるスパで一泊。施設名は失念。

翌朝名古屋を発ち、名神高速にて大阪方面に。しかし、昨日にも増して暑い・・・そして休憩で立ち寄った養老SAにて、この付近にかの有名な養老の滝があるということを知り、あまりの暑さに滝に釣られて次の関が原ICにて下道に降りたのでした。

観光開発が失敗だった感のある養老の滝周辺 

養老の滝といえばご存知、孝行息子が偶然山中で発見した、酒の流れる滝の水を老いた父に飲ませたところすっかり若返った、というあの伝説ですが、実際に行ってみると、その物語のイメージとは若干似つかわしくない、田園が広がる平野からほんの少し山に入っただけの、酒が流れる滝なんかあったらすぐ他の人に見つかりそうな場所。しかも流れる川は完全に護岸されて、周囲はキャンプ場やしょぼい遊園地などがあるレジャースポットという感じ。

もっと山の中の自然が豊な場所を想像していたのですが、無駄に高速を途中下車した上に、くそあつい関が原のど真ん中で滝を見学するはめになった私。(´ω`)‥トホー

しかも、駐車場から滝までは相当な距離が・・・川沿いの土産物屋やキャンプ場などがある一帯をしばらく歩くも、滝はさらにそこから山道に入った場所にあるらしく、あまりの暑さにここまで来て途中から引き返すことにしたのでした。

・・・というわけで、養老の滝は今回は見てません( ー`дー´)キリッ 

当時は、ブログを書くなんて面倒なことをするつもりは毛頭なかったので、何枚か写真は撮ってきていたのですが、後で見ると「で?」みたいなシーンばかり(^_^;)下の写真は養老の滝の近くの川沿いのお茶屋さん。

養老の滝近くの茶屋

絵に書いたようなレトロな佇まいに惚れて、この写真を撮ってきたのだと思います。手前のタイル張りの槽は、川の水か湧き水でジュースを冷やすのに使うのでしょう。

養老の滝の土産物屋や茶屋などは、周りのキャンプ場などのレジャー施設の近代的な外観に反し、どこもノスタルジックな情緒漂う雰囲気のいい建物ばかりでした。養老の滝周辺を観光開発するにあたって、もうちょっとこういう昔ながらの良さは残せなかったもんかな?

夏場は危険な養老温泉

養老の滝を後にし、しばらく走ると田んぼの真中に養老温泉 ゆせんの里なる温泉施設を発見。

なぜか建物ではなく駐車場の写真を撮っている私。暑くてかすんでいる周囲の山々を撮影したんでしょうかねー(^_^;)?

養老温泉ゆせんの里の駐車場?

で、この養老温泉、外観はなんでこんな岐阜の田園地帯にコレ?という感じの、いまいちセンスの感じられない南仏プロヴァンス風の建物で、地元の人がメインのよくある田舎の日帰り温泉のような印象なのですが、実は後で知ったのがここ、けっこう知る人ぞ知る名湯だったそうで。

ゆせんの里の外観-HPより

写真は養老温泉ゆせんの里HPより。

カルシウムやナトリウムを含んだ赤茶色の塩化物泉で、なんとこういう日帰り温泉には珍しい、源泉掛け流し!!

しかしこの時、私はまだあまり温泉に入った経験がなかったので知らなかったのです。・・・塩化物泉は体を温める効能があることを!!

ちょっと汗を流して再出発!のつもりが、温まりすぎて体調がかなりヤバいことになり、この後下道で鈴鹿山脈を超えて新名神の信楽ICまで走りましたが、本気で意識が軽く遠のくような感覚に何度か襲われました。まだ東京を出発して二日目だったこともあり、体力的にもまだまだ余裕があったので何とか家まで辿り着くことができましたが、長期間のツーリング中だったらひょっとしたら途中で動けなくなってたかも・・・夏場の温泉ツーリングは気をつけないとな〜と学んだ出来事でした。

鈴鹿スカイラインから周囲の山々を望む

上の写真は、鈴鹿スカイラインから撮った山並み。鈴鹿スカイラインは、すでに減価償却が済んで現在は無料道路となっていますが、そのせいなのか路面はボコボコだし、木が生い茂ってあまりいい道とは呼べないように感じました。何より走ってるのがみんな走り屋ばっかで落ち着かない・・・

鈴鹿山脈周辺は、知られざる一大温泉地だった!!

ちなみに、養老温泉のある岐阜県の関が原周辺から滋賀県の信楽付近までは、選びきれないほどあちこちに温泉が湧いていて、安い公共の日帰り温泉も無数にあり、一大温泉地といっても過言ではないほどの規模です。

東京では湯の山温泉ぐらいしか知名度はほとんど無いと思いますが、それぞれの温泉で多種多様な泉質を持ち、この一帯だけでものすごい数のお風呂に一日で入れます。

名古屋と大阪、運転マナーが悪いのはどっちだ?!

税金の無駄遣いと言われても仕方ないぐらい、新しくて広くて立派で空いてる新名神から名神高速に合流。

東名で名古屋まで来た時と違い、名神では左端車線を80kmで走っていると、後ろからものすごい煽ってきたり、わざとギリギリでへんな追い抜き方をする車が目に見えて増加。

そして阪神高速に入ると、今度は高速上でバックしたり路肩走行する変な車が出てきて、同じ”運転マナーが悪い”とカテゴライスされていても、大阪と名古屋での運転の違いで県民性の違いを何となく理解したように感じました。

名古屋は明らかに短気で気の荒い運転ですが、大阪は悪気が無いというか、そもそも交通ルールを守る気が無いというか・・・まぁ、どっちもどっちですがね。免許取りたての多感な時期を東京で過ごせたことは、私にとってとても良かったんだな〜と思いました。

路肩走行上等?大阪の交通事情

ちなみに阪神高速では、バイクは渋滞をすり抜けるのにみな路肩をバンバン走行するんですね。これにはビックリ!というか、センターだろうが路肩だろうが、バイクのすり抜け行為自体が本来はダメなのですが、阪神高速の路肩は数十メートル置きに【路肩走行禁止】と路面に書かれていて、これには軽くカルチャーショックを受けたのでした。

阪神高速から、実家の最寄りの西名阪自動車道に乗り入れ、無事実家に帰ることができました。この時の道程は本来大半を高速を使う予定だったので、何と地図を全く持たずに東京から帰って来ていたのですが、何となくでも標識にある地名の位置関係を知っていれば、地図見なくても何とかなるもんだなぁと、我ながら感心してしまったのでした。

・・・つづく

養老温泉 ゆせんの里

住所:岐阜県養老郡養老町押越1522-1

Tel:0584-34-1313

URL:http://66.212.27.87

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