新ブログ「べっぷ移住物語」

九州 大分県

賛否両論の別府温泉保養ランド

2016/11/05

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早朝、新門司港にフェリーで到着した私達は、途中デジカメを購入したり耶馬溪や羅漢寺などを観光しつつ別府を目指しています。宇佐から大分自動車道に乗って、別府湾サービスエリアに到着した時には、午後二時半を回っていました。いつも通り宿はどこも予約していませんが、これから別府に行けば、宿探しにちょうど良い時間に到着出来そうです。

大分自動車道で別府を目指す

サービスエリアの展望台から別府湾を眺めると、別府の市街地はビルや建物が沢山建っていて、私が想像していた以上の都会でした。ゴールデンウィーク初日ではありましたが、これだけの規模の街なら、飛び込みでもどこかしらの宿には空きが見つけられそうです。

別府湾ICから別府市街地をのぞむ

別府八湯の一つ 明礬(みょうばん)温泉

本日の懸案事項はクリア出来そうな目算が立ち、心も軽やかに別府温泉街を目指します。次なる目的地は『別府温泉保養ランド』

別府温泉保養ランドは、別府八湯の一つである明礬(ミョウバン)温泉にある温泉施設です。明礬温泉は、別府の中心地からは少し外れていて、地図で見ると別府インターより今いる別府湾サービスエリアからの方が近いようなので、スマートICから一般道に出て山道を下って行くと、前方に朦々と立ち上る湯煙が見えてきました。

明礬温泉に到着

ふぉぉ!さすが別府、まだまだ温泉街の中心部にはほど遠いのですが、他のどの温泉地も比較にならないその圧倒的な地熱エネルギーを目の当たりにすると、誰しも思わず感嘆の声を漏らすに違いありません。

道ばたに、合掌造りのような藁葺きの三角屋根が沢山見えてきました。

湯の花を採取する小屋

ここは明礬温泉名物のミョウバン(湯の花)を採取する湯の花小屋。今でもこんな原始的な方法で作られているんですね。

明礬温泉街にいくつかある湯の花小屋は、有料ですが見学もできます。しかし今回は別府観光は明日に回すことにして、保養ランドとその後の宿探しに専念。

アレな噂の割に大盛況?保養ランドの謎

保養ランドは、明礬温泉の中でも特徴的な紺屋地獄と呼ばれる自家源泉を持ち、湯の花小屋の立ち並ぶ明礬温泉の中心地からは少し町外れにあります。通り沿いに大きく掲げられた『紺屋地獄』の看板が目印。

これが保養ランドの外観。ランドって言うにはこじんまりしてるけど、そこはかとなく漂う古き良き昭和テイストは、本気モード全開の古くささです。

保養ランド外観

写真撮って来るの忘れましたが、建物の脇には立派な日本庭園があって、その中程から高く湯煙を吹き上げているのが紺屋地獄でしょうか。それにしても、なんでランドに日本庭園を造ってしまうんでしょう。

口コミ見ても、いいのか悪いのか全く分からない

別府に来たら、是非ともこの保養ランドに行ってみたいと言っていたのは私の方なのですが、ここの温泉が気になっていたのにはそのネーミングセンスの他にも理由があって、泉質が良いとの評判の割に、2の付く某大手掲示板で単独のスレが立つほどアレという噂。

そして、さらにここの分からないのが、大絶賛している口コミとこき下ろしてる口コミが半々で中間が殆ど無い賛否両論の温泉だということ。えー、口コミサイト見ても掲示板見てもまるでイメージ湧いて来ないんだけど、一体保養ランドってどんなとこなの?

駐車場はほぼ満車の大盛況ぶりです。これだけ見ると、ネガティブな書き込みは、ただのモンスタークレーマーの因縁のような気もしないでもないですが、果たしてその実態は・・・?

保養ランドの駐車場

玄関を入るとすぐに受付があって、大人1000円を支払います。

保養ランド玄関

建物は古いですが、掃除はちゃんとされていて清潔感はありますね。料金表を見ると、保養ランドは宿泊も出来るみたい。

保養ランド受付

混浴にいる『ワニ』

カップルや女性を含むグループの姿も見受けられ、というか建物の前や受け付けのロビーにいた人達は、大半が女性や家族連れだったように記憶していますが、保養ランドには混浴の大露天風呂があり、掲示板の書き込みやネガティブな口コミの中に多く見受けられたのが、マナーの悪い男性客についてでした。

保養ランドに限らずどこの混浴にも必ずいる、女の裸を見るのが目的で長時間居座ったり、必要以上に女性に自分の局部を見せつけて喜ぶような、混浴温泉版の痴漢ともいうべき変質者を俗にワニと呼びますが、保養ランドにはこのワニが特に多いという噂。

しかし、同じくワニの巣窟と言われている信州の白骨温泉泡の湯に行った時は、日帰りの客はカップルや家族連れだらけで、ワニはおろか男一人の入浴客さえもいたたまれない雰囲気が漂っていましたが、保養ランドもカップルや家族連れの割合は泡の湯と似たようなもんだけど、この状態でワニなんかやる気になる??

とはいえ私は混浴はかなり色んなところに行ってるので、ワニなんて今更何人いたところで驚きもしませんが。

ではでは、お風呂のある建物の奥へと進みます。

お風呂は建物の一番奥

昭和の香り漂う建物を出ると、手作り感満載ですが洒落た?和風の渡り廊下が、さらに奥へと続いています。

お風呂は建物から一旦外に出る

離れの入り口で履物を脱いで中に入ると、こちらは昭和は昭和でも昭和初期のような、かなり年季の入った休憩室になっていました。

この建物、相当古そうだけど、保養ランドが保養ランドって名前になる前からありそうですね。元は何て名前だったんだろう?やっぱり昔から保養ランドだったのかな?

お風呂の中は残念ながら撮影できませんでした

休憩室の奥の売店の中にいる年配の男性に、ロビーで料金を支払った時に渡された半券を手渡し、売店の脇の扉から風呂場へ行きます。

私が持っているデジカメを見て、「お風呂の中は絶対に撮影しないで下さいね」と念を押されましたが、いざ風呂場へ行ってみると、撮影なんてとんでもない!脱衣場は着替える場所が取れないぐらいの人がひしめき合っていて、着替えを脱いでおく棚もほぼ一杯。

うわ~!駐車場満車だったけど、これは凄いわ…どうにか洋服を脱いで、露天風呂に行く前にまずは内湯に。

こんな泥湯見たことない!奇跡の源泉を持つ保養ランド

保養ランドのお湯は、他に類を見ないほどに濃厚な泥湯です。脱衣所からすぐの内湯には、かなり大きな湯船が二つ。片方は、数十人が一度に入れるほどの広さのコロイド湯で、もう一つはコロイド湯よりは一回り小さいですが、それでも十人ぐらいは入れそうな泥湯の浴槽です。今回は写真撮影出来ませんでしたので、保養ランドのHPの写真を拝借しました。

↓これがコロイド湯

コロイド湯(HPより)

で、↓が内湯にある泥湯の地下鉱泥浴場

地下鉱泥浴場(HPより)

浴室内の注意書きでは、かかり湯をし、なおかつ先にこのコロイド湯に入って汚れをよく落としてから泥湯に入るように、とありました。

コロイド湯って何やねん?と後日調べてみましたが、コロイド状硫黄が多分に含まれたお湯のことで、コロイド硫黄=湯の花の主成分…って、結局どんなもんかはよく分からなかったのですが、先ほど湯の花小屋で精製する前のお湯ってことなんかな?おそらく、正式な泉質の名前などではではないんでしょう。

コロイド湯は、薄っすらと泥が含まれてはいましたが、ぬる目で柔らかい肌触りのお湯でした。

そうそう、さっき浴室に入る前に、受付のじーさんから必ずシャワーキャップを着けて下さい!と、使い捨ての渡されてたんだった。

ふーん、何か珍しい決まり事ですよね、シャワーキャップ絶対着用なんて。泥が髪につくと、やっぱり取れにくいんでしょうか?

おそらくツレが混浴露天風呂で待っているので、2〜3分コロイド湯に浸かってから早速露天風呂へ。

申し訳程度に男女の仕切りが付いた露天鉱泥大浴場(混浴)だけど・・・

内湯から露天風呂へ続く通路を抜けて外に出ると、女湯側からのアプローチは厳重に目隠しの壁が立てられていて、お湯も肩まで浸かってしまえば体は全く見られないですし、タオル巻きは禁止ですが、混浴側に行ってもまぁ間違いなく男性に裸を見られることはありません。

混浴側に行く手前のところにやたらと女性客が溜まっているので、そんなに露天風呂混んでるのか?と思って行ってみると、混浴はガラガラ。

露天鉱泥大浴場(混浴)

写真は再びHPより。

というかこの露天鉱泥大浴場って、混浴は混浴なんだけど湯船の真ん中にかなり雑な作りの竹垣が立っていて、『一応』男と女に別けられています。

男湯の方は、女の方とは打って変わって大盛況。しかし、大半は普通の人なのですが、湯船から上がった一角に、異様な空気を醸し出す数人の集団が…

びっくりするほど分かりやすいワニです。この時は五人ぐらいはいたでしょうか。中には違う人も混ざっていたかもしれませんが、これじゃ、女の子達が混浴側を覗いても、気持ち悪くてすぐ引き返してしまうでしょうね。だからアプローチの途中で溜まってたのか。

意味あんのか?と一瞬思った竹の仕切りも、無かったら奴らみんな女湯の入り口近くに来ちゃうだろうから、あんなもんでも相当な効力があるんだろうということは想像出来ます。口コミでは色々書かれてるけど、保養ランドの方も工夫はされてるんだなぁ。混浴やめるとなると、それはそれで不満も出てくるだろうし、現状最良なのは竹の棒一本渡すことっていう。

それにしてもワニの人たちって、周りにいる同世代の入浴客は結婚して家族と一緒だったり、趣味の合う友達や恋人と温泉を楽しんでいたり、一人の人もたまの余暇に日頃の疲れを癒しに来たりしてる訳ですが、いい大人が周囲から白い目で見られながら日がな一日こんなことに血道を上げて、自分で空しくはならないんでしょうかね?本当に詰まらない人生ですね。どうでもいいけど。

素っ裸の男性客が、露天風呂の周りをウロウロ・・・

内湯は男女同じ建物にあるので、内湯に近い方半分を女性用にしてしまった為に、男性が露天風呂に入るには湯船の周りをぐる〜っと回って、反対側まで行かなければなりません。

これも女の人的にはおそらくかなり耐え難い状況ではなかろうかと。

みんながみんな、テレビの温泉ロケみたいにしっかりタオル巻きでうろついてくれる訳ではないので、他にも混浴に入った経験のある人でないと、何かの間違いなんじゃないかと思ってしまうかもしれません。

露天鉱泥大浴場は、落ちたゴミが泥の中に大量に混ざっている!

男側にツレの姿を見つけたので、話しかけようと仕切りの近くに近付いていくと…

ぎぇー!き、気持ち悪ぅ〜!

足先に絡み付く大量の繊維状の物体が!

足の指に絡まり付いたそれを手で取ってみると、実際は木の葉や藁のような植物の繊維が大半で、髪の毛は殆どありませんでした。何だ、湯船に沈んだ繊維状の物体=髪の毛だって早とちりしちゃったわ。

混浴露天風呂の泥湯は、泥湯とは言っても上の方は上澄みのようなサラサラとした液体で、かなり粘り気の高い粘土のような泥が、澱のようになって足元に溜まっています。竹垣のある中央部分は特に泥の堆積が厚く、露天風呂の中に落ちたゴミなどが一緒に泥に混ざってしまい、掃除しても取り切れなくなってしまうのでしょう。

そういや口コミサイトでもう一つ多かったのが、衛生面に関する苦情で、髪の毛が気持ち悪いとか書かれてるのをいくつか見た記憶が。

必ずシャワーキャップを着けるルールも、先にコロイド湯で体を洗ってから泥湯に入るようにと注意書きがあったのも、ひょっとすると泥湯の中に髪の毛を落とさないようにとの、施設側の苦肉の策なのかもね。

しかし、歩くたびにゴミが大量に混ざった粘土の中に素足を突っ込むこの感触、ゾッとしませんねぇ(; ^ω^)

うーん、これは賛否両論なのも頷けるわ。口コミを投稿した人も正しいし、施設側も努力してこうなんだから、もうこの際そういう泉質なんだし嫌じゃない人だけ入れとしか言いようがないです。

でも、内湯の泥湯はゴミはほとんど落ちてないのでかなりオススメです。色々情報聞いて悩んでるなら、内湯だけでも来る価値はあると思いますよ〜!

ほんとは他にもいっぱいお風呂がある!

まぁ、色々問題はあるものの、全てをチャラにするほど泉質がめちゃくちゃ良かったので、別府にまた来る機会があれば保養ランドには再訪したいなって思いました。かなり気に入ったよ〜!

にしても、もうちょっと空いてる方がいいなぁ・・・

後で知ったのですが、保養ランドには内湯と露天鉱泥大浴場の他にも、蒸し風呂や混浴露天が他にもいくつかあったらしいけど、いずれも露天鉱泥大浴場の周りをぐるっと回って、湯船の反対側まで行ったところにあったそうで、日中この混雑の中女性がそれらに入ることはかなりの至難の業だと思われますので、全てを楽しむなら泊まりの方がいいですね。


しかし、泉質以外は色々アレな評判の多い保養ランドに、女性客がこれほどまでにいっぱいいたのには驚きました。怖い物見たさ?単純に前評判を知らずに男に連れて来られただけなのかしら。

今流行りの炎上マーケティングの走りみたいなもんかもね、って思いました。

では、これから別府駅の方に向かって今宵の宿探しです。・・・つづく

別府温泉保養ランド

住所:大分県別府市明礬5

TEL:0977-66-2221

URL:http://hoyoland.webcrow.jp

この投稿はEnglishで表示できます。

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