べっぷ移住物語

温泉が好きすぎて別府に移住してしまいました

 

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「温泉ブログなんちゃら街道」終了いたします

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このブログを見てくださっている方の多くは、私のメインブログである「温泉ブログなんちゃら街道」の読者か、リンクバナーから移動して来られたことかと思います。

なんちゃら街道は、私フジイサナエとパートナーのツレとの温泉巡りを綴ったブログでしたが、昨年のゴールデンウィークのネタを年越しまでダラダラ伸ばしながら書いていた記事以降、更新が滞っています。「最近更新しないですね」とはちょくちょく色んな人からいわれ、そのたびに楽しみにしてくださっている方がいるのに…と申し訳ない気持ちになるのですが、更新できないのは単純にどこにも出かけられていないからで、出かけられない理由は、なんちゃら街道読者の方には容易に察しがつくと思いますが、ツレが再び働かなくなってしまったからに他なりません。

その昔、浅田美代子が元旦那の吉田拓郎と離婚した理由を

「ミュージシャンだから家にいる時間が長く、毎日パジャマでダラダラすごしている姿を見るうちに、『また居る!!』と苦痛に感じるようになった」

と話していました。当時はそんなもんかなぁ?と思っていたけど、今なら心の底から浅田美代子の気持ちが理解できます。
いや、浅田美代子と結婚していた頃の吉田拓郎みたいな、若くて・スターで・お金持ちで・広い家に住んでいるような、そんな人でも朝から晩までパジャマ姿で家でダラダラしているのを見せられると嫌になるんだから、かっこよくもなく金もないおっさんが、一人暮らしサイズの手狭なアパートで連日自堕落に過ごす姿を見続けなければならない苦痛といったら…。

私が朝仕事に行く時、布団を敷きっぱなしでテレビを見ていたツレが、帰宅した時も朝と同じ場所に同じ格好で座ってテレビを見ている、それが一年続きちょっと限界をこえてしまいました。しかもそういうできごとが、十数年の付き合いの中で一度や二度じゃないという、ここまできたら別れない私も同罪なので被害者ヅラする気なんて毛頭ありませんが、わたしももう今年40なのでちょっと人生を変えたいなと。それも天地がひっくり返るぐらい大幅に。

別府に移住しようと決めたのは、ツレの「できない、無理」という言い訳を500万回ぐらい聞かされて、大爆発してしまったのがきっかけです。「何もしようとしないで、できないじゃねぇんだよ!!できないって思ってるからできないんだろうが!わたしが見本を見せてやる!」と啖呵を切って、何もかもぶっ壊すつもりで動き出したのが2017年2月の下旬。すぐに当時の職場に辞職願を出し、3月いっぱいで10年務めた職場を退職した私は、仕事の最終日の翌日、部屋を探すためにジェットスターで成田から大分に飛びました。

何で別府だったのか?自分でもはっきりとは覚えていないのですが、実家の大阪までフェリーで一本で帰れること、そして2013年に観光で別府を訪れた際、何の気なしにブログに載せた竹瓦小路にある小さなスナック看板の写真が、後に偶然そのスナックの方の目にとまり、「ぜひ別府にいらした時はお立ち寄り下さい」とていねいにコメントをいただいたことが発端だったように思います。怒られてしまうのかとコメントをおそるおそる読み進めると、あふれる優しい言葉に痺れそれはもうとても嬉しくて、自分のブログを中堅の上位ぐらいのアクセス数にまで育て上げたことが、こういうできごとにつながったことが、ブログを長年続けていた中で一番うれしかった出来事の一つでした。すぐにでも別府に飛んでいきたい気持ちで涙が出そうでしたが、自分の傍らには言い訳ばっかりで一日中寝てるだけのツレの姿が。

当時は山手線沿線のボロアパートに二人で暮らしで、ほぼ私の収入だけで暮らしていました。正直私の手取りではかなり厳しい家賃相場の地域でしたが、それでもツレが実家の近くから離れたくないとどうしても譲らず、しかたがないのでどうにか私にも手が出そうな一人暮らしサイズの手狭なアパートを借りて、今思えば二人ギューギュー詰めのような状態で毎日過ごしていたんだなぁと思います。

それでも、最後に二人で住んでいたアパートは、ツレが一番安定して仕事があった時期に借りた部屋だったので、退去のときは部屋を借りた時の順風満帆な未来を夢見ていた自分を思い出し、少し泣いてしまいました。

ここまで書いておいて、だったら別府には一人で引越したんだろうと思われたかもしれません。でも実は違います、少なくとも最初の一月は。
自分で何もかもぶっ壊しておいて、直前になって弱い自分が首をもたげ、「別府に行けばひょっとしたら働いてくれるかも…」という言い訳のもと、結局ツレを連れて移住したのです。それも半ば強引に。今思えば、実家大好きお母さん大好きなツレを、遠方に住まわせる事自体にとてつもない無理があったと思います。無理やり私のわがままに付き合わせてしまったので、結局全くうまくいきませんでした。こうなるのは最初からわかっていたけど。

わたしも東京にいたときとは違い、ツテも知り合いもいない土地に越してきたばかりの不安定な状態で、もうこれ以上ツレの面倒を見続けることが不可能というところまできて、最後のなけなしの手持ちのお金で航空券を一人分片道だけ予約し、雨が降っていたのでタクシー代1,000円を渡して部屋からツレを送り出した時、自分の周りの空気がツレとの間を隔てる物質で満たされているように感じ、水中に入ったように息苦しくなったのを覚えています。ツレは「すぐに戻ってくる」と、数日間の旅行のような軽装備で出て行きましたが、もうツレは自力で別府までの交通費を稼げるようになることは二度とないだろうなぁ…と思いながら、走り出すタクシーが曲がり角を曲がるのを見送りました。

寂しさと一人の不安に涙がとめどなくあふれましたが、車が見えなくなると案外あっさりと気持ちが落ち着いて、女は男より別れ際がドライだってホントだな〜と、自分でも不思議なほど他人事のように感じながら部屋へ引き返したのでした。

しかし、次の日から寂しいなんて感じている余裕すらない日々が始まることとなります。家賃や生活費をツレと折半するつもりだったのが、全てずっしりと私ひとりの肩にのしかかり、なんのために別府まで来たのかわからないぐらい、毎日仕事と家の往復。仕事も当初決めてきたパートだけではとても足らずもう一つ掛け持ちすることになり、あまりの過酷さに一月で5キロ近く痩せてしまいました。禁煙してから激太りしたので、痩せたのは嬉しい悲鳴ですが、別府に来たら東京にいた時よりもブログに力を入れるという目標は、しばらく先延ばしになりそうです。

そんな成り行きで、ツレとはもう完全に終わってしまい、ながらく皆様にご愛顧いただいた「温泉ブログなんちゃら街道」は、これを以て一旦終了いたします。引き続きネット上では閲覧可能ですが、もう更新されることはありません。楽しみにしてくださっていた皆様、今までみなさまの声援に支えられ書き続けてこられました。本当にありがとうございました。

このブログは、なんちゃら街道とは少しテイストを変えて、ガイドブック的に短い記事で別府を紹介するつもりでしたが、しばらく食うためのライター仕事ばかりしていると、身を切り売りしているような虚脱感と心の中に何かが溜まっていくような感覚に襲われ、やっぱり私は長ったらしい文章をアウトプットし続けていなければ自分が自分でなくなると感じ、今日からまた長文を好き勝手書いていくことにしました。どれぐらいの頻度で更新できるかはわかりません。ほんとに仕事ばっかりなので… 

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