べっぷ移住物語

温泉が好きすぎて別府に移住してしまいました

 

明礬温泉

大荒れダートの奥に潜む別府三秘湯「へびん湯」

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以前、別府三秘湯に数えられている「鶴の湯」と、鍋山の湯について書きましたが、今回は、三秘湯の最後の一つ「へびん湯」に行ってきました。

へびん湯は、明礬(みょうばん)温泉の温泉街からエントリーします。九州横断道路で別府の市街地の方から来ると温泉街の入口付近に、山に分け入る分岐があります。目印は、えびす屋という旅館の道を挟んだ反対側です。

車一台分の幅しかない細い道を進むと、舗装された道が終わりダートコースになりますが、これがかなり荒れていて道幅が狭く曲がりくねっているので、大きなセダンや車高の低い車はゴリッといってしまう可能性があります。バイクはオフロードじゃないとちょっと怖いかも?レーサーレプリカは来たことを後悔するかもしれません。
へびん湯への道は激しいダート
しばらく進むと視界が開けて、前方に芝で覆われた丘陵地が現れます。途中で道はふた手に別れますが、へびん湯に行くのは下っていく方の道。ちなみに、もう一方の道は別府三秘湯の一つで現在閉鎖中の「鍋山の湯」に続いています。
前方に見える芝に覆われた丘陵地
眼下には別府の市街地と別府湾、そして向こうには大分市内の町並みが一望。思わず声が漏れるほどの絶景です。
息を呑む美しい別府の町並み
突然舗装路になった道は、どんどん幅が狭まってきて「ほんとにこの道で合ってるのかなぁ…」と不安になったあたりで、登山道のような脇道が現れます。天気のいい日中ならば、他の入浴客の車が停まっていることも多いので、人気のない山中ではけっこうわかりやすいかと思います。
突然舗装路に、しかも道幅が狭い!
脇道を下っていくと10メートル足らずで、さらに川沿いに降る階段が右手に現れます。川へ向かって階段を降りていくと…

小さな掘っ立て小屋と、その周りに岩風呂が!!これがへびん湯です。鶴の湯に比べるとだいぶワイルド。
これがへびん湯だ!
小屋には地元の人がすでに一人着替えて涼んでいました。この方、もとは別府の人ではなく、なんでもへびん湯に惚れ込んで別府に移住してきたんだそうです。お年はたぶん60超えてると思うんですが、驚いたことにここまでほとんど毎日徒歩で通っているんだとか。なるべくへびん湯に近い高台の家を選んだ、とは言ってましたが、それにしても家がありそうな場所からは直線距離でも3キロ以上はありそう。しかもこの荒れた山道を、毎日…
毎日歩いて通っている地元の人
やっぱり毎日温泉通いで鍛えているだけあって、引き締まったいい体つきです。自分のたるんだ体を見て、反省しきり。

そんなことは置いておいて、へびん湯には岩風呂が川沿いに4つあって、それぞれ中でつながっているようです。源泉は山の方からパイプで引いており、一番川上の湯船に源泉を投入すると、徐々にしたの湯船の方までたまっていくという仕組みになっています。そのため、川上の湯船が一番熱く42.5度ぐらい、そして下に行くに従いだんだんぬるくなっていきます。
4つの湯船のうち、川上が一番熱い
ぬるい川下のゆぶね
泉質は詳細不明ですが、おそらくアルカリ性単純泉。
へびん湯は無色透明のアル単
それぞれの湯船は1メートルぐらい深さがあり、この手の野湯にしてはかなり清潔に保たれていますが、湯船の中が苔むしてヌルヌルして足場が悪く、上がるときに大股開きを余儀なくされます。お湯も完全に透明なので、女性は恥ずかしくない方以外は湯浴み着必携でしょう。
へびん湯の湯船は深くてヌルヌルする
女性用の個室の更衣室も準備されています。ただし、中で虫が死んでいたりホコリがたまっていたりと、決して誰にでもおすすめできる衛生状態ではないので、平気な人だけ入って下さいとしか言えません。
女性用更衣室
森に囲まれた川沿いの立地なので、冬場以外はアブ・ブヨが常に発生しています。夏場は柱状になって大群で襲ってきますので、アブブヨ用のエアゾール殺虫剤があると安心。蚊取り線香などは効きません。
夏はホタルが見れるらしい
初夏から夏にかけて、夜は湯船のわきを流れる清流でホタルが鑑賞できるそうです。しかし、この一帯は2010年に旅行者が殺害される事件が起こった場所です。女性は特に一人での訪問はさけ、日中以外は絶対に近づかないようにして下さい。

温暖な別府ですが、標高の高い明礬温泉の周辺は冬場、何度か積雪する日があるそうで、そんな時はへびん湯でも雪見風呂が楽しめるんだとか。

そんなに長湯したわけでもないのに、家に帰るとフラフラになってしまいました。自宅にも温泉はあるし、近所の共同浴場にもしょっちゅう行っているんですが、鶴の湯もへびん湯も成分が何か違うのか、入った後は体が浮腫んだりダルくなったりと、何かしら体に変調がでます。たぶん好転反応なんだと思うんですが、皆様もあまり無理せぬよう、体とよく相談してご入浴下さい。

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