新ブログ「べっぷ移住物語」

九州 熊本県

地獄温泉と垂玉温泉

2015/09/05

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阿蘇中岳の火口見学を終え、次の目的地は今のところ全く決まっていませんが、途中日帰り温泉でもあれば入ってから、昼食を食べつつ今後の予定を立てようということになりました。

阿蘇中岳下山

中岳の山頂と麓を結ぶ登山道を阿蘇パノラマラインと呼びますが、麓に向かう途中パノラマライン沿いに「地獄温泉こっち→」と書かれた小さな看板が立っている脇道があったのですが、ツレはそれをスルーしてガンガン麓に向かって降りて行きます。

看板が見えてなかったのかと思い「さっき地獄温泉って看板立ってたよ?」と後ろから声をかけたのですが、ツレは私の声が聞こえているのかいないのか、立ち止まることもなくとうとう中岳の麓まで降りてきてしまったのでした…えーん、地獄温泉、ちょっと行ってみたかったんだけどなぁ。

田園地帯が底に広がる阿蘇のカルデラ

昨日の夕方に阿蘇へ来た時は、土砂降りで霞んでほとんど見えなかった阿蘇盆地が、今日ははっきりと見えます。

中岳から見下ろした阿蘇のカルデラ

中岳から見下ろす阿蘇カルデラに広がる農地は広大で、会津磐梯山から見下ろした福島盆地を思い出しました。

阿蘇山麓の日帰り温泉施設『阿蘇白水温泉 瑠璃』

麓に到着。パノラマラインと国道325号線の交差点近くには、よくある感じの日帰り温泉白水温泉「瑠璃」がありました。

瑠璃 外観

新しい建物で、お風呂も広くて綺麗です。地元に根付いた施設らしく、館内は完全にバリアフリー化されており、お年寄りにも安心な設計となっています。あんまり風情とかはないですけど、地元の人にとってはこういう方がしょっちゅう通うにはいいんでしょうね。この日は平日の昼間だったので空いてましたが、土日や夕方以降はかなり混むかも知れません。

九州の温泉旅行には必携『小銭入れ』

脱衣所にはコインロッカーが完備されていますが、返金式ではないので要注意。

そういえば九州に来てからずっと納得できなかったのが、私が立ち寄った日帰り温泉のほとんどが、コインロッカーが返金式ではないタイプだったということ。通ってる地元の人も大変ですよねぇ。ロッカー代だけで10日で1,000円ですから馬鹿になりません。今時は車上狙いも多いと聞くので、車に置いとくのも心配です。

他所の地域なら、入浴料払ってるのに何でロッカーのお金まで別に取られなならんねん!と速攻苦情になりそうですが、九州はどこもかしこもそうなので、誰もそのことを疑問に思わないのかも知れません。

という訳で、ここではないですが熊本県内の別の場所にあった土産物屋で、くまモンの小銭入れを購入。日帰り温泉でジュースを買ったりするのに、1000円ぐらい入れて持ち歩く用に小銭入れはあるとかなり便利です。九州旅行の際には必携の品であるといえるでしょう。


風呂上がり、ちょうどお昼時だったので二階にある食堂にて昼食を食べながら作戦会議。

この後、雲仙に行くか天草の方に行くか、それとも内陸を通って霧島の方に行くかと色々案は出ましたが、ふと先程通過した地獄温泉の看板のことを思い出して「地獄温泉、ちょっと行きたかったなぁ…」と私が言うと、「何!だったらその時言ったらいいだろ!」とツレ。

ツレ的には、私の「地獄温泉って看板があるよ」は、ただ看板が立ってるその状況を述べただけだとしか思わなかったらしい。ワカンネー、何でだよ!直前に「温泉があったら立ち寄ろう」って話したんじゃねーか。

麓には平和な感じの農村が広がる地獄温泉とは?

地獄温泉の看板が立っていたのは中岳のかなり上の方だったので、今から引き返すのは時間的に勿体無い気がして、最初は寄らなくていいと辞退したのですが、地図上で見ると地獄温泉は麓からもそんなに遠くないみたいなので、先に地獄温泉に立ち寄ってから雲仙の方に向かおうという話になりました。

地獄温泉は麓の国道からでも行ける

国道325号線を西に20分ほど走ると、ありました!地獄温泉の案内。つーか、メインのアクセスはむしろこっちの方だったみたい。

案内に従って国道を脇道に逸れると、辺りは原田泰治の描く里山のような長閑な農村風景が広がっていて、地獄温泉とは違う名前の温泉の看板も立っています。後から調べてみたら、たぶん蘇峰温泉かな?

地獄温泉はすぐそばに垂玉温泉という別の温泉地もあるらしく、複数の小さな温泉が密集している様子は温泉郷と言ってもいいかもしれません。

でも、地獄にしちゃ何か随分平和なとこにあんのね。

と思ったのも束の間、道は里山の中を突っ切って木立の生い茂る山中へと続いています。

地獄温泉はやっぱり里山じゃなかった。再び山の中へ・・・

地獄温泉のすぐお隣、垂玉温泉『山口旅館』

薄暗い林道を走ること10分かそこらで視界が突然開けて、そこには麓の里山と別世界が広がっていました。

前方に滝が見えて来た

フォォ!何だあの滝は?しかも、滝壺周辺には目隠しのような囲いが設けられていて、あそこが滝見の露天風呂になっているであろうことは一目瞭然です。

滝壺は露天風呂になっているっぽい

この温泉は先にも少し書いた垂玉温泉。山口旅館という宿が一軒あるだけの温泉地です。宿の建物は、この滝見の露天風呂の、通りを挟んだ反対側にあります。レトロ調の建物外観。そしてかなり大きい・・・

垂玉温泉 山口旅館

しかし露天風呂の入り口に近寄ってみると、扉は厳重に鍵が掛けられていて、その前にはここのお風呂が垂玉温泉の宿泊者専用である旨が書いて貼られていました。

滝の入り口は厳重に鍵がかかっていた
ここの露天風呂は日帰りでは入れないらしい

ちょっとひとっ風呂浴びて海沿いに移動する予定が、一瞬にして垂玉温泉の滝見の露天風呂に一目惚れしてしまった私たち。ですが、とりあえず垂玉温泉は一旦通過し、もう一つの地獄温泉もどんなところか見てみることにしました。

地獄温泉 清風荘

垂玉温泉の前の道は再び林の中に入って行きます。

地獄温泉は垂玉温泉から再び山の中へ

しかし、いくらも走らないうちに再び視界は開けて、乗用車数十台と大型バスが収容できるかなり大きな駐車場と、その奥に『地獄温泉 野鳥の里』と書かれた看板が立っていました。

看板の脇のスロープを登って行くと、道の脇には小さな沼地が広がり、池のほとりには年季の入った建物が建っていました。軒先に吊るされた洗濯物が、いかにもひなびた湯治宿といった風情を醸し出しています。地獄温泉も垂玉温泉同様、清風荘という名前の宿が一軒あるだけの温泉地ですが、垂玉温泉とはまた違う趣きがありますねぇ。

地獄温泉の宿の建物へのスロープ

うーん、どっちがいいか迷うなぁ・・・双方甲乙付けがたいですが、協議の末やはりここは滝の見える露天風呂の垂玉温泉がいいだろう、という事に。

やや高級志向な垂玉温泉、地獄温泉はお部屋と料理のグレードの組み合わせが豊富

しかし、携帯で宿情報を見てみると、垂玉温泉は二食付きだと平日でも一万円以上する結構高級志向な宿。あ〜、無理無理。

地獄温泉の方は、六千円台〜一万円台前半の宿泊料金に三千円〜一万円台のお食事コースを組み合わせられるという、お手頃かつバリエーション豊富な料金設定なので、今夜の宿は地獄温泉に決定!って、空室があればの話だけど。

早速、地獄温泉清風荘に空室を確認しに行きます。

地獄温泉の玄関

ランチタイムでてんてこ舞いしている地獄温泉のフロントで、本日の宿の空き状況を尋ねてみると・・・

地獄温泉清風荘のフロント

何と!一番安い部屋に本日は空きがあるとのこと。夕食も今からなら間に合うそうで、一も二もなくその部屋に即決。

しかも、蓋を開けてみれば、実は予算オーバーで諦めた垂玉温泉の露天風呂は、お隣のよしみで地獄温泉の宿泊客も無料で入ることが出来るという事実をここに来て初めて聞かされたのでした。

やったー、無理して高い方にしなくて良かったー!


お部屋はコタツが一個あるだけの、畳敷きの六畳間。そして、ここも昨日宿泊した阿蘇内牧温泉の五岳ホテルに引き続き、部屋に冷蔵庫が無いという・・・

地獄温泉の一番安い部屋

一昨日宿で飲むようにと買った缶ビールが何本か残っていたので、早く飲み切って荷物を軽くしたかったのですが、何でこうも行くとこ行くとこ冷蔵庫が無いのよ?しかしこの建物、造りからして元は自炊部だったような感じなので、通路にいた仲居さんに共用の冷蔵庫が無いか尋ねてみると、そういうのも全く無いそうで。

うおー!ここもか!

しかし、持ち込みのビールなどはフロントで頼めば冷やしておいてくれるそうなので、とりあえず一安心。

浴衣に着替えて、館内にあった自販機で今すぐ飲むビールを購入。しかしツイてないことは続くのか、このビールがあんまり冷えてないんだわ…この時午後3時前、チェックインにはまだ早い時間だったので、午後5時ぐらいに良い感じになるよう計算して補充されてたのかもね。くっそ〜!冷たいビール〜!

地獄温泉の五種類のお風呂

館内をウロウロしてみましたが、ビールの自販機は一台しか見当たらなかったので、諦めてぬるいビールを飲み干しお風呂に行くことにしました。

地獄温泉には、5種類ものお風呂があり、源泉は三つ。

まずは、宿のメインエントランスのすぐそばにある、すずめの湯。生垣で囲まれた露天風呂の入り口には監視小屋があり、一人で番をしているじーさんにフロントで貰った通行証を見せて中へ入ります。

地獄温泉は日中は日帰り客でたいへん混雑するので、以下のお風呂の写真は、一部翌朝撮影したものです。

すずめの湯入り口
階段を下って行くとお風呂がある

木で出来た屋根のある露天風呂は混浴で、お湯は薄いグレーのにごり湯です。

混浴露天風呂『すずめの湯』

露天風呂は湯船が二つあり、手前がぬる湯で奥があつ湯ですが、あつ湯の方は50度近い激熱のため足先を少し入れただけで入れず。

すずめの湯には、あつ湯とぬる湯二種類の浴槽がある

源泉は足下湧出で、泉質は硫黄泉です。ぷくぷくと泡がひっきりなしにあちこちから湧いて来ます。足下湧出の温泉は、源泉からパイプで引いて来たものよりお湯の鮮度がいいので、温泉好きからは特に珍重されます。

足下からぶくぶくと泡が湧いて来るすずめの湯

露天風呂の脇にある農家の納屋のような建物は、脱衣所を兼ねた男女別の内湯です。

すずめの湯のかたわらにある納屋のような建物は、脱衣所を兼ねた内湯
内湯の中

内湯は、大人が4〜5人入れるぐらいの小さな湯船が男女各一つあるだけです。建物が古く趣がありますが、混浴露天に入れない人は日帰りだとちょっと入浴料金勿体ないかな?って気もします。

湯船の底に泥の溜まっているすずめの湯

露天風呂の屋根を支える柱や梁には、あちこちに白い手型が押してあります。泥の付いた手で触れるとあんなきれいに跡がつくのかな?

手形が押された柱や梁

中には足の裏の跡までありますが、さすがにあれは違う方法で付けた装飾のような感じがしますね。どうだろ?

足の裏はさすがになんか違う気が・・・

湯船は1.5メートル四方ぐらいの間隔で格子状に仕切られていて、手型がたくさん押された屋根やこの湯船の仕切りが地獄温泉の象徴ともなっているのですが、しかしこの湯船の仕切り、実は下はつながっています。この上なく移動し辛いだけなんだけど、一体何の為にあるのやら。

湯船の仕切りは下は繋がっている

脱衣所から一番近い湯船の格子の中にそそくさと入ると、底を手でさらってみました。しかし底には一面砂利が堆積しているだけで、泥で手型が取れるような感じではありません。えー?泥はどこに行ってしまったのでしょう?

すると、常連さんらしい男性が「泥はこの辺りに溜まってますよ」と、少し離れた格子の中を指さしました。何でも、客が持っていってしまうのか、年々泥が少なくなって、今はその一画にしか溜まっていないんだとか。

泥のある一画は、やはりそれを知ってか男性客が集中していて、女の私は何となくそっちの方には行きづらく、少し離れた場所で顔に泥を塗りたくるツレを眺めておりました・・・

泥が溜まっている一画
泥パック完了

みんな、泥は湯船の外に持ち出さないでね!減っちゃうからね。

ちなみに、すずめの湯は午後8時30分~午後9時30分までの間は女性専用となります。

地獄温泉の他の温泉は、広大な敷地内のあちこちに点在しています。

元湯

まずは、建物の中にある内湯だけの『元湯』。男女別です。五種類ある地獄温泉のお風呂の中で、唯一シャワー設備を有します。

シャワー設備のある内湯『元湯』

家族風呂

迂闊なことに今回家族風呂は入ってくるのをすっかり忘れてしまいました。確か、下の写真の他にもう一つ家族風呂があったような?記憶は定かではありません。

家族風呂

地獄温泉は、深夜は建物の外には出られなくなるので、必然的にお風呂もこの家族風呂と元湯にしか入れなくなります。その代わり、内湯は一晩中好きな時に入れます。

仇討ちの湯

女性用の露天が高台にあって、下にある男性用露天を見下ろせるという物。

仇討ちの湯

ただし、実際は女性用の方の露天風呂には厳重に竹塀が立てられていて、お風呂から男湯を見下ろすことは出来ません。

仇討ちの湯とはいっても、女湯から男湯は見えない

唯一、男湯が見下ろせるのは脱衣所の通路の小窓からのみ。

女湯の通路にある小窓から微妙に男湯が見下ろせる

私たちが伺ったゴールデンウィーク中は、男湯の方が藤の花が咲き誇っていていい雰囲気でした。女性用の方は、紅葉の木がたくさん植わっていておそらく秋口の方が景観が良いのではなかろうかと思います。

仇討ちの湯・男湯
ゴールデンウィーク中は男湯の方が藤棚が見事

新湯

敷地の外れにある新湯

そして、敷地の最も端にあるのが、この新湯。メインエントランスからは宿の建物を挟んだ反対側の出入口近くにあり、歩くと10分ぐらいはかかりそうな距離です。

新湯というからには新しく湧出した源泉らしいですが、建物はそれでもかなり古そう。清風荘のホームページによると渇水期には温泉が枯れてしまうとか書かれてますね。(リンク先に飛ぶと、音が流れるので注意!)

地獄温泉 新湯

こんな奥にある小さいお風呂までわざわざ来る人なんてそんなにいないだろうと思ったら、新湯近くの出入り口を出たすぐの場所には、キャンプ場があって、このお風呂はキャンプ場のお客さんが主に使用するのでしょうか。

新湯近くの出入り口付近にはキャンプ場がある

キャンプ場の隣には、何とトレーラーハウスを改造したバンガロー村もあります。ここのキャンプ場とバンガロー村は、地獄温泉の物なのかな?調べていないので不明ですが、キャンプ場からすぐ近くに温泉があるなんていいですねぇ〜。

地獄温泉裏のバンガロー村

5月1日は水俣病犠牲者慰霊式典が行われる熊本県

部屋に戻りテレビを点けると、地元ローカルのニュース番組で水俣病犠牲者慰霊式典の様子が長い時間を割いて放送されていました。

水俣病犠牲者慰霊式典の様子を報道する地元ローカルニュース

今から57年前の1956年、水俣病が国によって公式確認された日がこの5月1日ということで、人生初めての来熊がこのようなタイミングであったことに、運命を感じずにはおれません。・・・って、ゴールデンウィークなんだし別にそんな特別な出来事でもないな。

そういや、水俣って熊本県なんですよね。しかし九州以外の地域でこれほど水俣病について大々的に取り上げられることは、最近はあんまり無いような印象があります。

私が子供の頃は、今と違って工場は排水や排ガスを殆ど浄化せずにそのまま周囲に垂れ流すのが普通のことでしたが、さすがに最近は法律が厳しくなり、国全体の環境に対する意識も以前とは比較にならないほど高まっているので、昭和時代の公害病の話題はもう今は環境問題の議論の趣旨に合わなくなってしまったのかも知れません。

その辺の事情は分かりませんが、水俣病について地元から広く報道できるタイミングとしては、観光客が多く訪れるゴールデンウィークは最良の時期だと思いました。って、別にそれを狙って式典を今日にした訳ではないんですが、東京ではこの式典について、どれくらいの時間報道されたんでしょう。

まるで居酒屋?清風荘の食堂

テレビを見ながらしばらくウトウトしていると、気がつけばもう夕食の時間です。増改築を繰り返し迷路のような地獄温泉の建物内をまずは二階に上がって、こう行って、ああ行ってすると、今夜の夕食の食堂に到着。どういう造りになってんの?この建物?

宿の客室から来ると食堂と宿の建物は繋がっていて、食堂の外観は見えませんが、内装はまるで和風の居酒屋のようです。

ちなみに、外観はこんな感じ。

食堂の建物は、この為に古民家のパーツなどをあちこちから買い集めて一から作ったんだそうな。凄い手間とお金がかかってますが、こんな山の中にあってしかも旅館の敷地内にあるのに、外からお客さん来るのかな?そういや、敷地を出たところはキャンプ場になっていたんだっけ。そっちの方のお客さんも利用できるんでしょうか?何か、宿の客だけの利用だと勿体無い感じしますねぇ。

席には一つずつテーブルに囲炉裏が備え付けられていて、ザルに串に刺さった食材が山積みにされていました。食事も一番安いプランにしたのですが、思ったより豪華。

夕飯は野菜の田楽

基本、ほとんどが野菜の田楽なんですが、野菜の他に、アユのような川魚が生きたまま串刺しになって出てきました。

生きた鮎を焼いて食べるとか、ちょっとエグいね

それを目の前で焼いて食べるのですが、動物の死ぬ場面に直面したことない現代人なので、「新鮮で美味しそう」とかそういう感情か持てず、魚が完全に動かなくなるまでああーーっ!って感じで悶絶。せめてもの供養は、美味しく頂く事だけです。

鮎うめぇ・・・

ハフハフ・・・

むかごの炊き込みご飯。むかごは山芋の実だそうな。確かに山芋らしく微妙に粘りがありますが、風味はグリンピースごはんみたいな感じでした。

でも、野菜ばっかでもっと物足りない感じするかと思ったけど、味噌の味が濃いので酒がかなり進みました。給仕係の人達は、気さくでテキパキとした、地元の農家のお母さんといった感じの気持ちのよい方々ばかりでした。

田楽は味噌を塗って焼いて食べる

デザートでアイスクリームまでついてきます。

デザートのアイスクリーム

コーヒーなどのソフトドリンクは、セルフサービスでおかわり自由でした。

ソフトドリンクはおかわり自由

それにしてもいい宿見つけちゃったなぁ~。私があの時、地獄温泉行きたいって言わなきゃ、この夕食も食べられなかったかと思うと、我ながら私グッジョブ!って感じ。

最近の子供は平日でも休んで旅行とか行くのね・・・

そういえば、隣の席の幼稚園~小学校低学年ぐらいの男の子三人連れの家族は、おそらく私の泊まっている部屋の隣の人達だと思われるのですが、子供たち三人とも生きた魚を目の前で焼いて食べるのにそれほど抵抗ないみたいで、そういうとこはやっぱ男の子だなー、と思いました。

ただ、部屋にいる時は絶叫に似たどんちゃん騒ぎだったのが、食事の席では割りとおとなしく座って食べてたので、多少ショックはあったのかな?単純にお父さんがちょっと怖そうな人だったので、食事だけはは静かに食べないと怒られるとかそういう事情だったのかもしれませんが。

それにしても、この日は平日だったんですが、最近は家族旅行やレジャーで学校休ませるのは普通って聞きますが、この家族以外にも子供連れの客はあちこちで見かけますね。まぁ、どうせ勉強は塾でずっと先まで予習済みだろうから、二、三日学校休んだところで影響は特にないんでしょうが、私らが子供の頃からしたら考えられないですね。

食事時間を狙え!垂玉温泉の露天風呂

部屋に戻ってしばらくゴロゴロしてお腹がこなれたところで、垂玉温泉の露天風呂に行ってみることにしました。

バイクではすぐだと思った道のりも、日が暮れた中徒歩での移動だと、実際よりかなり遠く感じました。特に、地獄温泉と垂玉温泉の間の道には数十メートルだけうっそうと木が生い茂っている箇所かあって、互いに200メートルぐらいしか離れていないにも関わらず、ゴール地点を示す建物の灯りが何も見えないのも、不安を増幅させる要因の一つだったように思います。

日が暮れてから垂玉温泉へ

頭上を覆う木立を抜けると、右手の山肌に垂玉温泉の露天風呂の滝が現れました!夜はライトアップされて、日中と趣の異なる幻想的な光景です。画像かなり悪いけど。

ライトアップされた滝

露天風呂は入り口に鍵がかかっていて、部外者が勝手に入れないようになっています。まずは反対側にある旅館のフロントへ。

着ている浴衣で地獄温泉の客であることは一目瞭然なので、特に煩雑な手続きも無く露天風呂入口の鍵を渡されました。そして何と嬉しいことに、「今は丁度食事の時間なので、誰も入っていませんよ」とのこと。

露天風呂の入り口の鍵は宿のフロントで貰える

地獄温泉の夕食がああいう感じの居酒屋みたいなシステムなので、夕飯の時間は早目の方が待たずに食事ができる、というか遅い時間だと前の客が捌けないと待たされることもあるそうなので、一番早い時間に夕食を予約していたのがこんな所で功を奏しました。

これが滝の湯だ!

滝の見える露天風呂は入口を入ると男女別の脱衣所があり、その奥に大きな混浴の石風呂が一つあります。両方共新しくて綺麗。

見上げると頭上に滝が

滝と湯船の全てを一枚に収め切れませんでした。おまけに結構ブレてるね。暗いとこで写真撮る技、もっと磨かないとなぁ~

お湯はややぬる目の適温で、泉質はすぐお隣の地獄温泉とは対照的な優しい感触の単純泉。一時間近く入っていましたが、その間ずっと誰も来なかったので、10人ぐらい入れそうな広々とした滝見の露天風呂は実質貸切状態です。

皆様も、垂玉温泉の露天風呂行く時は、食事時狙って行くのがオススメですよ~

安いプランの部屋はめちゃくちゃ壁が薄い!

部屋に戻ると、お隣の子供たちは再び大絶叫の大騒ぎでした。何か金属のような物をガンガン叩きながら高い所から飛び降りたり壁を蹴ったり走り回ったり、うちも姉の子供が男二人で、男兄弟の躾の大変さは目の当たりにしているので、うるさいなとは思いつつ一番安い部屋にしか泊まれない私達が悪いと思ったり。

地獄温泉の安いプランの部屋は、狭いのと部屋の設備が必要最低限しかないことに加えて、建物の造りも相当安っぽいので、今回のやんちゃ盛りの子供たちほどではなくても、普通の話し声や咳払い程度でも薄い壁越しに聞こえてきそうな感じなので、まぁどこの宿でも言えることですが、確実に満足行くサービスを受けたいのであれば、先立つ物が必要なのは世の常です。

しかし、酔っ払ってたしあちこち行って意外と疲れていた私達は、子供たちの絶叫をよそに余裕で先に眠ってしまいました(笑)

夜中に起きて家族風呂に入りに行くつもりだったのですが、そのまま朝まで完全に寝入ってしまいました。

川上から食材が流れてくる朝食

早寝したので、翌朝は6時前に目覚め朝一番にすずめの湯に入りに行ってから朝食です。朝食も、昨日夕飯を食べた建物で頂きました。

朝食はバイキングです。

朝食バイキング

夕食の時は、広々とした座敷席でしたが、今朝は私の強い要望で敢えてテーブル席にしてもらいました。というのも、夕べから気になっていた食堂の中央にあるコレ!回転寿司みたいにザルに入った納豆やら海苔やらが厨房の方から流れてくるのですが、レーンの下はコンベアの代わりに水が流れています。

テーブル席は食材が流れてくる

川上からご馳走がドンブラコと流れて来るなんて、まるでお伽話の序盤に出てきそうな演出。これがまた、地獄温泉の宿の雰囲気にぴったりの仕掛けで、子供なんか特に大喜びでしょうね。

私も、夕飯の席で「あっちの席が良かったー!」って言いまくってたら、宿の方が気を利かせて席を変えて下さって、わーいヤッター♪って、三十代半ばにもなってスイマセン・・・

夕べ田楽を焼いた囲炉裏の上に焼網が敷かれ、この上で取ってきたソーセージやハムや卵などを焼いて食べます。

食材はテーブルで自ら焼いて食べる

まーほんとに、肉も魚も野菜も、何もかも全てが大変に美味しい宿でした。実際素材の良さもあるだろうし、提供する際の様々な演出も味の感じ方に大きくプラスになっていたと思います。

チェックアウトギリギリまで、時間を惜しんでお風呂に入りまくりました。温泉も宿もめちゃくちゃ良すぎて立ち去り難いですが、そろそろ次に進まなければ。

地獄温泉で寄り道したので、今回は島原方面には寄らず人吉温泉に向かうことにしました。

またいつか、地獄温泉には訪れてみたいですね。今度は連泊でもいいなぁ。熊本遠いし、来れる機会あるかな・・・

地獄温泉 清風荘へのアクセス

住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327

Tel:0967-67-0005

URL:http://jigoku-onsen.co.jp/

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